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No.13

no title 投稿者: 上杉 2005/04/05 23:21:15初めまして。63歳でステージ4の乳がん治療中の母を持つ息子です。平成15年5月の時点で肝臓、肺、リンパ節19個転移の状況でありましたが、温存手術後、ハーセチプン、ハーセチプン+タキソール、タキソール単剤、5FU、ゼローダといくつもの抗がん剤で何とか今まで頑張ってきました。ハーセチプン+タキソール6クーァw)骭繧ナは、CA15−3が治療前に300の値を示していましたが、平成16年2月の時点では8.9まで落ちました。しかしその後また次第に上昇し始め、先ほどの順番で抗がん剤を投与してきましたが、3月に入ってから右目の視野が異常に狭くなり、運転中に歩行者と接触しそうな事態が発生しました。急遽診察の結果、多発性の脳転移が確認されました。大きさは4cmが一つ他二つはcmまでいかないほどの大きさです。当初からお世話になった病院では放射線の設備がない為、転院して3月25日から全脳照射で放射線治療を始めています。転院先の主治医の先生のお話では抗がん剤の投与も、かなり手を尽くしている状態であると聞き、いよいよ最終段階の時期に入っているのかもしれないという不安の毎日を過ごしています。骨髄抑制が大きい為、これから投与予定のMMVC療法は2週に一度の予定となりました。手を尽くしていると聞いただけに放射線の治療効果や、MMVCの効果が思わしくなかった場合の残る手段はあるのか、わらにもすがる思いです。母親にはまだまだ生きてもらいたいし残された短い期間を悔いのないように過ごしてもらいたいのです。ぁw)アのままでは悔いが残るはずです。どうかよろしくお願いします。 投稿w)者: 二瓶です。 HOME 2005/04/08 01:50:40上杉さん はじめまして上杉さんのご心痛は察するに余り有るものがあります。人間に永遠の命が与えられていないのであれば、いつか別れがくるのは自然の摂理です。自然に従うのであれば耐えうることも、不条理のうちにあっては切ないものだと思います。お母さんの客観的な状況はたいへんきびしいものです。残念ながらいかにしてもこの現実に打ち勝つことは困難です。すでに転移したがんに私達医療者ができることは、少しでも命の時間を長くしてあげよう少しでも苦痛を和らげてあげようと精一杯努力することです。あらゆる治療法を駆使しても、現代の医療ではこのがんの再発という不条理を乗り越えることはできません。どうあがいても肉体的にはこの不条理に負けるにせよ、精神的にはきっとこの不条理を乗り越えることができると思います。そうできるのが人間だと思います。親子の強い絆があれば、きっとできるはずです。まず、しっかり考えなければいけないことは、お母さんのためにどうすることが一番最善かということです。一生懸命してあげたことが、お母さんになんら良い効果をもたらさず、むしろ知・u桙轤ネいうちに病状を悪化させていることもあり得ます。そういう意味で化学療法をすることが本当に良いかどうかしっかり考えるべきです。そうは言っても、現実に今お母さんにしてあげられる治療は化学療法が中心になるので、化学療法について考えてみたいと思います。お母さんにはこれまでいくつかの抗がん剤を用いて化学療法が行われてきました。経験的にご理解いただけると思いますが、再発に対する化学療法で治癒にいたらしめることは極めて困難で不可能と言ってもいいくらいです。化学療法であたかも消えてしまったように見える再発巣には、その抗がん剤に打ち勝った癌細胞が生き残っていて再び増殖してきます。このがん細胞をたたくためには新たな抗がん剤を必要としますが、また同じことが繰り返されます。次から次に新しい抗がん剤が開発され正常細胞は全く影響を受けないとすれば、このいたちごっこは永遠に可能ですが、残念ながら抗がん剤は諸刃の剣で正常の細胞にもダメージを与えます。