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No.20

しこり 投稿者: ひいらぎ 2005/07/07 19:26:20はじめまして。よろしくお願いいたします!!東京都在住28歳二次の母です。・u梹l月ごろまで授乳しておりました。家系に乳がんにかかったものはおりません。この間の冬頃、右脇のくぼみに小さな1センチくらいのコロコロと動くしこりをみつけ、どうにも気になり乳腺外科を受診した所、リンパ腺のしこりで傷した時の跡だろうと言われました。傷???後々考えると意味がわかりません。腕をけがするとリンパ腺が腫れしこりが残ることがあるのですか??そして、受診した1ヶ月後くらいに今度は左脇のくぼみ、右にできた場所とまったくいっしょの場所にまたコロっとしたしこりができ、それも気がつくと二個くらいあります。またこれも傷跡なのでしょうか?まったく同じ症状なので受診をためらっています。まさか悪性で転移したなどないのでしょうか??教えてください!! 投稿者: 二瓶です。 2005/07/09 10:41:50はじめまして ひいらぎさん脇の下を腋窩(えきか)と言いますが、ここには腋窩リンパ節という生理的なリンパ節が誰にでも存在します。生まれた時から変化かがなければ、腋窩のリンパ節は小さくて軟らかいので手で触れることはめったにありません。この腋窩リンパ節が手で触れるほど腫れる原因はいくつかありぁw)ワす。一つ目は、腋窩より先つまり腕と手の範囲にケガをし、そこから細菌感遂uを起こした場合です。侵入した細菌が全身に広がらないように体が戦うのですが、この戦いにリンパ系が深く関係し侵入者を最前線のリンパ節でくい止めようとするのです。そのリンパ節が腋窩リンパ節ということになり、その結果としてリンパ節が腫れ手で触れることがあります。こういう場合は腫れたリンパ節に痛みを伴うこともあります。ケガだけでなく虫さされやささくれなどが原因になることもあります。二つ目は乳癌のリンパ節転移ですが、通常は乳腺に乳癌のしこりを触れます。しこりが大きいほどリンパ節転移の可能性が高くなります。この時のリンパ節には痛みを伴うことは少なく、可動性は一つ目の場合より悪くなります。通常は乳癌のしこりが存在しますが、しこりとして触れるようになる前に腋窩リンパ節が腫れて触れるようになり検査で隠れた乳癌が見つかることもあります。三つ目はリンパ系そのものの病気で腋窩リンパ節が腫れるということもあります。悪性リンパ腫と呼ばれる病気で、全身どこのリンパ節が腫れてもおかしくありません。その他にも腋窩リンパ節が腫れる原因はありますが、ひいらぎさんが乳腺外科の先生に言われた「怪我した時の跡」というの・u桙ヘ一つめの原因のことを指していると思われます。一般的にはそういうことですが、ひいらぎさんは4月まで授乳中だったとのことなので、乳頭からの感染や乳腺炎のために腋窩リンパ節が腫れた可能性もあります。それから文面から判断すると、わりと触れやすい浅い位置にしこりが存在しコロコロと良く動くようなので、乳汁が貯まった乳瘤の可能性もあると思います。乳癌の転移など悪性と関係するリンパ節は、通常腋窩の奥で指を深く差し込んだ位置に存在します。ひいらぎさんは乳癌との関係で心配しているのだと思いますが、その心配をどうしても払拭したいのであれば超音波検査が良いと思います。マンモグラフィは年齢のことを考えると、原因の解決にあまり役立たないと思います。ひいらぎさんの場合、両側腋窩に同じようなものが触れるということなので、乳癌との関わりは否定的に考えて心配せず様子を見て良いと思います。同時両側乳癌の場合を除き、乳癌と診断され手術を待つ段階での腋窩リンパ節転移は患側の腋窩リンパ節に起こり、対側の腋窩リンパ節まで及ぶことはまずありません。疑問があったら、また質問してください。 投稿者: ひいらぎ !
2005/07/14 01:26:24お忙しい中、丁寧なご回答ありがとうございましkuス!だいぶ気持ちが楽になりました。ただ、原因三つ目に説明してくださったリンパ節が腫れることがあるというのは、痛みをともなわないこともあるのですか?しかし、授乳中の時、何度も乳腺炎に近い腫れのような経験をしたことがあります。なので、乳瘤のような気もしてきました。ただ、最初に右のしこりをみつけた時も同じように思ったのですが実際は乳腺ではなくリンパ腺でした。左も同じ脇のくぼみなので乳腺ではなくリンパ腺だと思うのですがリンパ腺でも乳瘤はできることがあるのですか?no title 投稿者: KELLY HOME 2005/07/06 13:39:33二瓶先生、こんにちは!Kellyと申します。いつもありがとうございます。また先生に質問させていただきます。咳が直らなくて病院に行って胸のCTを取っていただきました。肺には問題ないですけど、腋窩のリンパ節が少し腫れていると言われました。ちょっと気になるますが、考えられる原因っでなんでしょうか。このままほっといて大丈夫でしょうか。お忙しい中こんな質問して申し訳ありません、教えていただけたらと思います。よろしくお願いします。 投稿者: 二瓶です。─w)タ梳梔ョ圧・君宛ッ浦嘘叉・ぢ肺は問題ないとのことで良かったですね。腋窩のリンパ節についてですが、どちら側かで話は違ってきます。まず、腋窩リンパ節は誰にでもあり通常は小さくて軟らかくCTで同定できないことが多いと思います。でも、手や腕からの感染が原因で炎症性に腫れたリンパ節があったりするとCTで指摘されることがあります。つまり、CTで見つかったからといって必ずしもリンパ節転移でないということです。KELLYさんの場合ですが、患側の左腋窩リンパ節が腫れているとして考えてみたいと思います。KELLYさんの場合、左腋窩リンパ節が腫れているのなら転移しているリンパ節の可能性を否定できないことになります。センチネルリンパ節生検で0/3でしたが、センチネルリンパ節生検の信頼性は95%ぐらいなので、手術時転移したリンパ節が腋窩に存在した可能性は残ります。それが育ってきてCTで同定されたのかもしれません。ただ患側の腋窩リンパ節なので、手術の浸襲に反応して腫れたリンパ節である可能性も否定できません。それをはっきりさせるためには、外科的に摘出生検するか穿刺吸引細胞診が必要・u桙ノなります。慌てることはありませんが、実際に腋窩リンパ節転移ということw)になると治療のことを考えなければならないので、きちんと経過を見てもらってください。CTで分かるリンパ節なら超音波でも見え診断に役立つと思います。もし触診でリンパ節が硬く触れるのであれば、生検か細胞診で調べてもらうべきだと思います。疑問があったら、また質問してください。 投稿者: KELLY 2005/07/08 21:11:28 二瓶先生、お返事ありがとうございました。腋窩のリンパ節は両側とも腫れていて、触診では軟らかい感じでした。気のせいかも知らないですが、少し痛みも感じます。