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No.23

横レスすみません 投稿者: maoon 2005/09/11 18:41:52はじめまして。いつもこちらで勉強させていただいております患者本人です。ゆきえさんへの先生の回答を拝見して、ふと疑問に思った事が有るのですが、教えていただけますか?たとえば50歳から69歳までのリンパ節転移が陰性の場合、化学療法で得られる術後10年後の再発率と死亡率の絶対的改善度の差はせいぜい5から6%程度だということです。↑この場合はCMFの事を言っているのでしょうか?AC+TやCEFやCAFはたしか十年たっていない様に思うのですが、そしてこれらはより強力だと聞いているの・u桙ナすが、・・・やはり5〜6%でしょうか? 投稿者: 二瓶です。 2005/09/14 20:34:31はじめまして maoonさんこの質問箱が多くの方の目に留まり少しでもお役に立てれば幸いです。多くの皆さんの心配や不安は正しい情報の不足に起因するように思います。乳癌の患者さんは乳癌の治療で実績のある評価の高い病院に集中する傾向があります。当然そうした病院には優秀な乳腺専門医がいて、間違いのない治療を受けることができます。如何せんそうした先生の外来は混雑を極め、患者さんに十分な説明をする時間的な余裕がないことが日常茶飯事になっています。遠慮がちな患者さんは悩みながらも医者の多忙をおもんばかって質問することを諦め、悩みを持ち続け不安な日々を送ることを余儀なくされます。それでもインターネットなどを駆使して正しい情報にたどり着き、情報を正しく理解し悩みを解消できれば良いと思いますが、中には情報にたどり着いても専門的なことを十分に消化しきれず不安の解消に頓挫される方がいると思います。そうした方々に正しい情報を分かりやすくお伝えし、少しでも誤解に基づく不安を解消することがこの質問箱の目・u梹wすところです。その目的に沿ってできるだけ正しい情報をお伝えしようと努w)力をしていますが、全ての情報を網羅した細かい数値までは物理的に難しい場合が多々あることをご理解ください。特に治療の結果などについては私独自のデータが少ないので、どうしても世界的に認知されている臨床試験の結果を参考に返事を書くことになります。同じ薬剤を使い同じような臨床試験が行われても、臨書試験ごとに結果に差が見られることは普通です。また、欧米での臨床試験の結果がそのまま日本人に当てはまるかも疑問です。そうだとしても信頼性の高い臨床試験で得られた結果は大きくはずれることなく概ね正しいと思って良いと思います。治療には確固たるたった一つの真実は存在しえず、したがって数値には多少のばらつきが存在することは当たり前のことと受け入れることが大切なのではないでしょうか。数値はあくまでも統計的な結果で、個人にはそれぞれ個人に特有の結果が存在するはずです。個人の治療経過を統計的に推測できるとしても実際にどのような結果に至るのかは誰にも分からず、時間が経過し振り返って見て初めて結果が確定できるというものです。大切なことはその時点で最もエビデンスのある治療を正しく受けるということだと思います。さぁw)ト50歳から69歳までのリンパ節転移がない場合の10年後の生存率や死亡率の改善度は5〜6%というのは、参考までに大まかな数値を示したに過ぎません。最も大規模で信頼性の高いEBCTCG(Early Breast Cancer Trialists'Collaborative Group)のメタアナリシスによれば、上記の条件の患者群で化学療法をした場合としない場合の再発率と死亡率の絶対的差は術後10年目でそれぞれ5.7%と6.4%です。化学療法をしたしないで分けているのでその中にはCMFもCEFもその他いろいろなレジメンの化学療法が含まれているし、内分泌療法を併用しているいる方もいない方も含まれています。そういうことからしても数値はあくまでも参考であって、個々人にぴったり当てはまるのではないことを理解していただけると思います。化学療法の効果を数値で表す時に、毎年の再発軽減率(Annual odds reduction)という数値があります。たとえばこの数値が30%というのは、一年間に化学療法をしない場合に100人が再発するとすると化学療法をすることで30人が再発しないで済むということです。ミラノ・トライアル・u桙ニいうCMFの効果に関する臨床試験では、CMFによる毎年の再発軽w)減率は24%とされています。つまりCMFをすることで再発する100人中24人の再 発を防ぐことができるということです。これに対してアンスラサイクリン系の抗癌剤を含む化学療法ではCMFよりもさらに12%再発を軽減するとされているので、CMFで再発を防げなかった100人中の76人の12%つまりさらに9人ほど再発せずに済むという計算になります。アンスラサイクリン系にタキサン系を加えるとさらに17%再発を軽減するとされています。調べればいくらでも細かい数値は出せますが、私は自分の経験に裏打ちされた独自の数値を持ち合わせていないので、そうしたことは権威ある先生にお任せしたいと思います。臨床試験の結果から新しいエビデンスが出てきます。そのエビデンスに基づいて治療法はより効果的な方法に取って代わられます。治療は日進月歩でその時点で最も効果的な治療を受けるべきだと思います。CMFよりはアンスラサイクリン系を含む方がより良いであろうし、タキサン系を加えればさらに良いと思われます。それには生存率や再発率といった統計的な数値での裏付けがあります。しか・u桙オ、実際の臨床の場面では杓子定規に治療を進めることが必ずしも適切とは言えない場合が存在します。いろいろな条件と状況を勘案し数値的には不利なCMFが選択される場合もあるということです。これからもできるだけ客観的な事実に基づいてお答えしたいと思っていますが、時間の制約から全てを網羅することが難しい場合もあることをご承知おきください。その上で今後もこの質問箱が少しでも多くの方の悩み解消につながることを願っています。 投稿者: maoon 2005/09/14 23:02:20ご丁寧な回答有り難う御座います。以前から術後補助療法の効果が気になっていたのですが、文献が捜せませんでした。十分納得のいく回答でした。