たとえば骨髄が疲弊して慢性的な貧血状態になり、自然治癒力の要である白血球も減少したままで元に戻る力が弱くなってしまったら、新たに化学療法を行うことは困難です・u栫B最も理想的なことは、化学療法でがん細胞だけを長期に渡って休眠状態にでw)きるか、あるいは化学療法でがん細胞だけを完全にたたくことができることです。そんな夢のような抗がん剤が開発されるといいと思います。化学療法について具体的に考えてみます。これまでアンスラサイクリン系の抗癌剤が投与されたことはないのでしょうか。CAF,CEFといった化学療法は有効性が実証されていて、再発治療に最もよく用いられます。一般的にアンスラサイクリン系の効果が期待できなくなるとタキサン系を、あるいはタキサン系の後にアンスラサイクリン系が用いられます。両者の有効性が期待できなくなった時に、ゼローダが使われたりします。今のところゼローダの位置づけは緩和療法ということになっています。緩和療法については、後でまた触れます。MMVC は今から20年以上も前のことになりますが、福島医大2外に東北大から来られた阿部教授が好まれた化学療法で、その当時かなりMMVCをしていたことを思い出しました。いろいろな化学療法が手詰まりになっている現状で、MMVCがある程度奏効するかもしれません。しかし経験的に言えることは、その効果も限定的なもので気休めに終わる可能性が高いということです。本来!
MMVCは一週毎に決まった抗がん剤を投与する方法で、それが骨髄抑制の問題で2週毎に投与せざるを得ないのであるならば、効果はさほど期待できないと考えざるを得ません。始める前からなぜこんな悲観的なことを書くのかというと、効果よりも副作用の方が強く出てお母さんの状態に悪影響を及ぼすのではないかと危惧されるからです。ハーセプチンとタキソール6クールがよく効いたようですが、ハーセプチンが継続できなかったのは何か問題があったのでしょうか。副作用のことを考えると、MMVCよりはむしろハーセプチンとタキソールの低容量毎週投与(low dose weekly投 与、実際にはたとえば3週投与し一週休みます)の方が、骨髄抑制が軽度で吐き気などの消化器症状も少なく長期投与が可能なので良いように思います。もちろん効果が期待できることが前提になります。脳は血液脳関門というバリアーで保護されています。そのため抗がん剤は容易に脳内のがん細胞に到達できないようになっています。つまり、脳転移に抗がん剤は無力です。このため優れた抗がん剤が出現し他の部位の再発巣は化学療法でコントロールできても、脳転移が出現してくるぁw)ニいうことが最近問題になっています。その化学療法が効かない脳転移の治療・u氓ナすが、単発ならば手術が行われることもあります。多発の場合は、放射線療法が効果の期待できる積極的な治療法といういうことになります。上杉さんのお母さんには全脳照射が行われましたが、転移巣の大きさと数によってはガンマナイフによる治療もあります。3cm程度の転移巣なら一回のガンマナイフで焼き切ることができるとされています。多発の場合は一個一個に対しガンマナイフで照射が行われます。化学療法をするとなれば全脳照射が終了してからとなりますが、化学療法がお母さんにとって最善の治療法かについて私の考えを書いてみます。これまでいろいろな化学療法が行われてきた現状では、前にも書いたように化学療法の効果はあまり期待できません。何よりも脳転移には化学療法はほとんど無力です。化学療法がお母さんの体にダメージを与えることは確実です。このダメージが逆に命を縮める結果になる可能性を否定することはできません。厳しい現実ですが、奇蹟でも起こらないかぎりお母さんと上杉さんが共有できる時間は限られています。その大切な時間を化学療法に費やし、そのためにお母さんが気分のすぐれない状態で過ごすことは決して良いことと・u桙ヘ思えません。そう考えると、できるだけ痛みなどの苦痛を緩和する治療に専念した方が、お母さんのためにも上杉さんのためにも良いと考えます。良い体の状態で共有できる時間が多くなって、一緒にいろいろなことができる機会が多くなると思います。