次回の主治医の外来は25日なので、それまで様子を見てでも大丈夫でしょうか。それともはやめに診断していただいたほうが宜しいですか?色々聞いて申し訳ありません、宜しくお願い致します。 投稿者: 二瓶です。 2005/07/10 11:23:04両側の腋窩リンパ節が同じように腫れ軟らかく痛みを伴うのであれば、25日まで様子を見て良いと思います。両側が同じ原因で同時に腫れたとすると、左乳癌の腋窩リンパ節転移と考えるより、全身性の炎症などの影響で腫れたと考える方が自然だと思います。たとえば、咳が長く続いた呼吸器掘w)ヘの炎症が原因かもしれません。癌の転移以外で腋窩リンパ節が腫れる原因については、ひいらぎさんへの返事にも書いたので参考にしてください。 投稿者: KELLY 2005/07/10 15:44:42二瓶先生、いつも分かりやすくお返事を下さって、ありがとうございました。先生のお返事を見ると、とっても安心しました。25日の診察結果、またご報告したいと思いますので、宜しくお願い致します。ありがとうございました。no title 投稿者: ニモ 2005/07/10 13:45:19お返事を頂いたのにお礼が遅くなってしまいすいません。良い結果がでることを信じて、これからも治療に励みたいと思います。また質問した際にはよろしくお願いします。石灰化について 投稿者: KM 2005/07/06 10:55:49こんにちは。はじめて書き込みさせていただきます。33歳1歳半の子供を持つ主婦です。大阪に住んでいます。先日検診でマンモグラフィーをはじめてしてその結果のときに先生から「石灰化がある」といわれました。そのときは知識がなく何も質問せず帰ってきてしまいましたが、今になって心配になりいろんな疑問がわいてきまぁw)オた。石灰化には良性・悪性があると聞きますが、石灰化の方の全体の何割くku轤「が悪性(またはそれが将来癌になる)なのでしょうか。100人に1人ぐらいの割合なのか?それとも50人くらいの割合なのか?8割?9割?・・・・その辺がネットなど見ていてもよくわかりません。あるホームページでは「40歳の石灰化の方で乳がんの可能性は半分半分だ」ということがかいてあり驚きました。そんなに高い確率なのでしょうか。また他のところでは、ほんの数パーセントと書いてあったと思います。私の場合、一年後に検診に又来てくださいと言われてますが、乳がんである確率がどの程度なのかによってはとても不安で1年という間隔は長いような気がいたします。何卒アドバイスを宜しくお願い致します。ちなみに家族、親戚に婦人科系の癌の人はいません。それ以外の癌で叔母と祖母をなくしています。お忙しいとは存じますが宜しくお願い致します。 投稿者: 二瓶です。 2005/07/08 11:13:30はじめまして KMさん石灰化に関する細かい統計的な数値は出されていないと思います。おおざっぱな数値で言えば、マンモグラフィを丹念に調べると50%ぐらいの頻度で石灰化が見られるかもしれません。石灰化には明らかに痢w)ヌ性石灰化と良悪性の鑑別を必要とする石灰化がありますが、圧倒的に多いのは良性石灰化です。触診だけで乳癌検診では1000人に1人の乳癌発見率でしたが、マンモグラフィが導入されてからは1000人に2人ないし3人ぐらいの乳癌が見つかります。その内訳のきちんとした統計的な数値がないので、かりに1人が石灰化で乳癌と診断されたとします。マンモグラフィでの石灰化が50%に見られるとすると、マンモグラフィ検診では石灰化が見られる500人に一人が乳癌という計算になります。ちょっと頭の中がこんがらがってしまうかもしれませんが、少なくとも40歳代の石灰化で乳癌の可能性は半々ということは有り得ないと言うことです。これはあらゆる石灰化を含めてのあくまでも計算上の話です。石灰化は一目見て良性で癌の心配のないものが圧倒的に多く精検の対象にならず、次回のマンモグラフィ乳癌検診でOKという判断になります。KMさんは1年後に検診ということなので、担当の先生は良性石灰化と判断したのだと思います。検診マンモグラフィは読影講習を受け資格のある医者が読影し、腫瘤と石灰化を別々にガイドラインにした・u桙ェってカテゴリー分類をすることになっています。さらに市民検診など公的なw)乳癌検診では必ず別の資格のある医者がダブルチェックをします。5段階に判定しますが、カテゴリー3以上が精密検査の対象になります。石灰化のカテゴリー分類は多くの場合ガイドラインに沿って機械的に判定できるので、KMさんの石灰化はおそらくカテゴリー3以下の良性石灰化と判定されたのです。KMさんは突然石灰化があると言われて驚いたのでしょうね。驚かした責任は医者の説明不足にあると思います。石灰化は短期間で大きく変わらないので、短い間隔でマンモグラフィを撮るのは意味がありません。医者が良性石灰化とは思っても気になれば半年後に再度マンモグラフィを撮ることをすすめるかもしれませんが、たぶんそうでないので1年後のマンモグラフィと今回のマンモグラフィを比較することにしたのだと思います。もしKMさんの石灰化が悪性石灰化だとして、それが実際にしこりとして触れる乳癌になるには相当の年月を要します。難しい話をすれば、悪性石灰化がすべて臨床的な乳癌になるかどうかも分かっていません。乳癌の育ち方ですが乳癌細胞の分裂するスピードから計算して、一個の癌細胞が出現し1cmの大きさに育つまで平均で!
10年近くかかるとされています。30代はエストロゲンの刺激が強いので5,6年で1cmに育つこともあるかもしれませんが、いずれにしても石灰化だけならば1年後のマンモグラフィで判断してもけっして遅いことはありません。ちなみにマンモグラフィ検診はガイドラインで2年に1回となっています。そのくらい余裕があるということです。私は多くの方を見てきた経験から簡単に心配ないと書きますが、当事者にしてみれば不安がいっぱいかもしれませんね。もしその不安が日常生活に悪影響を及ぼすのなら、半年後に別な施設でマンモグラフィを撮り納得のいく説明を受け安心するというのも一つの方法かもしれません。石灰化の精検法について簡単に書いておきます。これまで石灰化の精検は石灰化部分を外科的に切除し病理検査をしていましたが、最近はマンモトーム生検で行われることが多くなってきました。マンモトーム生検では角度を少し変えたマンモグラフィの画像から石灰化病変の位置をコンピューターが計算し、その位置に自動的に太い針が進み連続的に石灰化部分を採取し病理診断を行います。長々と書きましたが、KMさんにとって統計的な数値ぁw)ヘ意味をなしません。大事なことはKMさんにとってその石灰化がどういku、意味を持つかです。癌の心配をするとき、その石灰化が悪性石灰化で将来臨床的に癌に育つのならKMさんにとってそれは100%の出来事で、良性石灰化なら0%の出来事です。私の経験から心配しないで今まで通りの生活をしてくださいと重ねて言いますが、検診はきちんと受けてくださいね。