絶対的改善度の差6%再発軽減率33%↑同じトライアルに基づく結果にしても、響きがずいぶん違うものですね。又よろしくお願いします。リスクと補助療法 投稿者: ぐまぐま 2005/09/09 20:50:30二瓶先生、はじめまして。私のリスク分類と補助療法の選択について教えていただきたく、書き込みさせていただきます。私はH15年(37才)、石灰化を伴う乳がんのため、全摘出手術を受けました。鼻w)タ理結果は@t=2.5 Aly(1+)・v(1+) Bn=1/11 C・uテR(2+)・PgR(+−) DHER−2(1+) EGrade1 F組織型(papillotubular)です。術後補助療法として、ゾラ(2年)+タモ(5年)+UFT(2年)を受けています。が、最近になり、ザンクトガレンのリスク分類を見たところ、ly・vの(1+)が「高度なvessel nvasion」に該当する場合、自分は完全なhigh riskなのに、ACなどの抗がん剤を受けていない・・・と言う不安にみまわれました。術後の抗がん剤は6ヶ月以内にはじめるのが望ましいとどこかで聞きかじり、せめてゾラデックスを3年に延長しようと決めました。・私はやはり、high riskでしょうか?・ゾラデックスを3年にするのは良いと二瓶先生は思われますか?以上、教えて頂きたく、よろしくお願いいたします。 投稿者: 二瓶です。 2005/09/11 10:42:06はじめまして ぐまぐまさんぐまぐまさんはリンパ節転移が一個あるので、ザンクトガレンのリスク分類でIntermediate risk以上になります。この状態でHigh riskに分類されるとすれば、HER2が強陽性か強度の脈管浸襲が見られる場合です。ぐまぐまさんは„毆)タ氾匆が(1+)で当てはまらず、またlyとvがともに(1+)どまりなので強度の脈管浸襲とは言えず、Intermediate risk止まりだと思います。ぐまぐまさんのようにホルモン反応性のあるIntermediate riskの治療指針は、内分泌療法単独か化学療法後に内分泌療法です。内分泌療法でも卵巣機能抑制を伴う内分泌療法がより良いと思いますが、ぐまぐまさんはゾラデックスで卵巣機能抑制をした上でタモキシフェンを服用しています。標準治療に準じているので、これで良いと自信をもって治療を継続してください。ゾラデックス3年+タモキシフェン5年がCMF6サイクルより無再発生存率で勝っているという臨床試験の結果があります。ゾラデックス3年は良い考えだと思います。主治医の先生と相談してみてください。疑問があったら、また質問してください。 投稿者: ぐまぐま 2005/09/11 13:37:29お忙しい中、詳しく教えて頂きましてありがとうございました。今の治療に自信を持って精一杯、生きて行こうと思います。これからも沢山の患者を救っていただくために、どうぞ先生もご自愛ください。抗がん剤についぁw)ト 投稿者: ふみ 2005/09/08 13:29:57こんにちは二・uム先生。今日は、抗がん剤についてご相談させてください。私は現在、術前化学治療中です。FEC 4回、タキソール 4回の予定でした。FECが4回終わって、タキソールをしたところ副作用がかなり強くでてしまい、FECを6回に変更しました。FECは最初の1,2回はしこりも小さくなって抗がん剤が効いている感じがしたのですが、3回目くらいからは、さほど変わらず副作用も3,4回目はほとんど吐き気もなくすごしていました。タキソールは1回しかしていませんが、FECで終盤はしこりに変化がみられなかったのですが、タキソールでしこりが少し柔らかく小さくなった気がしました。しかし副作用がかなりきつくでてしまい、関節痛がひどく2,3日歩くことも寝ることもままなりませんでした。そのほかに全身筋肉痛、胸が苦しかったり、トビヒ、口の中は歯茎が浮き、口内炎がいくつかにできました。それで、FEC 6回に変更になったわけですが、先日FEC 5回目をして5日経ちます。ただしこりがタキソール後よりも少し大きくそして固くなっている気がします。せっかく辛い思いをしてタキソールで柔らかくなって小さくなったのにと察w)ツ念です。。あと最後1回のFECが残っていますが、どうしようか迷っています。次回、担当の先生にもしこりの状態をお話する予定ですが、二瓶先生のご意見を伺わさせていただけますか?私は辛くても、少しでもしこりを小さくして、乳房温存手術で変形を少なくしたいです。タキソールをもう一度してみたほうが良いでしょうか?私はお酒が弱く、タキソールを点滴した日もフラフラでその後もきつく副作用がでて、私の体がやられてしまうっと感じてしまいました。やはり副作用がきつくでるということは私にとって、タキソールはかなり危険なのでしょうか?お忙しいところ申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。 投稿者: 二瓶です。 2005/09/11 10:41:45もしFECの効果が期待できず逆に増殖に転じている可能性があるのなら、その状態の時間を長引かせることはけっして良くないと考えます。タキソールの副作用が強く出たようですが、このタキソールは3週毎の投与法でしょうか?タキソールの効果が期待できるのならFECよりタキソールをすべきと思います。筋肉痛などの副作用は低容量の週一投与にすると軽減できる可能性があ・u桙閧ワす。タキソールが効果的であれば、この週一投与法でも効果が出ると考えw)られます。FECの効果が期待できないなら術前化学療法を終了して手術にするか、主治医の先生にタキソールの週一投与について意見を聞いてみたら良いと思います。もしタキソールの週一投与でも副作用が強く出るのであれば、もう手術する時期だと思います。疑問があったら、また質問してください。はじめまして。 投稿者: ゆきえ 2005/09/08 22:09:14はじめまして。乳がんについて色々と情報が欲しくて、ネットで調べていたところ、先生のHPに辿りつきました。実母58歳。閉経後。神奈川県在住。1年前より気になっていたしこりがあり、検査をしたところ乳癌と告知され、先月左乳房全摘+リンパ切除の手術を行いました。病理検査の結果リンパへの転移はなし。その他の詳しい結果は、母本人が聞いたものの、本人は知識がない為、ホルモンレセプターやHre−2など、重要な情報がありません。