限られた時間を上杉さんをはじめ家族の皆さんと濃密に生きることができれば、そして精神的にこの不条理を克服できれば、きっとお母さんもうれしいと思います。全く化学療法に望みがないような書き方をしましたが、何事もやってみなければ分からないということはあります。MMVCが奏効し状態が改善する可能性を否定することはできません。上杉さんの悔いを残さぬようにもう一度だけ化学療法を試みて、効果がないようなら緩和療法のことを考えてください。ただし、化学療法をするにしても実際に受けるお母さんの身になって、お母さんの負担が増すようなことは決してないようお願いします。たいへん難しい問題で適切にお答えすることはできません。参考にしていただき、何が一番大切か考えてみてください。最終的に関われるのは私達他人ではなく、家族の皆さんです。その手助けになれることがあれば、また質問して・u桙ュださい。 投稿者: 上杉 2005/04/11 23:16:32お忙kuオい中、時間を割いて頂き本当にありがとうございました。現在の母親の状況が厳しい現実である事は理解していましたが、見た目では元気な様子を見せられるとどうしてもあきらめきれず、一縷の望みをかけて積極的治療を選択しました。一縷の望みとは元気で過ごせる期間を少しでも長く・・・というものです。4月6日に主治医と母と父と私で現在の状況と治療の方向性ついて話し合いを実施しました。主旨はMMVCの使用について、骨髄抑制が非常に大きい状態であり、特に血小板の数が5.1万しかないのでリスクが大きい。腹腔内出血や、脳出血の可能性もある。しかし肝臓の転移の病状次第では2週間、3週間で手の施しようがない状態になる可能性もあるということでリスクを冒してでもMMVCを使用する事に承諾する意志を書面に記しました。もちろん母も私の父も納得した上での決断です。金曜8日からMMVCの投与を開始した所、今日月曜11日夕方の採血では血小板の数値がとうとう3.0万に落ちてしまいました。予想を上まわる降下という事で今度は血小板の輸血の必要が出てきました。この輸血に関しても先に述べた書面での承諾が必要になる為、先ほど主治医・u桙ニまた話し合って来た所です。二瓶先生からのご回答と今の現状を照らし合わせて見ても、本当に母親にとって必要なことは何であるか考えなくてはいけない時期であることがよく理解できました。MMVCの効果もさほどではないのですね。先生がおっしゃった、アンスラサイクリン系はまだ使用してはいないです。ハーセチプン単剤では全く効き目がなく、タキソールと組み合わせる事で効果がありましたが、腫瘍マーカーの低下と画像診断で肝臓の腫瘍がほぼ見えないほどまでになった為、骨髄抑制の問題を考慮してタキソールを中止したという事でした。ハーセチプン単剤の使用を継続していましたが、次第に腫瘍マーカーが上昇してきた為、タキソール単剤に切替えた訳です。こうして多剤耐性の状態になっていったという説明がありました。これからの選択ですが、積極的治療の中止というものもそれはそれで辛い選択ですね。母親は言葉で「まだまだがんばる。」と言っている訳ですから・・・本人の意思を尊重しつつ、残された期間を自覚して、心豊かな時間を過ごすことも選択の一つであるという事を理解してもらうように時間を掛けて家族と母親が納得した答えを見つけ出して・u桙「くしかないですね。 本当にありがとうございました。ありがとうございまw)した 投稿者: めり 2005/04/11 17:48:43懇切丁寧な説明、よく理解できました。お忙しいなか、本当に有り難うございました。4月5日にいつものようにハーセプチンの点滴を受け、全く異常はありませんでした。なを、甲状腺がんは原発とのことで、(前の)主治医から、急に増大するようであればその時はしかたがないと聞いております。でも、今は、毎週の点滴仲間とおしゃべりしたり、仕事をしたり、遊んだり、結構気楽に過ごしています。お忙しいとは思いますが、これからも悩める小羊達に力となる”知識”をお与え下さいますように。