疑問があったら、また質問してください。経過報告 投稿者: こうめ 2005/07/06 22:18:39二瓶先生 毎日暑くなってきましたが、お元気でしょうか?今日、通院日だったので経過報告をいたしますね。ビスフォナールからアレディアに変えて一ヶ月、関節の痛みは随分やわらいできたのですが、手のこわばりは相変わらずです。今月の初めより腰と骨盤の辺りが痛くなってきたので主治医の先生に伝えたところ4月の検査のときに疑わしい小さいのが骨シンチに写っていたそうで今月末に骨シンチを撮ることになりました。また、肋骨にも小さいのが2個あるそうです。今日、CTを撮りましたので、骨シンチとの結果と合わせてまた詳しい報告を致します。腫瘍マーカーの方は以前は反応がほとんど無かったのが今日の検査ではすこし上昇ぎみになっているというぁw)アとでした。忙しいと思いますので返事のほうは気にししないで下さい。8月の検査結果を報告したときにお願いできればと思います。no title 投稿者: ゆう HOME 2005/07/05 15:42:21二瓶先生 お忙しい中、いつも適切なアドバイスをしていただきありがとうございます。痛みもほとんどなくなり(薬でですが)気持ちも とても落ち着いてきました。7日の日が診察日なので 主治医とこれからの治療についてなど 話あってこれたらと思います。その時は また二瓶先生にご報告しますありがとうございました。ありがとうございます 投稿者: あき 2005/07/03 22:10:06あきです。ご回答ありがとうございました。情報が少なくてすみません。昨年6月〜左胸治療開始。ステージなどは聞いていません。現在も腫瘍を縮小中。薬はCE2回(吐き気が強く2回で終了)→ハーセプチン+タキソール約8ヶ月(今年初めまではこれが順調に効いていましたが3月くらいからだんだん効果を示さなくなり変更)。→ハーセプチン+ゼローダ(心エコーで心機能低下が分かり、ハーセプチンは5月上旬かぁw)迢x薬)→ゼローダ+放射線30回(現在20回終了)というのが大体の経過kuナす。全身検査は前回は4月頭にやりました。骨転移は現状維持。その他は異常なしとのこと(肝臓に良性の血瘤?あり)。マーカーは、CA15−3は11,0(1月)→10,4(4月)→11,7(6月)、CEAは1,38(1月)→1,21(4月)→7月は調べてません。このような流れで、1CTPの数値はどう思われますか?4月に骨シンチをとって3ヶ月、主治医はそのくらいの期間で変化があることはまずないと思っていい、と言われました。骨シンチはあまり頻繁にやるものではないと聞きましたが、そろそろまた骨シンチを調べる時期でしょうか? 投稿者: 二瓶です。 2005/07/05 10:12:06まずあきさんに確実なことは骨転移があるということです。1CTP以外の腫瘍マーカーは正常範囲で動きもなく問題ありません。あきさんは閉経前で加齢に伴う骨の問題がないとすれば、1CTPの上昇は骨転移に関係していると考えるべきです。1CTPが骨転移の治療効果判定のモニターとして信頼性が劣るとしても、上昇傾向の時は骨転移ぁw)ェ増悪してきていることを考えなければならないと思います。1CTP上昇の程度は軽くものすごく骨転移が増悪してきているわけではないと思いますが、あきさんは32歳と若いのでできるだけのことはすべきだと思います。放射線治療を受けているようですが、放射線治療は延々とできるものではないしあくまでも局所治療です。昨年暮れ骨転移に適応の取れたアレディアのようなビスフォスホネートの使用も考えてもらったら良いと思います。骨転移の治療効果判定は難しく、仮に治療効果が出てもその効果を骨シンチで確認できるのはしばらく時間が経ってからです。数ヶ月要すると思いますが、効果が出れば骨シンチで黒く見えた転移部の黒さが薄くなってきます。主治医の先生が言うように3ヶ月ではほとんど変化は現れないと思います。ただ、腫瘍マーカーの上昇などから骨転移の増悪が疑われる時は、骨シンチが新たな骨転移病変の確認に役立つと思います。また疑問があったら質問してください。ありがとうございます。 投稿者: ゆう 2005/07/01 22:30:34二瓶先生 忙しい中お返事いただきありがとうございました。先日主治医に処方してもらぁw)チた薬は、ロキソニンとガスターD錠です。来週7日が診察日なので それまkuナこの薬を飲むよう言われました。前回のICTPは5.7でした 上がってはいませんが主治医は、「この数値はあまりあてにならない」と言っていました 本当にあてにならないのでしょうか?骨シンチやX線写真などで 原因が特定された場合二瓶先生なら どんな治療に変更されますか?そしてその治療の副作用などは どんなものがありますか?今までアロマシンとりュープリンで治療してきましたがもうこの治療では 効かなくなってしまったのでしょうか?あまり自分の転移箇所を把握していなかったんですが背骨にも転移があったらしく MRを3ヶ月に一回検査していて その転移は薄くなってきているよと言われていたのですが、、、、、二瓶先生 やはり抗がん剤、、、、、ですかどーにかなるさーと今まで頑張ってこられたのはきっとなんの痛みもなかったからなのかもしれません激痛ではないのに 自分がここまで落ち込んでいくとは思いませんでした。もっと私より苦しんでいる方もいるのですから 頑張らないといけないですよね! 投稿者: 二瓶です。 2005/07/05 10:11:34通常の鎮痛剤ロキソニンで痛みが改善しまずは良かったですね。ガァw)キターD錠は鎮痛剤による胃粘膜障害の予防です。まだ原因がはっきりしていないようですが、骨転移が原因とすればこれまでの治療の効果が期待できなくなったと考え治療法の変更を検討すべきだと思います。1CTPは骨吸収のマーカーで、骨吸収が進む溶骨性骨転移などで上昇するとされています。ただし、骨転移で100%上昇するわけではありません。腫瘍マーカーが再発で上昇している時は治療効果の判定のモニターになりますが、あきさんの質問の返事にも書いたようにその点1CTPは信頼性に欠けます。CA15-3などの他のマーカーが上昇している時は、そのマーカーの方が治療効果判定に役立ちます。今後の治療法についてですが、ホルモン療法の進め方からすると次のホルモン療法はヒスロンHということになります。順番からするとそういうことになりますが、まず今のアロマシンとリュープリンを継続したままアレディアのようなビスフォスホネートを併用し効果を見たらどうでしょうか。それでも効果が見られない時はアロマシンとリュープリンを中止し、アレディアを継続したまま化学療法をすべきだと思います。アレディアは化学療法との併・u棊pで効果が上がるとされています。骨転移にまず行うべき化学療法は、アンスw)ラサイクリン系の抗癌剤の入ったCAFやCEFといったレジメンです。