治療はまだ始まっていません。先生のお話では、リンパへの転移はなく、現段階では他への転移の心配はしなくても良い。。○○(←何か覚えていないそうですが、ホルモンレセプターかHer−2のどちから、もしくは両方という事でしょうか・u栫B)がマイナスなので、ホルモン剤の服用も必要なし。今後は1年ぐらい比較的マイルドな経口抗癌剤を服用ししょう。というご判断だったそうです。腫瘍は約3センチぐらいと術前の説明で聞きました。私としては、どうして経口抗癌剤(それも比較的副作用の少ないマイルドなもの)だけで、治療が良いのか理解ができません。ホルモンレセプターがマイナスで、ホルモン療法が有効でないのだとしても、腫瘍の大きさから言っても、きちんとした点滴での抗癌剤をどうして適用しないのか・・・。良い方向に考えれば、病理検査の結果、腫瘍の大きさが3センチだったとしても、それ以外の結果が良好で、点滴で抗癌剤を投与するまでは必要がないのかもしれませんが、何故か心配で仕方がありません。情報量が少なくて申し訳ございませんが、二瓶先生の場合、どういった結果の患者さんに、経口抗癌剤だけの治療を選択されますか?一応主治医の先生は化学療法を専門分野とされている先生なので、先生の判断を信用するべきとは思いますが・・・。外来の際、同席して直接主治医の先生にお話をお伺いできれば良いのですが、残念ながら遠い場所に住んでおりますので、その様な察w)cFできません。母にはいつまでも元気で長生きをしてもらいたいです。お忙kuオいとは思いますが、二瓶先生の経口抗癌剤のみの治療についてのお考えをお聞かせください。よろしくお願い致します。 投稿者: 二瓶です。 2005/09/10 21:44:05はじめまして ゆきえさん。お母さんのそばに居てあげられず、さぞもどかしいことと思います。いろいろあって返事が遅れました。昔は乳癌術後に何のためらいもなく経口抗癌剤を当たり前のように投与していました。今のように多種多様な予後規定因子の結果から治療法を選択するという時代ではなく、癌と言えば経口抗癌剤でした。治療法は研究が進めば変わるもので、当時は当時で最善を尽くしていたので、それはそれで善しとしなければなりません。欧米では30年以上も前から乳癌術後にCMFという化学療法が行われてきました。それに対し経口抗癌剤は日本で開発されたものが多いという日本特有の事情から、日本では乳癌術後に経口抗癌剤がもっぱら用いられてきました。近年のエビデンスのある治療を実践する、つまり臨床試験で有効性の証明された治療法を選択するという世界的な流れの中で、日本でも欧米の治療指針に準じた治療法が積極的に取り入れられた結果、最近は注射・u檮ワの代わりとして経口抗癌剤が術後に用いられることは少なくなりました。歴史ある経口抗癌剤の効果をけっして否定するのではありません。現に日本で過去に大規模な経口抗癌剤による乳癌術後治療の臨床試験が行われ、経口抗癌剤の服用が決して無駄ではないことが証明されています。しかし、世界的に見ると経口抗癌剤を用いた臨床試験は少なく、残念ながら日本で多用された経口抗癌剤が欧米で認知されるまでには至りませんでした。しかし、新しいゼローダという経口抗癌剤は日本で開発され初めにアメリカで認可されるなど、これからの経口抗癌剤には期待できるものがあります。臨床試験の結果では将来経口抗癌剤が乳癌術後の標準治療に組み込まれる可能性が高いと思います。日本では臨床試験が計画通り進みにくいという事情から、日本人に合った独自の治療指針を決めることが難しい状況にあります。そのためどうしても欧米での臨床試験の結果に基づいた治療法を実践することとなり、近年は日本でも欧米に倣って術後の化学療法は注射剤で行われることが普通になりました。日本では基本的にザンクトガレンの治療指針にしたがって治療を行う施設が多いと思います。治療・u梠I択の基になるザンクトガレンのリスク分類に当てはめると、おそらくお母さw)んはIntermediate risk(中間リスク)になります。HER2や核異型度などの情報はないのですが、ERとPgRつまりエストロゲン受容体とプロゲステロン受容体の両方が 陰性でホルモン反応性がない場合、しこりの大きさが厳密に言うと病理学的腫瘍径が2cmを超えるとIntermediate riskになってしまいます。この場合の治療指針は注射剤による化学療法です。アメリカのNCCNの乳癌治療ガイドラインでは、リンパ節転移が陰性でも腫瘍径が1cm以上の場合は化学療法を行うよう推奨されています。こうした世界標準治療指針に準じるのであれば、お母さんは注射剤による化学療法を受けるべきということになります。ただし化学療法について正しい理解が必要です。化学療法のもたらす効果についてです。術後の治療の目的は微少転移を完全にたたいて治癒を得ることですが、どんなに強力な化学療法をしても統計的に100%の治癒は得られないという事実です。たとえば50歳から69歳までのリンパ節転移が陰性の場合、化学療法で得られる術後10年後の再発率と死亡率の絶対的改善度の差はせいぜい5から6%程・u椏xだということです。しかもこの値は欧米での数値であって、欧米人に比べ予後が良い日本人にそのまま当てはまるかどうかは分かりません。しかし、程度はどうあれ間違いなく改善が得られることは確かであり、数%の改善でも重く受け止めるのであれば、注射剤による化学療法は有意義な治療になります。58歳のお母さんは、年齢的にも標準治療にしたがって治療を受けるべきと言えます。私も以前は経口抗癌剤を多用していましたが、今は世界標準治療にできるだけ沿った治療を行うようにしています。年齢が70 歳以上であるとか、全身状態から見て注射剤は無理な場合、あ るいは脱毛などの理由で注射剤を拒否または副作用のため注射剤による化学療法の継続が難しい場合に経口抗癌剤を投与します。お母さんに経口抗癌剤が選択された理由は分かりませんが、マイルドな経口抗癌剤の1年間服用はあまり意味をなさない可能性が高いと思います。それ以上のことは何とも言えません。主治医の先生と良く話し合い納得した上で治療法を選択するようおすすめします。疑問があったら、また質問してください。二瓶先生へ、お願い致します。 投稿者: ァw)ヘルカ 2005/09/02 20:28:20お忙しい中すみません。