ハ−セプチンはいつまで続けたら良いですか 投稿者: めり 2005/04/0413:19:08はじめまして。57才、愛知県在住。8年前右乳房温存手術、リンパ節転移なし。4年前、右鎖骨上のリンパ節に転移見つかる、放射線照射、タモキシフェン飲みはじめる。3年前、左鎖骨上のリンパ節に転移見つかる、放射線照射。2年前、マーカー(CEA)値上昇。縦隔膜付近のリンパ節多数への転移(PET)とともに、別に甲状腺がん(両方)見つかる。甲状腺がんは、甲状腺ホルモンを飲み様子をみ・u桙驍アとに。ハーセプチン点滴開始(主治医にタキソールも勧められるが、断る)。6ヵ月後のPETで縦隔膜付近のリンパ節縮小、CEA値も低下。甲状腺は変化なし。以来、2年近く毎週ハーセプチンの点滴を外来で受けている。タモキシフェンと甲状腺ホルモンは飲み続けている。CEA値も安定しており、体調も普通なので、1ヵ月ごとの血液検査以外検査はしていない。05年3月28日、何となく風邪気味と思ったものの、熱もないので、翌29日点滴受け、夜から大量の汗とともに扁桃腺の腫れと痛み。市販の風邪薬を服用し安静にしているが、のどが痛くて流動食を流し込む状態。病院に行くのもしんどくて、ヨードグリセリンをのどに塗り、ひたすら寝る。4月1日には、のどの痛みも少し和らぎ、治り始めたと実感。しかし2日早朝、全身に蕁麻疹様湿疹(痒く無い、主に手足、体幹部は少し)。此の時点で、風邪くすり、ヨード止める。3日、手はうすい赤みのみ残り、足はまだかなり赤い(小さな出血点など点状に密集)。4日、手はほとんど正常に、足はまだ赤みが残っている。長々と書きましたが、ハ−セプチンに重篤な副作用がなければ、このまま続けようぁw)ニ思いますが、今回の蕁麻疹騒動(めり家での呼称)様のことがハーセプチン・uニ用でよく見られるのかどうかお尋ねします。また、ハーセプチンはいつまで続けたら良いのでしょうか?4月から今までの主治医が転勤でおられなくなり、5月に新しく主治医となられるかたが赴任されます。今までのような方であれば良いのですが、私が自分で治療方針を決断しなくてはならない状況もありうるかなとご相談するしだいです。宜しくお願いします。 投稿者: 二瓶です。 HOME 2005/04/07 02:39:52めりさんへめり家の蕁麻疹騒動を引き起こした主犯はハーセプチンではないと思います。ハーセプチンが何らかの影響を与えた可能性は完全に否定できませんが、ハーセプチンそのものの副作用ではないと考えます。ハーセプチンの副作用で最も多いのは発熱ですが、多くは初回投与時に出現します。infusion reactionと呼ばれまれに重篤になることもあるので、多くの場合初回投与時だけ入院してハーセプチンが投与されます。もう一つ気をつけなければいけない副作用に、心機能障害があります。そのためハーセプチン投与中は、定期的に心機能検査が行われます。こうしたことに気をつけて用いれば、ハーセプチンは安全性が高く治療効果の粥w)巣≠ナきる良い薬です。ハーセプチンにはこの他にもいろいろな副作用があります。その中にアレルギーよる蕁麻疹や皮膚の発赤といった副作用もありますが、その発生頻度は少ないとされています。アレルギーに関係した副作用は一般的に初めて体の中に薬が入った時か、少なくとも投与開始初めの頃に現れる副作用です。めりさんのように2年も経過してからは、蕁麻疹のような副作用が出ることは考えにくいことです。たまたまハーセプチンが投与された夜から発熱していますが、投与前日に前兆があり翌日に扁桃の腫れと痛みが出現しているので、風邪の引き始めにハーセプチン投与が重なってしまったのだと思います。蕁麻疹様の湿疹はおそらく市販の風邪薬に原因があるのではないでしょうか。どういった風邪薬かは分かりませんが、ピリン系ならあり得る副作用です。今まで服用していて問題のなかった薬だとしても、長期ハーセプチンの投与を受けて微妙に変化した体質に合わなかったことが考えられます。