ビスフォスホネートで骨転移の痛みは軽減すると思いますが、それでも痛みがコントロールできないときは除痛目的の放射線照射が効果的です。いくらがんばっても辛い時は誰でも辛いのです。その時は素直に辛いと思い、また気を取り戻してがんばればいいのです。はっきりしたことが分かったら教えてください。さくらさんへ 投稿者: 二瓶です。 2005/07/05 10:10:55欧米では通常の浸潤性乳管癌(いわゆる乳癌)を日本のように乳頭腺管癌、充実腺管癌、硬癌と亜分類しません。統計的にはこの順に生存率などが悪いのは確かです。ただしその差はわずかなものです。さくらさんはリンパ節転移がなくERとPgRの両方が陽性で予後が良いと期待できるので、硬癌という診断にこだわらなくていいと思います。リンパ節郭清のレベルですが、予後が心配だからレベルVまで郭清するということはありません。腋窩のリンパ節郭清の度合いは予後に関係しません。レベルTまでの郭清でもレベルVまでの郭清でも予後は同じです。リンパ節郭清の意義はリンパ節転移の有無を確認・u桙キることです。いまだに予後を推測する最も確実な目安は、腋窩リンパ節転移の有無とその転移リンパ節の個数です。あくまでも手術は局所の治療で、臨床的に再発するかしないかは手術時すでに存在している可能性のある微少転移を、全身療法つまり薬物療法でいかにコントロールできるかにかかっています。さくらさんの予後は良いと思いますが、再発の可能性ゼロということはないので、きちんと今のホルモン療法を続けてください。次の結果が出たら、また教えてください。今後の治療について 投稿者: pino 2005/06/30 17:04:20二瓶先生はじめまして。長野県在住30歳の女、乳がん患者本人です。祖父母は癌でしたが、乳がんを患った身内は一人もおりません。夫あり子供なし閉経前腫瘍データ:大きさ27ミリ      リンパ節 1/16転移      エストロゲンレセプター  0      プロゲステロンレセプター 2+      ハーセプチンテスト    3+2004年7月30日 左乳房全摘出手術    8月6日 CMF 3クール    10月よりゾラデックス注射 2如w)ュ間の予定2005年6月  PET検査 異常なし病気はわかっkuスのが結婚式の1ヶ月前でした。その時は自分が健康で長く生きたいという思いが強く、妊娠・出産はあきらめていました。手術から約一年。ホットフラッシュ、不眠など多少の不調はありますが、元気に暮らしています。乳癌は術後5〜10年のフォローが必要と聞きますが、今治療をやめ、妊娠に備えるというのはあまりにリスクが高すぎますか?ゾラデックス2年+ノルバテックス5年という方が多いみたいなのですが、ゾラデックスだけでも効果はあるのでしょうか?再発率を1%でも下げたい気持ちと赤ちゃんを授かりたい気持ちが複雑に入り混じり誰にも相談できず悶々とした日々を送っています。夫は病気が発覚してから今も変わらずpinoが元気でいてくれれば子供なんていらないよって言ってくれています。先生のご意見をお聞かせ願いたいと思います。よろしくお願いいたします。 投稿者: 二瓶です。 2005/07/03 19:04:21pinoさんのことを心から分かってくれるご主人がいて心強いことと思います。pinoさんは30歳と若くリンパ節転移が一個ありハーセプテストが3+なので、まったく問題がない・u桙フで赤ちゃんを儲けてくださいと簡単に言えるほど予後が良いとは言えません。初めから不安にさせるようなことを書きましたが、統計的なデータではそれが現実なのでありのまま受け止めてほしいと思います。ただ予後が良くないといっても、術後10年経った時点で再発していない比率の方が高いということをを知っておいてください。再発しなければその方にとってはまったく問題ないということですが、再発するかどうかは誰にも分かりません。術後約1年後のPET検査で異常なしということで、この状態が1年また1年続けばいつか治癒したと言えるのでしょうが、乳癌は術後何年問題なく経過したら治癒したと言えない難しさがあります。pinoさんのホルモン反応性についてはエストロゲンレセプター(ER)が陰性で、プロゲステロンレセプター(PgR)が2+という組み合わせなので、ホルモン療法の有効率は低く効果も弱いと考えられます。しかし、全くホルモン療法が効かないということではないので、術後の標準治療に従ってゾラデックスを2年ないし3年続けるべきだと思います。ノルバデックスはERに結合しエストロゲンが作用しな・u桙「ようにするタイプのホルモン療法剤です。ERが陰性なのでノルバデッw)クスの効果はゼロではないにしてもあまり期待できません。それにハーセプテスト3+の場合はノルバデックスのような抗エストロゲン剤は効きにくいことが分かっているので、pinpさんの場合エストロゲン併用は考慮しなくていいと思います。併用するなら今のところ閉経後にしか適応のないアロマターゼインヒビター(AI剤)ですが、卵巣機能を抑制し人工的な閉経状態でのAI剤併用の有効性は実証されていません。ザンクトガレンの治療指針では、閉経前のホルモン療法として(AI+卵巣機能抑制?)と記載されているので、臨床試験で有用性が実証されれば将来標準治療になる可能性はあります。さて赤ちゃんのことですが、実際に赤ちゃんを儲けるに際しては赤ちゃんの行く末のことも含め、pinoさんとご主人でじっくり話し合うべきデリケートな問題が存在します。そこに他人の私は入り込むことはできないので、できるだけ客観的に書きたいと思います。乳癌の再発は術後3年以内に多く起こります。そして何年経ったら再発は起こらないと言えず、統計的には術後7,8年目にまた少し再発が多くなり、再発の危険性はさらに続きます。消化器癌・u桙ネどでは術後5年経過したら再発の危険性はかなり低くなりますが、乳癌では何年経っても再発の危険性がなくなったから妊娠ということは成り立たないということです。それでも10年経過すればかなり再発の危険性は低くなりますが、10年待ったら年齢の問題で妊娠は無理だということにもなりかねません。つまり赤ちゃんを儲けるのであれば、ある時期に決断しなければならないということです。pinoさんは年齢的にまだ余裕があるので、少なくとも術後3年は待ったほうが良いと思います。3年経過して再発の兆候がまったくなければ赤ちゃんを儲けるということが最善のように思います。デリケートな問題に立ち入る権限はないのですが、ご主人と話し合ってほしいと書いたのは、赤ちゃんを産んでからも再発の可能性が全くないわけではないので、万が一そういう事態に陥った時のこともしっかり二人で話し合ってほしいと思ったからです。pinoさんとご主人の絆が強ければ、赤ちゃんを儲けることは幸せにつながると思います。ぜひ、そうなってほしいと願っています。疑問があったら、また質問してください。 投稿者: pino 2005/07/04 21:5!