以前、母51歳w)が乳癌検診で、再検査となりマンモで石灰化、エコーには写ってなかって、MRIをとって写ってなかったら良性のカルシウムと言われて、MRIでは写ってなく、11月にもう一度マンモを撮って石灰化が増えてたら細胞検査をする。(その時、医者は「だから、8割大丈夫と言ったでしょ…と言われました)しかし、母は少し不安もあり、本日違う病院(外科)に事情を説明して検査をしました。そしたら、触診で(しこりがありますね)と言われ、エコーでも写ってました。5ミリぐらいだそうです。その医者は、細胞検査をしてハッキリした方がいいと言う事で、母も月曜日に細胞検査をするそうです。市の検診では、カテゴリー3だったのですが、今日の医者は「私は、4かな…と。」母は、それがガンなのかの割合を聞いても「私は、割合は言いません。検査して悪性なら10なのですから…」と当たり前ですね。母が、この大きさはどんなですか?みたいに聞いたら、医者は「ガンでも、この大きさなら手術したら大丈夫です」と。母は、その後掛り付けの病院の先生に、エコーで見て貰ったら「ん〜これを言ってるのかな。こんな小さなものを見つけるなんて…(この先生は w)2ミリ〜5ミリと)ん〜悪性の形ではないように思うけどね〜けどちゃんと細胞を調べて貰った方が、安心するね」と…。母は、悪性を覚悟してるようです。二瓶先生、一ヵ月前は、エコーに写らずMRIにも写らず…一ヵ月後には、触診で分かり、エコーに写ってたと言う事は、最初の医者が小さすぎて見つけられなかったのですかね?一ヵ月で大きくなったとか?5ミリって、もし乳癌だったら、どんな感じですか?乳管?内にあって、乳管が詰まってる…とか。大きさが5ミリぐらいって、転移とかの可能性は、ありますか?分かりにくい文章で申し訳ありません。前回、やっぱり細胞検査をしておくべきでした。 投稿者: 二瓶です。 2005/09/03 22:30:30ハルカさんへ検診マンモグラフィで腫瘤や石灰化などが存在する場合はそれぞれについてカテゴリー分類をしますが、カテゴリー3の意味は「良性しかし悪性を否定できない」ということです。経験的に言ってカテゴリー3のほとんどは良性で、悪性は数%に過ぎません。お母さんは触診でしこりを触れなかったものの、マンモグラフィで石灰化だけがあってカテゴリー3になったのだと思います。乳癌検拭w)ナではカテゴリー3以上が精検の対象になります。その際、超音波検査やCT
、MRIなどの画像診断はあくまでも影を見ているのであって、たとえ癌が強く疑われても確定診断にはなりません。病理組織診断が最終的な確定診断ですが、経験的に細胞診や画像診断だけでも限りなく確定に近い診断はできます。特にしこりが存在する場合は、それらの診断を組み合わせることで乳癌と診断できることがほとんどです。しかし、カテゴリー3の石灰化だけの病変については、MRIなどの画像診断だけで確定診断を得ることは困難です。かりに石灰化病変が乳癌で広範囲に乳管内進展を伴っていればMRIだけで乳癌の可能性を指摘できるかもしれませんが、MRIで所見がないからといって癌を否定することはできません。乳がん検診で石灰化病変が見つかった場合は、一般的に半年ないしは1年ぐらいの間隔をおいて再度マンモグラフィを撮り石灰化の数が増えていたら生検をするか、初めから生検で確定診断をするかのどちらかだと思います。普通MRIで精査することはないと思います。石灰化だけの病変を細胞診で診断するのは困難なので、石灰化を含む組織を採取し病理組織診断を行います。以前は2方向のマンモグラフィで石灰化の存在する亜w)ハ置を推定し局所痲酔下にその部の組織を外科的に生検していましたが、最近はマンモトーム生検が主流です。マンモグラフィ検診が普及し腫瘤を伴わない石灰化病変が多く見つかるようになってきたので、最近はマンモトーム生検のできる施設が増えてきました。マンモトーム生検とは、角度を変えてマンモグラフィ撮影を行いその情報をコンピューターで解析して位置を決め、自動的に太い生検針が石灰化病変部に進み連続的に組織を採ってくる方法です。石灰化病変が確実に採取されれば確実な病理診断がなされます。つまり最終診断が得られます。石灰化病変に対するマンモトーム生検で乳癌と診断される率は施設によって違いますが30%前後だと思います。おそらく石灰化は半年ぐらいの期間では目立って増えないと思います。数えるほどの石灰化でも癌の場合があるし、数え切れないほどの石灰化で癌が強く疑われても癌でない場合があります。境界領域に対する人間の目で見ての診断は極めて不確定的です。肉眼的に見て癌の可能性が低いとしてもそのことが心配の種になっている時は、結果の如何に関わらず心配を払拭するために生検を含め必要な検査は受けるべきかもしれぁw)ワせん。私のこれまでの経験から、こうした病変に対し8割方大丈夫といった・u値的な説明は不適切だと思います。誰が見ても癌としか思われないときはカテゴリー5だし、カテゴリー4は癌が強く疑われる状態ですが確率的にどのくらいの率で癌と言うことはできません。ましてやカテゴリー3は見る人によっては4であったり2であったりし、見る者の読影能力と判断基準の違いが診断に大きく影響する領域です。そこには確率的な数値は存在し得ません。白か黒かどっちかです。5mmぐらいのしこりは触診で見つけるのはたいへん難しい大きさです。現実に存在するしこりを別の者が同じ時期に触診し超音波検査をした時に結果が有り無しに分かれたとすれば、触診ならば個人的な能力の差が関係すると思われるし、超音波ならまず診断装置の性能の差によるし、同じ診断装置を用いているのならやはり検査する者の能力差が関係すると思われます。私の用いている超音波診断装置では2mmのしこりでも十分に見つけることができます。ただし5mm以下の小さいしこりでは良性か悪性かの質的診断は困難なことが多く細胞診などをしなければなりませんが、5mm以下でも超音波下であれば穿刺吸引細胞診が比較的容易に行えます。もし5mm・u桙茶Gえる大きさであれば、超音波だけでほぼ間違いなく乳癌と診断できる頻度が多くなってきます。最初の検診時には石灰化だけであっても、それから半年も過ぎればその部位に数mmのしこりが存在することはあり得ることです。理論的には乳管内に1個の癌細胞ができて分裂し10億個の細胞の塊になって1cmのしこりになるまで10年近くを要しますが、最後の1,2年で臨床的に触れるようになり大きさを急に増します。