そういう意味でハーセプチンが関係しているとも言えますが、主役はハーセプチンなので退場すべきは脇役の風邪薬ということになります。今後は風邪薬に気をつけたらいいぁw)ニ思います。ちなみにピリン系には極めてまれですがStevens Johonson暑uヌ候群(皮膚粘膜眼症候群)という副作用があります。私は見たことがありませんが、皮膚が赤くなって剥脱し非常に重篤だとされています。めりさんの場合、痒みもなく手足に発赤が出現し足に小さな出血点があるとのことでいわゆる蕁麻疹とは違っていて、あくまでも推測ですがStevens Johonson症候群の極々軽い状態が起 こったようにも思えます。ハーセプチンは化学療法剤との併用がより効果的だとされ、相性の良いタキソールがよく用いられます。しかしハーセプチン単独でも良く効くことがあり、めりさんは単独で良く効いていると考えられます。めりさんの場合、この2年間にCEA値が下がりPETで縦隔内のリンパ節縮小が確認されているので、ハーセプチンの効果が持続していると考えられます。再発に対する治療は、術後補助療法のように何回投与したら終了ということはありません。治療を中止するのは、重篤な副作用のため投与ができない場合と、治療効果が期待できなくなった時です。今回の蕁麻疹騒動はハーセプチンが原因でなさそうだし、状況が悪化してきている事実もないのでハーセプチンを中止する理由はありません。いろんな面でたいへぁw)ciもハーセプチンを続けるべきです。甲状腺癌についてですが、両葉に存在するということなので乳癌との関係も考えておく必要があるのかなと思いました。原発性の甲状腺癌だとしても、おおかたの甲状腺癌は分化癌でおとなしいので甲状腺ホルモン剤の服用で様子を見ていいと思います。しかし時に急速増大することもあるので、大きさの変化がある時は要注意です。治療法の変更が必要になったとか、状況の変化がある時はまた質問してください。お久しぶりです 投稿者: さきもと 2005/04/06 23:43:15お久しぶりです。何回も何回も相談に乗って頂いていつも感謝しています。前回ご相談した中性脂肪の件は内分泌科で調べたところ病的なものではなくやはり肥満からくるものでとりあえず薬と食事療法で中性脂肪を下げていこうとなりました。で、一ヶ月続けたら101にまで下がっていて気を抜くと上がったり気をつけると下がったりといった感じです。ホルモン療法は担当医と話し合った結果再開しました。ひとまず落ち着いてよかったです。私は現在27歳で小さい子供を二人育てていてなかなか母の病院に付いていくことも出来ないのでいつも心配すぁw)骼魔ェ多くて先生に相談に乗っていただけることでいろいろと母にもアドバイ・uキが出来るようになってとてもありがたいと思っています。これからも宜しくお願いします。 遠隔転移の治療について 投稿者: こうめ 2005/04/04 09:54:18はじめまして、43歳 大分県在住の者です。昨年 5月26日 右胸全的手術を受けました。胸椎、肺に転移しており、放射線を胸椎に40グレイ胸に50グレイ照射後、ACを4クール、Tを6クール終わり、明日 CT RI の検査を行います。検査結果が出ていないので先生もお答えしにくいとは思いますが、今までの主治医が転勤でいなくなり、12日の検査結果を聞きに行ったときに初めて新しい主治医に会うことになり、何を聞くべきなのか解らず戸惑っております。主治医にいろいろ質問したのですが、素人は医者にだまってまかせればいい と言われ不信感でいっぱいです。結果が出ましたらお知らせいたしますが、今の段階で考えられる治療方法、今後 私の体にどんなことが起こるのか知っておきたいと思っております。よろしくお願いいたします。  投稿者: 二瓶です。 HOME 2005/04/06 12:16:20こうめさん はじめまして医者が病気についてこうめさん・u桙謔闖レしいのはあたりまえです。逆に言えば、こうめさんがよく知っていることについては医者は素人かもしれません。こうめさんの主治医の先生は、本当はこうめさんのことを思って医者にだまってまかせればいいと言ったのかもしれません。