4:36お忙しい中丁寧に答えてくださりありがとうございます。出産についkuト30歳という年齢を考えるとあせってしまう気持ちがあったのですが、まだ余裕があるとおっしゃってくださったのがとても嬉しかったです。とても難しい問題ですが、夫とよく話し合っていきたいと思います。最近気分が沈みがちだったのですが、パワーが出てきました。先生からお返事をいただいてとても心が軽くなりました!本当にありがとうございました。またよろしくお願いいたします。多発硬癌の悪性度は? 投稿者: さくら 2005/06/21 23:57:03こんばんわ2004年2月25日44歳で左乳房切除術をうけたものです。最近、いろいろなホームページをみて自分の病気の事よく知らなかったな・・・って不安になっています。手術時には、乳房内に1.8cmと1.2cmの腫瘤が2ヶあり、全適しました。リンパ郭清レベルは、Vまで実施し、0/15。ホルモンレセプターER+PgR+ということで、現在ゾラデックス17回目(今日)、飲み薬は、ノッルバデックスD。の治療中です。最近、対側乳房に、気のせいかしこりを感じ、今日触診をして頂きましたが、私が気にしていた場所には、陰がなかったよ、上の部分には・・・と主治医1年目の・u梃沚クで、マンモ・CTをしたのガ、3月9日。3月24日には、主治医から異常なしだよ、おめでとうって言われて安心していたのに。今日の言葉で不安になり、プライバシーの守られていない診察室では、聞きそびれてしましました。血液検査も6ヶ月ごとで、他の病院に通院している人だと、3ヶ月おきとか聞きます。このまま、ほっといていいものでしょうか?次の通院日は7月19日の予定です。血液検査の予定は8月16日ノ予定です。アドバイスお願いします。 投稿者: 二瓶です。 2005/06/24 11:43:51はじめまして さくらさん多発癌の手術で重要なことは病巣を全て取り残しなく切除することです。乳房切除では多発癌であっても全て切除範囲に入りますが、乳房温存の場合は適応かどうかを慎重に検討しなければなりません。さくらさんは乳房切除術を選択したので、術式に絡んでの多発癌の問題はありません。予後に関しても単発か多発かでの差はありません。病期の決定事項にしこりの大きさがありますが、多発の場合は大きい方のしこりの大きさを採用します。さくらさんはしこりの大きさ1.8cmで1の段階、腋窩リンパ節転移はなく、ホル・u档c灯ス応性がありしかもERとPgRの両者が陽性なので、総合的に萩uサ断して予後が良いと推測されます。そうであれば術後の治療はゾラデックスとノルバデックスDで十分と思われます。対側乳房のしこり感については、3月9日のマンモグラフィで異常がなかったので、少なくともマンモグラフィで指摘できるしこりでないことは確かです。閉経前で乳腺実質が密な場合でしこりがその中に存在すると、マンモグラフィでしこりを発見できないことがあります。しかし、明らかなしこりで体積を持っているのなら、多くの場合は良性悪性に関わらず超音波検査で容易に見つけることができます。さくらさんの年齢だと、女性ホルモンのバランスの乱れ卵胞ホルモン(エストロゲン)が優位になって、その影響を受けた乳腺が硬く変化することがよく見られます。けっして病期ではなく正常の中での変化と捕らえますが、症状が強ければ乳腺症という病名をつけたりします。さくらさんはホルモン療法で人工的に閉経状態になっていると思いますが、体の中のエストロゲンは完全にゼロではありません。さくらさんの対側乳腺がエストロゲンとの関係で硬めに変化することはあり得ることです。その硬めの変化は我々が触診するとしこりでないことは容易に判断ぁw)ナきますが、さくらさんは乳癌の手術を受け敏感になっっているので、ちょっとした硬さの変化をしこりと感じても不思議なことではありません。乳癌は癌細胞が一個出現してから分裂を繰り返し10億個の癌細胞になったときに約1cm大の腫瘤になります。分裂のスピードから計算すると、1cmの大きさになるまで8年から10年を要します。乳癌はそのようにゆっくり育つので、急に手で触れるほど大きい乳癌が出現することはめったにありません。ただし、きちんとした触診と検査を受けていなければ急に出現したと錯覚することはあり得ます。また、術後は両側乳癌という可能性も否定できないので対側については十分注意すべきことは言うまでもありません。私が実際に診察しているわけではないのでしこりが実際に存在する可能性を完全に否定できませんが、さくらさんの場合おそらく女性ホルモンと関係した乳腺の変化と思われるので心配ないと思います。引き続き自分でしこりと感じるのなら早めに超音波検査をしてもらったら良いと思います。あわてることはないので7月19日の時で遅くないと思います。きっと安心できる結果になると思います。血院w)モ検査の間隔は主治医の考え方で違うし術後の経過年数でも違います。どうすku驍アとが正しいかという決まりはありません。腫瘍マーカーですべてが分かるということはありません。術後に腫瘍マーカーが上昇し再発と関係しているときは、だいたいは再発巣がある程度大きくなっていて画像診断で確認できる状態になっています。たまに腫瘍マーカーが上昇して再発が疑われるのに再発巣不明の場合もありますが、腫瘍ーマーカーで再発を予測したり癌細胞量が少ない初期段階の再発を見つけることはできません。再発が見つかった時点で腫瘍マーカーが上昇していれば、その腫瘍マーカーは治療効果の判定に役立ちます。腫瘍マーカーの最も有益な役割は、治療効果判定のモニターに役立つことです。術後経過観察の仕方は施設毎に違いますが、主治医を信頼し疑問点はためらわず聞くという姿勢が大切だと思います。疑問があったら、また質問してください。 投稿者: さくら 2005/07/03 21:58:03早速お返事頂いたのに、お礼が遅くなりました。先生のご意見を拝見して、「全摘を決断して良かったんだ。」って再確認しました。主治医の先生は、いろいろなパターンを示してくれて、その中で多発だから、全摘して、時期を観て再建を考えたら w)、・・。術後の病理検査の結果が、「硬癌」だということで、たちの悪い部類にはいるのかな?ということと、リンパの郭清をレベルVまでしてるという事は、T期(初期)乳癌にしては、予後が心配だったのかな?って。Drを信頼していないわけではないのですが、取り越し苦労でしょうかね?ただ、二併先生のアドバイスを読んでいると、元気が出てきます。次の検査結果がでたらまたご報告します。追伸、私の主治医は、野水先生のホームページで、推薦されている方でした。(青森県在住)ありがとうございました 投稿者: トール 2005/07/03 20:18:08マーカーは横ばいなので一安心だったのですが、血液検査の結果がとても気になっていました。先生のお返事で安心しました。次回は8月半ばなので、またご報告いたします。やっと雨がふり、庭の花々も生き返ったようです。