ですから検診から時間が経過した今回、検診時に何もなかった所に5mmのしこりが触れることは十分あり得ることと考えられます。カテゴリー3の石灰化にしこりを伴えばカテゴリー4でおかしくありません。まだ乳癌と決まったわけではありませんが、どちらにせよお母さんの精神的な安定のために白黒をはっきりさせることは必要なことです。しこりがあるということなので穿刺吸引細胞診かコアニードルバイオプシーで対処できるはずです。かりに乳癌だとしてもこの大きさであれば転移の可能性は極めて少なく手術だけでほぼ治癒が望めるし、しこりの存在する位置にもよりますが手術は乳房温存手術が可能なはずです。検査のために・u桙ィ母さんは少し痛い思いをすると思いますが、勇気づけてあげてください。良w)い結果であることを祈りますが、万が一乳癌ならば悩まず速やかに次の治療に進むことが大切です。疑問があったら、また質問してください。 投稿者: ハルカ 2005/09/04 15:16:24二瓶先生へお返事有難うございます。一ヵ月前の再検診の際、良性ですと言われ、安心していたのに…今回、こんな事になってしまい…とてもショックでした。母は、子宮筋腫で16年ぐらい前に子宮を摘出しています。今回は、何か肩が痛いから…といい不安になり病院に行ったそうです。もしかして、骨転移とか…って不安がってます。今回の医者は、何か中国人だそうで、日本に勉強に来てるとテレビで以前紹介されてたって事でその病院に行ったそうです。乳腺科の医者じゃなく、外科だそうで、私としては、専門の先生にもう一度、検査して貰った方が…と言ってます。細胞検査をして貰ってから、別の病院に行ってもいいでしょうか?どうも中国から勉強に来てる医者…って事でちょっと不安もあります。 投稿者: ハルカ 2005/09/05 13:40:28二瓶先生、こんにちは。本日、母は検査に行ってきました。細胞検査は何か、乳房に麻酔をして、エコーを見なぁw)ェら細い針を刺すものだったのですが、なぜかしこりの中?の石灰化にあたったらしく、針の先が曲がったようで、この病院では、針がないとか言われて、福岡の大きい病院を紹介されました。明日行くそうです。しこりの大きさは、5、5×2、7とありました。乳管じゃなく、乳腺に出来てるそうです。場所は、乳首のちょっと上あたり。癌じゃなく、他の良性の何かだったら…と願うばかりです。 投稿者: 二瓶です。 2005/09/05 21:20:16まだ乳癌と決まったわけではないので、心配し過ぎないようお母さんにお伝えください。日本では乳癌の診断治療を外科医が行ってきたという歴史があります。アメリカでは診断は放射線科医、手術は外科医、術後の治療は腫瘍内科医と、それぞれの専門家が担当する仕組みになっています。日本でも最近は腫瘍内科医の先生が化学療法を行うことも多くなってきました。将来日本もアメリカのようになっていくのかもしれません。日本では病院内に乳腺科あるいは乳腺外来と表示されていても、必ず乳腺専門医がいるわけではありません。乳腺専門医制度がありますが、まだ全ての病院に乳腺専門医がいるほど乳腺専門医の数は・u梠スくありません。私自身はお母さんのマンモグラフィや超音波像を直に見ていw)ないし触診もしていないので、実際のところは分かりません。全く悪性を心配しなくていい所見なのかもしれませんが、前にも書いたようにお母さんの不安解消のため、この際きちんと検査を受けることが最善なのだと思います。中国人の医者でも乳腺疾患のことを良く知っていれば問題はないと思います。どのような経歴でどの程度乳腺疾患についての経験があるのかが重要で、どの国の医者であろうと同じです。私自身のことにも関わるので大きな声では言えないのですが、乳腺の状況に応じてどのような検査法でどのように診察をすすめ、その結果をどのように判断し今後の方針をどのように説明するかにその医者のセンスがよく表れ、その医者が信頼に足るか判断できると思います。自由に医療行為を受けることは患者さんの権利です。遠慮なく医者を選べば良いと思います。検査の結果が出て治療が必要になったときに、別の病院に行くことは何ら問題ありません。もし、ハルカさんのお母さんがそのような状況になったときは、できれば診療情報提供書を書いてもらい、それを持って新しい病院を受診してください。疑問があったら、また質問してください。 投稿者: ハァw)驛J 2005/09/06 12:28:51二瓶先生へまだ検査の結果も出ていないのに、こんなに詳しく親切にお答え頂き感謝の気持ちでいっぱいです。実は、妹が現在子宮頸がんで入院しています。来週ようやく退院予定です。そこで母までもが…となると妹もショックだろうし…とても不安でした。今日、母が福岡の病院に行ってまず、もう一度エコーをとって貰ったそうです。その先生が言うには、エコーで見る限り大丈夫と思いますと。あとは、もしかしたら、石灰化の中に癌細胞があるかも…と言われました。今日、細胞を三回とって貰ったようで、その中に石灰化をとれていたら、明後日、ハッキリするそうです。とれてなかったら、マンモトーム?をしますとの事でした。今は、毎日が不安との闘いです。けど一日も早く、安心したいです。 投稿者: ハルカ 2005/09/08 13:36:56二瓶先生へ母の細胞検査の結果が出たので、報告します。細胞と一緒に石灰化も採れていたようで、その石灰化にも癌の細胞は見当たらないとの事でした。あとは、石灰化があるので、半年毎の検査をした方がいいですねと言われました。ここ数日、不安な日々でしたが、ようやく笑顔ぁw)ェ出ました。二瓶先生、いろいろと説明をして頂き本当に感謝致してます。有搭u・、ございました。これからも、検診を欠かさずやっていきたいと思います。no title 投稿者: こうめ 2005/09/02 18:27:21二瓶先生こんにちは。今日はホルモン治療のお薬について教えてください。明日から4日間旅行に行くのですが、今飲んでいるアリミデックスとナウゼリンを飲むと、吐き気は幾分楽になるのですが、胃の不快感が一日中あり食事が思うように出来なく旅行の間だけ休薬しても予後にあまり影響はないであろうとのことで、最初の3日間はお薬を飲まないことにしましたが、これで良かったのでしょうか?治療も大事ですが心の栄養も大事なので主治医は夏休みだったので代理の先生に相談した結果です。