昔の医者はそれで良かったのですが、今時はそんなスタイルは受け入れられません。こうめさんが自分の病気のことをよく知り、治療についても納得の上で受けたいというのは当然のことです。私にとって患者さんはみな違った先生です。医者になってからこれまで教科書に書いていないことをどれほど教えていただいたことか、あまりに多すぎて言い尽くせません。そしてこれからも多くのことを学んでいくのだと思います。そうしたことに感謝しつつ患者さんに病気の状況を説明し、専門家として当然知っているべき知識をお話しし、いっしょに治療法について考えていくのがあるべき姿だと思います。医者も忙しく疲れていれば、いちいち患者さんの質問につき合っていられないというのも人情だということを分かってください。そこには、患者さんにとってはたいへん重要なことが、医者にとってそんなことは何度も何度も遭遇してきたありきた・u桙閧ナ取るに足らないことだと考えがちな想像力の欠如が存在するのだと思いまw)す。さて、こうめさんの病状ですが、手術後一年もしないうちに骨転移や肺転移が出現しているので、きびしいと言わざるをえません。楽観的なことを言うのは簡単ですが、そこには何も生まれてきません。現実をしっかり受け止め、いろんな面で乗り越えていくことが大切です。医療の面では、しっかりした治療方針に基づいて治療を受けるべきです。私達医者は治療効果の証明された治療法をその手順に従って行うべきだし、こうめさんは治療をすすんで受け入れる気持ちを持ち、さらに自分の生き方について揺るぎない考えを持たなければなりません。これからの具体的な治療法については、化学療法が中心になると思います。ホルモン感受性があるのかどうか分かりませんが、ホルモン感受性があるならホルモン療法も一つの選択肢になります。骨転移に対しては同じ部位へ再度照射することは難しいので、ビスフォスフォネート剤の投与を開始すべきだと思います。去年の暮れアレディアという薬が正式に骨転移の治療薬として認可されました。それと併用して化学療法を行うことになりますが、アンスラサイクリン系の入ったACとタキサン系(タキソテールかタキソールかは分かぁw)閧ワせんが)Tが投与されているので、どういう形で化学療法をするか検討する必要があります。HER2が陽性ならハーセプチンも選択肢になります。今度のCT、RIの検査結果が出たらホルモン感受性のことやHER2についてなども含め、もう少し詳しい結果を教えてください。その結果を基にして治療法を考えてみたいと思います。 投稿者: こうめ 2005/04/06 19:02:57忙しい中時間を作っていただきありがとうございます。先生の言われるように主治医だった先生は気を使ってくれたのだと思います。その証拠に年配の患者さんからは 優しい先生だとしたわれていました。ただ、私は遠隔転移が分かってからは、残りの時間を計画的に使いたいと思ったのです。子供も今年、高校一年と中学三年がおります。84歳と91歳の年老いた両親がいますせめて子供が成人するまで、出来れば両親より先に死ぬような親不孝はしたくないと思い主治医の先生に良い情報は知りたいけれどもそれより先に悪い情報を伝えて欲しいとお願いしました。 少し自分勝手になっていたようです。反省いたします。私の情報が書き足りてなかったので書かせていた・u桙セきます。血縁者にガン患者は一人もおりません。閉経前です。Tはタキソーw)ル 120mgです。ビスフォナールを1月から始めています。2月は風邪のため中止で1月と3月の2回 3週間おきにしています。昨日の骨シンチは1月から首の後ろが痛かったところを全身にプラスして撮影されました。 先生に出会えてとても嬉しく思っています。今、心が穏やかです。また相談させてくださいね。検査結果が分かりましたらすぐにお知らせいたします。no title 投稿者: ぶる 2005/04/05 07:56:48丁寧な説明と、暖かいお言葉、ありがとうございました。見ず知らずの私の為に誠意あふれるお返事を頂き、涙が出るほど(ホントに出ました!)嬉しかったです。悩んだり、落ち込んだり、泣いたり、でもやっぱり頑張る!と自分にはっぱをかけたり、と日々紆余曲折しておりますが、先生のお言葉でかなり肩の力が抜けたというか、元気を頂きました。これからも注意はするけれど、あまり悪いほうに考えず、笑って免疫力を高めたいと思います!でも・・またメールするかもしれません。その時はよろしくお願いいたします!本当にありがとうございました。腫瘍マーカーについて 投稿者: ぶる 2005/04/02 10:47:!