1CTPについて 投稿者: あき 2005/07/02 21:54:18初めまして。埼玉在住(女性)あきです。32、閉経前。先年6月から治療開始。治療開始時点ですでに4箇所の骨転移ありです。先週マーカーを調べたところ、「1CTP」が、6,─w)タ・ぢ→4,9→7,2と、前回より上がっていて気にkuネっています。この値はどのようなものでしょうか。昨年12月から月イチでアレディアもやっています。宜しくお願いします。 投稿者: 二瓶です。 2005/07/03 19:05:181CTPは骨が吸収されるときに産生されるコラーゲンの代謝産物です。骨は常に吸収(イメージとしては骨がもろくなると思ってください)され後を追うように常に新たな骨が作られているので、見かけ上は変化がないように思われます。骨吸収が亢進している状態の時に血中1CTP濃度が高くなります。つまり溶骨性骨転移のように骨が破壊されている状態の時に高くなったりします。このように血中1CTPの濃度が骨の吸収度合いに関係しているので、1CTPは骨転移に関係した腫瘍マーカーとして保険適応が認められています。骨転移以外でも1CTPが上昇する疾患はありますが、あきさんには骨転移があるので1CTPの上昇は骨転移と関係していると考えるのが素直です。今まで私が関わった骨転移している方の1CTPの動きを見ると、閉経後では骨粗鬆症や加齢に伴う骨の変形でも1CTPが上昇するので、1CTPは骨転移のマーカーとして信頼性に欠けるぁw)謔、に思います。しかし、閉経前乳癌で1CTPの上昇が見られ他の疾患が考えられない時は、骨転移の可能性が高いと推測されます。実際に骨転移が存在し1CTP値が高ければ1CTP値の変動が治療効果判定の目安になりうると考えられますが、他の腫瘍マーカーと違ってこの面でも1CTPは確実性に欠ける印象があります。それでも連続的に上昇してくるのなら、骨転移が増悪していると考え治療法を検討する必要があると思います。1CTP以外に上昇しているマーカーはないでしょうか。上昇しているマーカーがあれば、そちらの方が治療効果判定に有用だと思います。今の治療はアレディアだけなのでしょうか?あきさんは若いし最初から骨転移があったとのことなので、骨以外の臓器に問題がないかどうか調べてもらってくださいね。疑問があったら、また質問してください。超音波の結果 投稿者: まゆ 2005/07/24 14:58:31二瓶先生、こんにちわ。7月14日に質問をさせて頂いたまゆです。温存手術を受けた左胸の超音波の結果を問い合わせてみました。先生の診察の合間だったので短い時間だったのですが、低エコー?で5.6ミリ・u栫~3.9ミリ写っているそうです。この大きさで細胞診や針生検は可能でkuキか?マンモでは6ミリぐらいという事だったので、マンモトーム生検も考えているのですが・・主治医の診察が8月2日で、まだ時間があるので、他の病院に行って来たい誘惑にもかられています。DCISの治療は色々な意見があって悩みます。最初に乳癌と診断された7ミリのしこりを生検した結果、HER2は(3+)で追加切除では(1+)でしたし、生検した所には、コメドもありました。主治医の診察はマンモの結果を伝えても当初の予定どうりなのですが、その時に術前のマンモが2年分と追加切除の前に撮ったMRIの画像もあるのですが、持参した方がいいですか?転院した時に持っていったのですが、その時には「必要になったらまた持ってきて下さい。」と言われて病理の結果しか渡していません。今回の借りてきた画像と見比べたりするのかなと思うのですが・・病院には身動きの出来ない超満員の電車で行かなければいけないので不必要な物なら持たずに行きたいです。宜しくお願い致します。 投稿者: 二瓶です。 2005/07/27 11:45:13超音波で5mmの低エコーであれば超音波下で穿刺機w)ル引細胞診を行うことは可能だと思います。超音波で針先が確認できるので、確実に針が目的の低エコーの中に入っているのを見ながら細胞診ができます。まず穿刺吸引細胞診をしてもらったらどうでしょうか。それで診断がつかないときに生検だと思います。しこりが小さいし液体の入ったのう腫である可能性もあるので、コアニードルやマンモトームより生検の方が確実かもしれません。今回の病変は術後の新たなものなので、術前のマンモグラフィやMRIは必要ないと思います。慌てることはないので、8月2日に超音波下で穿刺吸引細胞診ができないかどうか聞いてみてください。また何かあったら質問してください。二瓶先生へ 投稿者: ハル 2005/07/25 11:16:04本日、母の結果がでました。MRIには何も写ってなかったから、良性の方で大丈夫でしょうと言われました。4ヵ月後にマンモをとって、その石灰化が増えてたら細胞をとって検査しましょうと言われました。まあ、大丈夫でしょうと。どうしてMRIをやったかは「エコーで写ってなかったから多分大丈夫でしょうけど、念の為、いいMRIがあるから…それで写ってなかったら臓w)蜿苺vだから」みたいに言われてたみたいです。二瓶先生、何度も理解しにくku「文章で質問して先生を困らせたりして申し訳ありませんでした。今年になって妹が子宮頸癌になってて、母までもなったら…と不安と恐怖でした。けど二瓶先生の書き込みを読んで、大丈夫と自分に言い聞かせる事ができました。二瓶先生、お忙しい中に詳しく、分かりやすく色んな事を教えて頂き本当に有難うございました。心より感謝致します。初めて質問します。 投稿者: こころ 2005/07/21 16:13:26こんにちは。大阪からです。宜しくお願いします。私は52歳です。左胸温存手術をして2年と6ヶ月が過ぎました。リンパに15個中8個転移ありで、抗がん剤cef6クール放射線25回をしました。現在は、アリミデックスを服用してます。飲み始めて1年と10ヶ月です。副作用で手足の関節など、体のあちこちが痛みます。特に指先と、膝から下が痛み足の甲、指は、特に痛いです。ホルモンの副作用で、同じ所がずっと痛むことは、ありますか?それと昨日足の親指の付け根から、3センチぐらいの所に小さな7ミリぐらいでしょうか?しこりみたいなぐりぐりに気がつきました。これは、何でしょうか?骨転移でしょうか?半年間隔ぐらいに、骨ァw)オンチをしてましたが、、両手足に集積あり、頭左半分にもありでした。頭も時々痛みます。先生は、血液検査などから、骨転移でないと言ってました。、治療は、アリミデックスのみです。今、とても、病院での患者が多く、次の診察は、10月となってます。骨シンチは、8ヶ月ぐらいやってません。このまま次の診察までまっていてもいいのでしょうか?外科に行って、診察を受けたほうがいいでしょうか?不安です。宜しくお願いします。 投稿者: 二瓶です。 2005/07/24 00:47:23はじめまして こころさん閉経後のエストロゲン(卵胞ホルモン)は、副腎から分泌される男性ホルモンがアロマターゼという酵素の働きで変化したものです。