旅行から帰ったらまたアリミデックスを飲むことになるのですがこのままでは、食事が出来ないので1ヶ月3キロのペースで痩せてしまう事がとても気掛かりです。放射線の影響もあるとは思うのですがとても体がだるくベッドに横になる回数が増えています。以前、ホルモン治療のお薬では効果が出ずに卵巣を採ってしまったというのを見た記憶があるのですが・・・何か違う記事の思い込みかもしれないのですが、そういう方法もあるのでし・u桙蛯、か?出来るだけ、しなくて良い手術は望まないのですが、薬を無理に飲んでも食事が出来なく体力がなくなってしまうのも困ります。またホルモンのお薬はまだ種類があるのでしょうか?お忙しいとは思いますが宜しくお願いいたします。季節の変わり目で体調を壊さないようにご自愛ください。 投稿者: 二瓶です。 2005/09/04 20:18:38この返事を書いている日曜日の今頃は北海道におられると思いますが、九州には大型の台風が近づいています。おそらく台風が北海道に影響する前に帰路につかれ、その頃は台風が日本海に抜け九州の天候は回復していると想像されます。服薬中止が効を奏して北海道の味を楽しめましたか?ホルモン療法剤を数日休んでも大きな影響はありません。吐き気の原因に関してですが、前にも書いたように原因はアリミデックスにあるのではなくオピオイド系の鎮痛剤にあると思われます。ナウゼリンとの併用でもかまいませんがノバミンを試されたら良いと思います。あるいは、まだMSコンチンを服用しているのなら、デュロテップなどの貼付剤に変更すると消化器症状が軽減するようにも思います。ホルモン療法の効果はエストァw)・Qンの作用をくい止めることで発揮されます。薬物でホルモン療法の効果が・uフ認できているのならば、体内からエストロゲンの供給源を物理的(手術的)に除去することで、卵巣に関わるホルモン療法剤なしでホルモン療法の効果が期待できます。閉経前であれば卵巣を摘出することでその目的が達せられます。こうめさんの場合はゾラデックスで卵巣機能を抑制しているので、卵巣を摘出すればゾラデックスの投与は必要なくなります。実際にそうするかどうかはいろいろな状況を総合的に判断して決めるべきです。卵巣以外では副腎由来のエストロゲンがあるので、卵巣摘出後あるいは閉経後はアロマシンやアリミデックスといったアロマターゼインヒビター系のホルモン療法剤で副腎由来のエストロゲンが生成されないようにします。ですから大昔行われ今は廃れた副腎摘出術でも行わない限り、閉経前で卵巣を摘出しても全てのホルモン療法剤が必要ないという状態にはなりません。もし今のこうめさんの消化器症状がアリミデックスに由来するのであれば、次のホルモン療法剤はヒスロンHという薬になります。この薬を服用するとほとんどの方で体重が増えます。ヒスロンHは構造上そういう薬理作用を持っているのですが、食欲を増したり骨転移の痛・u桙ン軽減に効果的であったり良い面も多いので、主治医の先生と相談してみてください。台風の影響なく無事に大分に戻られることを祈っています。また、質問してください。 投稿者: こうめ 2005/09/07 17:32:59二瓶先生、今日帰ってきました。本当は昨日帰る予定でしたが、台風で飛行機が飛ばすに東京で一泊することになってしまいました。札幌から寝台特急のカシオペアに乗って上野まで帰りましたが、途中 福島、郡山に停車した時に下車して二瓶先生に会いに行きたくなりました。旅行中は美味しい物を沢山食べたので今日からは真面目にお薬飲んでおります。放射線も後4回で終わり、抗がん剤を始める予定ですので、今後の治療計画を聞くときに今飲んでいるお薬についてもう一度相談してみます。先生に相談するととても気が楽になります。今後とも宜しくお願いいたしますね。no title 投稿者: ニモ 2005/09/02 17:35:04お返事ありがとうございます。内視鏡検査の件、検討します。また、質問の際にはよろしくお願いします。いつもくだらないようなことまで質問してしまい、すいません。検査結果について 投稿者・u桷タ込凾タニモ 2005/08/29 21:49:56先生こんばんは。朝晩だいぶ過kuイしやすくなってきましたね。先日4クール終了後のCTの再検をしました。結果ですが、前回(6月)と比較して、肝内の腫瘤はいずれも縮小傾向。特に肝左葉外側区の最も大きい腫瘤は今回同定出来なくなっているとのことでした。採血はCA15−3が94.8から72.6。NCC−ST−439が11.0から7.9となりました。治療の効果が出ているようで、とてもうれしいです。ただ、気になることがまたでてきました。以前から胃の辺りが張ってげっぷがでていたのですが、ここのところ、少しその感じがひどくなっているように思います。時々一番下(表現が悪くてすいません)の肋骨の辺りのおなかの部分が痛くなることもあります。主治医は一度胃カメラをうけてみたらと言っています。検査してみたほうがいいのでしょうか?正直怖いです。タキソールの副作用にも胃腸障害はあるようなのですが・・・。肝臓の件と何か関係はありますか?ちなみに、GOTは49。GPTは42と少し高めです。また、ご意見をよろしくおねがいします。 投稿者: 二瓶です。 2005/09/01 14:21:51台風が過ぎて南東北の地はめっきり涼しくなりました。隣・u梃ァの栃木も同じような状態でしょうか。今日は朝から風もなく穏やかに晴れていますが、陽の光は夏の輝きを失い遠くで夏を惜しむかのように朝からミンミン蝉が鳴いています。さて、腫瘍マーヵーが下がってきたのでタキソールが効いていると推測されます。それはCTで肝の腫瘤が縮小しているという客観的な事実で裏打ちされます。どんな薬にも副作用はあります。副作用よりも効果の有益性が勝るときに治療は継続されます。タキソールにも当然いろいろな副作用がありますが、週一低用量の場合は消化器系への影響は軽く、頻度的にニモさんの訴えのような症状の出方は少ないと思います。ニモさんの胃の症状はタキソールを開始する前からあったので、主治医の先生の言う通り勇気を出して胃内視鏡検査を受けるべきだと思います。もし肝左葉の腫瘤が影響しての症状だったとしたら、タキソールで腫瘤が小さくなるとともに症状が改善してもいいわけですが、まだ症状が続いているとすれば胃自体に問題がある可能性もあります。慢性胃炎などでもニモさんのような症状が出ることがあります。必要な検査をして一つ一つ問題を解決していくことで必要な治療に専念できると思う・u桙フで、思い切って胃内視鏡検査を受けてみてください。怖い気持は良く分かりw)ます。不安感は何の解決にもつながらないばかりか、逆に状況を悪化させることもあります。勇気を出してください。肝機能に関しては全く問題のない数値です。また、質問してください。恐縮です、再度質問させてください。 投稿者: 8月20日のKK 2005/08/2122:59:06先生、早速のご回答大変ありがとうございます。なんとお礼をいっていいのか、感激です。大変、恐縮なのですが、少し不明な点がありますので、ご質問させてください。HER2が陽性の時は抗エストロゲン剤が効きにくいとのことですが、HER2には、1+から3+まであるようですね。家内の結果は、HER2があったというだけで、いくつか聞いてないのですが、1+、2+、3+のそれぞれの場合で、先生のご提案である、ゾラデックスの併用のおすすめも変わるのでしょうか?また、抗エストロゲン剤の効き目はいかがですか?ザンクトガレンのリスク分類は、1+、2+、3+のどれをさすのですか?たびたびの質問、どうかお許しください。 投稿者: 二瓶です。 2005/08/23 11:01:518月20日のKK !
さんへHER2は癌遺伝子のことです。この遺伝子が増幅している乳癌は予後が悪いことが分かっています。HER2が増幅しているかどうか調べる方法に,遺伝子そのものを調べるFISH法と、遺伝子が作り出したタンパク質の発現を調べる免疫組織化学的な方法があります。免疫組織化学的な方法は通常ハーセプテストと呼ばれていますが、タンパク質を特殊な方法で染色し顕微鏡で見て診断する方法です。ハーセプテストでは10%以上の癌細胞が染色されている場合に、その染色強度に応じて0,1+、2+、3+と判定されます。0と1+は陰性です。2+は軽度から中等度陽性で、3+が強度陽性です。FISH法は直接遺伝子の増幅を調べる方法です。FISH法の詳しい説明は省きますが、ハーセプテストより精度が高い、つまり正しい結果を教えてくれます。FISH法では遺伝子増幅有りが陽性(+)、増幅なしが陰性(−)と判定します。ハーセプチンはハーセプテスト2+以上であれば使えますが、2+の時は原則としてFISH法で確認する必要があるとされています。ハーセプテスト2+で実際にHER2遺伝子の増殖が見られるのは・u・0%程度なので、2+だけでハーセプチンを投与すると効果が期待できw)ない無駄な投与が多くなってしまいます。KKさんのHER2検査がどちらの方法で行われ、ハーセプテストだったら2+か3+か確認されると良いと思います。ザンクトガレンのリスク分類では過剰発現または増幅(+)となっているので、ハーセプテストで3+かFISH法で陽性の場合だと思います。HER2が過剰発現しているとタモキシフェンに抵抗性があるとされていますが、今のところHER2の状態でタモキシフェンの適応を決めるということにはなっていません。KKさんの場合HER2の状態で治療法を変更する必要はないと思います。HER2に関係なくゾラデックスとタスオミンの併用内分泌療法が良いのではないでしょうか。疑問があったら、また質問してください。 投稿者: 8月20日のKK 2005/08/23 21:55:09大変わかりやすいご返答ありがとうございます。早速、考えをまとめ、主治医と相談しています。いつも、親切でわかりやすいお返事に感謝しております。ありがとうございました。乳腺の痛み 投稿者: ゆうゆう 2005/08/21 23:42:52先生こんばんは。前回8月7日に回答を頂いぁw)トいるゆうゆうです。また教えて頂きたいのですが、よろしくお願いいたします。まず始めにお知らせしておきたいのは、・この4週間タキソール・ハーセプチン・アレディアの点滴が、隔週になってしまっています。(用事等のため)・あと、8月11日に点滴した際、少し風邪気味だったのに行って、のどの痛みや鼻水などでいつもより体調が悪かったです。(今もまだのどが痛いです。)・前回に痛みのあった術側腋の下がまた腫れているような感じになっています。・最近の触診で、腋から乳頭にかけての乳腺にしこりのようなものが出現してきたことを確認しました。押すと少し痛みがあります。エコーなどではまだ診ていません。以上のことを踏まえて、質問なんですが、1.主治医は乳腺については変化があるか少し経過をみようと言っていますが、どの位観察して待つものでしょうか。2.再発した時は、腋のリンパのしこりが大きくなってきたことで、外来手術でしこりを取り、がん細胞を確認したのですが、もし、しこりに変化が見られた場合、今回もしこりを取るか、細胞針をするとかで、診断を確定するしかないのでしょうか。3.また起こった腋の下の腫れは、リンパのぁw)、ったいの為でしょうか。風邪の症状とは関係あるものでしょうか。そろそろ・uタキソール以外の薬に替えなければならないのかと不安な毎日です。主人とは「すでに再発はしているのだし、薬の組み合わせもいろいろあるんだから、あせらないでやっていこう。」と話してはいますが、また入院しなくてはならないかもと考えると、家族にまた不便な思いをさせ、迷惑をかけてしまうことがやはり一番辛いです。長くなってしまいました。お忙しいところをまた申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願いいたします。 投稿者: 二瓶です。 2005/08/23 11:01:26治療が隔週になってしまったことは気にしなくて良いと思います。まだのどが痛いようなので、副作用による白血球減少が原因になっていないかどうか十分気をつけてください。印象として状態が少しずつ進行している感じを受けます。効果のある治療もいつかは効果が期待できなくなり変更を余儀なくされます。左腋窩の腫れはいわゆる患側上肢に見られるようなリンパ浮腫ではなく、リンパ節が腫れてきているのではないかと思います。リンパ節が腫れてその周囲が浮腫っぽくなり全体として腫れているのだと思います。腋窩から乳頭にかけてしこりっぽくなっているということは、温臓w)カ乳房にも問題が起こっている可能性が高いと考えます。様子を見る前にまず超音波検査やCTなどので状況を把握すべきです。その検査の結果を踏まえて様子を見れる状態かどうか判断すべきだと思います。