エストロゲンには骨密度を維持する働きがありますが、女性は閉経後になると急速にエストロゲンが低下するため骨密度が低下し男性に比べ骨粗鬆症になりやすい傾向があります。アリミデックスのようなアロマターゼインヒビターはこのアロマターゼの働きを抑える薬ですから、エストロゲンの血中濃度が正常値範囲以下に下がってしまいます。そのため骨粗鬆症になる危険性が高くなります。病的な骨粗鬆症にならないま・u桙ナも、骨塩量低下による骨痛や関節痛の原因にもなります。こころさんの痛みw)は乳癌の骨転移によるものではなく、骨粗鬆症あるいは通常の変形性関節症や関節炎に基づく痛みと考えられます。痛む場所が膝から下と手足の指であることが、そうした原因による痛みであることを示していると思います。変形した関節が痛むのですから、いつも同じところが痛むということになります。骨シンチの異常集積の場所も両手足ということで、骨転移による異常集積と考えるよりも関節炎などの整形外科的な変化で異常集積していると考える方が自然です。通常乳癌の骨転移の多くは、まず腰椎などの脊椎や肋骨に出現します。さらに骨転移が進行すれば頭蓋骨にも転移したりしますが、その場合の骨シンチ像は頭蓋骨半分が黒くなるより円形の黒い影で見えることが多いと思います。足の親指の付け根から3cm離れたところの7mmぐらいのぐりぐりは乳癌の転移ではなく、ガングリオンと呼ばれるゼリー状の液が貯まった袋や、乳癌とは関係ない良性の腫瘍だと思います。痛みの原因が骨転移で無いことを否定するためにも、一度整形外科で診察を受けるべきです。その時ぐりぐりも診察してもらえば、ぐりぐりについてもはっきりすると思います。骨シンチは特に変押w)サがなければ1年に一回で良いと思いますが、次回外科受診の前に整形外科で診察を受けることがこころさんの心配を解消するための早道だと思います。疑問があったら、また質問してください。 投稿者: こころ HOME 2005/07/24 17:38:59ニ瓶先生ありがとうございます。解かりやすい説明で、ほんとに、助かりました。疑問に思ってることが、わかり安心できて、うれしく思います。足のぐりぐりを見つけたときは、冷や汗と疲れが、どっときました。今は、ずいぶんと楽になりました。今週中に整形外科の診察を受けに行きます。私は、今、パートで働いてます。明日は、会社の技術と筆記試験があります。先生のお蔭で肩も軽くなり、頑張れそうです。主人からですが、「こんな有難い先生がいてるんや、よく、お礼を伝えときやあ〜」と言われてます。ほんとに、ありがとうございました。感謝です。no title 投稿者: こみ 2005/07/24 12:42:31はじめまして<m(__)m>薬の事で質問させてください私は 4月に左乳房全摘手術 センチネル生検をうけた40歳閉経前です!しこりの大きさ1センチ リンパ転移なし 初期乳がんぁw)セったのですが 乳頭に近かったため&硬癌という顔つきが悪い?癌のため全・u、になったんですホルモン受容体が+なので 今はノルバを服用中ですが先日 婦人科で体癌検査を受けた際 女性ホルモン(エストラジオール)が460と高いのもあり ノルバと一緒に エビスタを飲んでみたら‥と処方していただきました。エビスタは子宮体癌の予防にもいいし 乳がんにも良いという説明をうけ 飲んだ方がいいと私は思ったのですが そのことを知った主治医は エビスタは骨粗しょう症の薬で閉経後の薬だから!と処方しないように言われました。二瓶先生はどのように思われますか?どうぞ宜しくお願いいたします!!教えてください。 投稿者: もも 2005/07/14 16:28:47こんにちは。初めて書き込みさせていただきます。愛媛県在住、51歳になります実母の事で質問したいことがあり、一人で悩んでいたのですが二瓶先生のホームページを拝見しとても心強くなり、質問させていただきました。母は去年8月に手術をし、大きさは、1.7センチ・リンパ節転移0/15・ホルモンレセプターは陰性でした。術後、放射線治療と化学療法AC4回しています。最近になり術部側の腕が少しむくみ、肘や腕が痛むそうでぁw)キ。母は骨転移ではないかと心配しています。むくんだり、痛みがでたりするのはリンパ節を多くとっているために起こる後遺症でしょうか?すごく心配です。お手数をお掛けして申し訳ありませんが教えて下さい。宜しくお願いいたします。 投稿者: 二瓶です。 2005/07/17 10:20:41はじめまして ももさん骨転移の可能性は少ないと思います。骨転移の好発部位である脊椎骨(特に腰椎)や肋骨に骨転移が無く、初発部位として腕に骨転移が出現することはまれなことです。しかし、100%起こりえないことではないので、もし術後にまだ一度も骨シンチなどの検査をしていないのであれば、術後1年目の経過観察のため骨シンチやCTなどで再発の有無を確認してもらったら良いと思います。骨シンチで患側上腕に異常がなければ、痛みや浮腫は骨転移と関係ないということになります。最近は腋窩リンパ節郭清をレベルVまで徹底的に行うことは少なくなったので、以前に比べ患側上肢のひどい浮腫は見られなくなりました。術後に少し目立つ浮腫が出現しても一時的なもので、時間が経つと引けて浮腫の無い状態か軽度の浮腫に落ち着きます。腋窩リンァw)マ節郭清をする限り、程度の差はあるものの患側上肢の浮腫はつきものと思っkuトください。ももさんのお母さんは目立つ浮腫もなく順調に経過していたのだと思いますが、腋窩リンパ節郭清を伴う乳癌の手術を受けた方には術後何年経過しても浮腫が出現する可能性があります。たとえばある日いつもより患側上肢に負担がかかる仕事をした後や、ある日いつもより根を詰めて患側上肢で物書きをしたりキーボードを打ったりした後に浮腫が出現することがあります。術後半年以上経過して出現した浮腫は改善しにくいと言われています。ももさんのお母さんには今回の症状が出現する前に、浮腫の誘因となるような出来事はなかったでしょうか?痛みは浮腫んで圧力が高まったためとも考えられますが、何らかの原因があって浮腫んだとするとその原因のための肘関節痛や筋肉痛も考えられます。他に痛みや浮腫の原因として、肩関節や肘関節の変形や炎症などの整形外科的なことも可能性としてあると思います。リンパ節を多く取ったから浮腫むということでもありません。お母さんの摘出リンパ節個数は15個なので、必要で適切なリンパ節郭清がなされたと思います。浮腫の危険性を度外視した徹底的なリンパ節郭清はなされていないと思います。患側上肢に浮腫が・u桴oたり出なかったりには個人差があります。徹底的な郭清が行われても浮腫が全く出ないこともあるし、レベルTをちょっと郭清しただけでも浮腫が出ることもあります。こうした術式の違いの他に、解剖学的な動静脈やリンパ管の作り、加齢に伴うそうした脈管の老化、栄養状態など様々な要因が浮腫の出現に複雑に絡み合っているので、浮腫の治療は難しく今でも根本的に良い治療法がないというのが現状です。