手っ取り早くは超音波検査で腋窩や温存乳房の中に起こっている変化を知るあるいは推測することができると考えます。その結果によっては治療法の変更が必要になると思います。実際に診察していないので的がはずれているかもしれませんが、根治性はないにしても温存乳房の切除と腋窩郭清が今後の経過にプラスになることもあります。前にも書いたように局所ばかりでなく肝や肺といった遠隔臓器に問題がないかどうかも含めて総合的に検討した上で治療を進めてもらってください。また質問してください。 投稿者: ゆうゆう 2005/08/23 13:41:47二瓶先生、早速のお返事をありがとうございました。先生のおっしゃるように、状態が進行しているのではと私自身も感じています。1年前の再発の時、私が触った感じとしては「ここに何かある」というのを自覚していたのですが、エコーではそれらしきものが映らないとのことで、様子を見ていた漫w)ciすが、3ヶ月位の間にだんだん大きくなって、その後乳房が硬くなるまでkuフ進行がほんとうにあっという間でした。技師さんが技術不足なのではとも思いましたし、また、主治医の熱意を強く感じられないこともあって今回もまたエコーで見つけてもらえないのでは、また治療が遅れて、手遅れになってしまうのではという不安もあります。いずれにしても、明日主治医の診察の日ですので、エコーやCTなど、全身的な検査をして欲しいとお願いしてみます。結果が出ましたら、またご相談させていただきたいと思っています。先生に私の話を聞いていただけることで本当に心強く感じています。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。補助治療について 投稿者: リカ 2005/08/21 23:14:18初めましてこちらのHPにたどり着きまして、先生の丁寧な説明に魅かれ、是非教えて頂きたくメールさせていただいた次第です。どうかよろしくお願いいたします。2004年11月 左胸温存手術(当時43歳),断端マイナスセンチネルリンパ生検(0/4)12mm×12mm×11mm乳頭腺管ガン悪性度1エストロゲン受容体2+,プロゲステロン受容体2+HER2受容体2+(染色法)放射腺30回現在タモキシフェン服用・u档Uレクトガレンの新しい基準に当て嵌めると「中リスク群」になるようなのですが、そうなると今の治療は該当しないですよね?タモキシフェンはHER2強陽性の人に有効性は認められない・・とこの質問箱のどこかで目にしました。以前は主治医にHER2の事は気にしなくていい・・と聞いていたのですが、HER2が予後に関係する・・と耳にしまして不安になりました。私の場合は染色法なので、病院にお願いしてFISH法で調べ直してもらうべきですか?そして、FISH法もし+になってしまったら治療法を変えなくてはいけないのでしょうか・・? ゾラを足して貰う場合、早くした方がいいですか?次回の診察が十月末なのです。 それからcomedo++・・というのを見てしまった(主治医の説明はありません)のですがどこかでコメド壊死のある場合、予後が悪い・・読みました。コメド壊死とはなんなのでしょうか?そして予後が悪い・・というのは本当ですか? 投稿者: 二瓶です。 2005/08/23 11:02:13はじめまして リカさんリカさんの検査結果からザンクトガレンのリスク分類で中リスク群に入る要因はHER2の状況によると思ぁw)「ます。リスク分類にはHER2の過剰発現または増幅と書かれています。・uヘーセプテストで3+なら明らかに過剰発現で中リスクで良いと思いますが、2+の時はFISH法で増幅(+)となるのはそのうちの20%ぐらいなので、リカさんは低リスクである可能性も高いと思います。ザンクトガレンの推奨治療は、リカさんの場合閉経前のリンパ節転移無しでホルモン反応性ありですから、KKさんの返事にも書いたように3つの方法があります。タモキシフェンだけというのも選択肢の一つです。もしFISH方でHER2の増殖が無ければ低リスクになるわけですが、この時の推奨治療はタモキシフェンか治療無しです。リカさんのしこりは1.2cmで小さいしきちんと放射線照射も受けERとPgRがともに(2+)なのでタモキシフェンだけでも十分と思います。KKさんにも書きましたが、ゾラデックスの併用も一つの選択肢であると思います。タモキシフェン5年とゾラデックス3年の併用ホルモン療法の効果は化学療法のCMFを上回る有効性を示すという臨床試験の結果が出されています。今のところHER2の状況で治療法を変更する必要はないのでFISH法で確認しなくていいと思います。万が一再発して次w)。療が必要になったときにFISH法で確認すれば良いと思います。comedo型は乳管内の癌病巣の中心部に壊死病巣が見られるものですが、非コメド型に比べ核異型度が強い、増殖活性が高い、局所進展性が高い、生物学的マーカーの悪性度が高い、微少な浸潤癌を合併しやすいといった特徴があります。非コメド型より予後が悪いということになりますが、リカさんの場合にコメド型であることが問題になるとすれば局所再発の点だと思います。もともとリカさんは浸潤癌ですから全身予後との関係でコメド型であることは大きく影響しないと考えます。局所再発に関しても断端陰性で放射線照射とホルモン療法できちんと対処しているので、コメド型だからといって不安になる必要はないと思います。大事なことはきちんと診察を受けて、もしも問題が起こったときは必要な治療を速やかに受けることだと思います。疑問があったら、また質問してください。 投稿者: リカ 2005/08/23 11:41:15二瓶先生何とお礼を言ったらいいのでしょうか・・。ありがたくて嬉しくて涙が出ます。こんなに丁寧に優しく解り易くお答え下さって申し訳ないです。本当に本当に・u桙りがとうございます。とても良く解りました。コメド壊死の事も質問してもw)「大丈夫だよ。」と言われるだけでしたので、何がどう大丈夫なのかインターネットで探しても中々答が見つからなかったのです。先生の説明は私の知りたいこと(大丈夫だとしてもどう大丈夫か・・など)までキチンと説明して下さいました。心がとても楽になって、又「生きていきたい!」と強く思えます。

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