ももさんのお母さんの症状が浮腫に由来するのであれば、さらに浮腫が増強しないよう患側上肢に負担がかからない工夫や、浮腫を改善させるため患側上肢を手から肩に向けてもみ上げるなどの努力が必要です。骨転移の可能性は低いと書きましたが、鎖骨上にリンパ節の腫大がないかどうかについても注意が必要です。鎖骨上リンパ節に転移しその下に存在する腕神経叢を圧迫すれば上肢の痛みの原因になるし、いくつものリンパ節が大きく腫れれば腕からのリンパ流をせき止め上肢の浮腫の原因にもなります。結論として最も考えられるのは再発とは関係のない患側上肢の浮腫ですが、骨転移や鎖骨上リンパ節転移を否定するためにも、術後1年目の経過観察として検査を受けた・u桙逞ヌいと思います。疑問があったら、また質問してください。 投稿者w)・込凾タもも HOME 2005/07/21 09:22:41お忙しいところ、ご丁寧にお返事頂きまして本当にありがとうございました。再度申し訳ないのですが、先日母が行いました血液検査の事で質問させていただきたくメールさせていただきました。腫瘍マーカーにあります、ALPというのはどのようなマーカーなのでしょうか?(CEA)二月→1.0 四月→1.1 六月→1.0(CA15-3)二月→15 四月→16 六月→14 という結果でした。ALPのマーカーは、二月→145 四月→150 六月→175 と少し上がっていますが、基準値だと言われました。後のマーカーでは異常はなく、コレストロールがALPと同じく少し上がっていたくらいです。ALPが少し上昇していたのが気になりました。食生活や、サプリメントなので腫瘍マーカーの上下はででくるものなのでしょうか?サプリメントは最近、βカロチンを毎日飲んでいるようです。申し訳ありませんが、また教えて下さい。宜しくお願い致します。 投稿者: 二瓶です。 2005/07/24 00:46:19ALPはアルカリフォスファターゼといっていわゆる癌ぁw)フ腫瘍マーカーとは違います。狭義の腫瘍マーカーは癌細胞そのものが産生している物質ですが、癌細胞由来でない物質が腫瘍マーカー的な役目をする場合は広義の腫瘍マーカーと言えます。ALPはいろんな臓器で産生されています。代表的なのは肝細胞由来のALPと骨細胞由来のALPです。血液検査で肝機能検査の一項目としてALPが測定されますが、肝炎や胆管結石などによる閉塞性黄疸、肝癌、転移性肝癌などの肝胆道系疾患で上昇します。転移性骨腫瘍でも上昇することがありますが、造骨性の骨転移の場合とされています。造骨性とは骨が作られていく状態のことですが、乳幼児のように骨がどんどん成長する時期のALPは成人に比べ2〜3倍高く出ます。乳癌の骨転移の多くは溶骨性の骨転移なので、骨転移があるからといって必ずしもALPは上昇しないと思います。検査法にもよりますがALPの正常値の範囲は100から340ぐらいで、ももさんのお母さんのALP値はこの範囲内に入っています。狭義の腫瘍マーカーとは違うので、ALPは必ずしも病状の悪化に比例して上昇することはありません。正常値範囲内で上下するの・u桙ヘ普通に見られることなので、ももさんのお母さんのALPの変動も気にkuオなくて良いと思います。ただし、他の肝機能が悪くALPもさらに上昇してくるのであれば、肝胆道系に問題がないかどうか検査を受けるべきだし、ALPだけがさらに正常上限を超えて上昇してくるときは骨由来の可能性を考える必要があります。サプリメントや健康食品はその呼び名のごとく健康には良いのかもしれませんが過信は禁物です。日本食のようなバランスの良い食事をし、特に野菜や果物を十分に摂り、ストレスの少ない生活を送ることが一番体に良いと思います。疑問があったら、また質問してください。今後の治療 投稿者: あき 2005/07/22 17:33:14こんにちは。またお世話になります。放射線治療30回、なんとか無事終了しました。その後、2ヶ月ぶりに心エコーをしました。駆出率というのでしょうか?これが前回42%でした。それが本日は43%とのこと。悪くはなっていないのでそんなに悲観することはないが、様子をみるにはもう少し日にちをおいたほうがいいでしょうといわれました。ということなので、主治医の意見は、今飲んでいるゼローダを続けていきましょう、(あとはアレディアとリュープリン)ということぁw)ナした。私が心配なのは、果たしてゼローダだけで大丈夫なのだろうかということです。案の定ナベルビンの話も出ましたが、私は骨髄が弱い?(白血球が下がりやすい?)とのこと。ナベルビンは半分以上の人が白血球はがくっと下がるそうで、もう少し今の状態で・・・ということです。ゼローダは、現在4クール目ですが大きな副作用はありません。爪もさほど変化ありません。特に転移癌は転移が見つかってから治療を開始しても同じだ、という話しはよく聞くのですが・・・、やはりそういう物なんだと思うしかないのでしょうか?私としては今イチ納得できずにいますが、二瓶先生はどう思われますか?宜しくお願いします。 投稿者: 二瓶です。 2005/07/24 00:45:13進行再発乳癌あるいは再発乳癌の治療の主目的は、できるだけ長い期間病気と共存しながら良い状態を保つことです。その結果として治癒に近い状態になることはあり得ることです。ホルモン療法剤にしろ抗癌剤にしろ魔法の薬ではなく、その有効率はどんなに良くても50%以下です。場合によっては10%有るか無しかです。さらに有効だとしても癌細胞がその薬に耐性を獲董w)セするという問題があり、永遠に有効性は期待できず時間的な限界も有ります・u。さらにそうした薬には正常の細胞に及ぼす副作用は付きもので、いくら癌細胞に効くといっても正常細胞に重大な障害を及ぼすのであれば使えません。特に抗癌剤による副作用には注意をしなければなりません。だからむやみやたらにいろんな薬を併用すれば効果的ということではなく、薬の使い方には長い目で見たバランス感覚が必要となります。左室駆出率が43%と改善していないので、現時点では残念ながらハーセプチンの使用は無理と思います。ゼローダは良い薬です。病変部位が縮小傾向に有るか変化が無ければ、ゼローダの有効性は続いていると判断できます。あきさんの場合、今現在治療効果を評価できる病変にゼローダが有効であれば、目に見えない所に存在するかもしれない癌細胞にも有効だと推測できます。なぜなら、どこかに潜んでいるかもしれない癌細胞も、同じ原発巣の乳癌細胞由来で同じ性質を有し薬に対する反応の仕方も同じだと考えられるからです。有効性が有るうちはゼローダを継続し、効果が期待できなくなった時に次の治療法に移るのが長い期間良い状態でいるための最も賢い方法です。それがバランス感覚です。疑問があったら、また質問してくだ・u桙ウい。
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