0539歳、2回妊娠、出産経験者の大阪在住の者です。昨年12月末に、左胸全摘手術を受けました。ステージ1、グレード1でしたが、しこりができずに広い範囲に乳管のなかを広がっている癌ということで、全摘になりました。リンパ転移なし、ホルモン+ということで1月から、ノルバデックス服用と皮下注射を3月から始めました。3月26日に術後初めての採血をし、今日結果を聞いてきたのですが、CEA,CA15-3,BCA225は正常値でしたが、NCC-ST-439が10でした。先生は「少し高いだけですから、様子を見ていけばいいですよ」とおっしゃいましたが、気になって仕方ありません。1回の結果だけでこんなに悩んでしまって、精神的によくないとは思うのですが、助言頂けますか?よろしくお願いいたします。 投稿者: 二瓶です。 HOME 2005/04/03 20:04:16ぶるさん はじめましてぶるさんの乳癌は一部浸潤癌(普通乳癌と言うときは浸潤癌のことを指します)で多くの部分が非浸潤癌(癌細胞が乳管内に留まっている状態)か、あるいは全部非浸潤癌なのだと思います。100%非浸潤癌であれば、理論的には手術だけで治癒し・u桙ワす。もちろん癌細胞が残ってしまうような手術ではだめですが、完全に切除w)できれば再発の心配はなく術後の治療も必要ありません。現実にはぶるさんのように広範囲に広がっている場合に、浸潤癌が全く存在しないことを完全に証明することは困難です。そのため非浸潤癌といえども状況に応じ術後の治療が行われることもあります。ぶるさんの乳癌が病理組織学的にどのようなものかは分かりませんが、一部浸潤があったとしても早期の段階であることは間違いなく、手術だけでもかなりの確率で治癒が望めると思います。その確率は100%に近いかもしれません。ホルモン感受性があるのでノルバデックスを服用しさらに卵巣機能を抑える皮下注射を開始しました。ホルモン療法として十分で、さらに治癒する確率が高くなると思います。腫瘍マーカーというと何かしら絶対的なもののように思われがちですが、客観的に言うと再発の早期発見にそれほど役に立つものではありません。ましてや腫瘍マーカーで癌を発見することは困難です。術後の腫瘍マーカー測定の役割を否定するわけではありませんが、画像診断で見つけることができない段階で、つまりかなり小さな再発を腫瘍マーカーで見つけることは難しいということです。かりに術後腫瘍マーカーが上・u桴クして再発が疑われる時は、CTやMRIといった画像診断で捕らえられる大きさであることが普通です。しかしながら頻回にCTだシンチだと画像診断を行うことはできないので、再発を少しでも小さく自覚症状のないうちにチャッチしようという目的で、腫瘍マーカーを測定する意義はあると思います。実際にそういう経験を何度もしています。腫瘍マーカーの特性を少し話しておきます。まず、腫瘍マーカーは再発に100%反応しません。個々の腫瘍マーカー毎に違いますが、腫瘍マーカーの再発に対する陽性率(正常値上限を超えて異常になる率)は30%から良くて60%程度です。陽性になるとしても再発巣がある程度の大きさにならないと陽性つまり異常値になりません。腫瘍マーカーとは癌細胞一個一個が血中に放出する物質(正常細胞にも存在するが癌細胞には特に多く存在する物質で、個々人の癌細胞が全く同じ物質を持っているとは限らないので陽性率が100%になりません)で、癌細胞の数が増えないと血中濃度が高くならず再発したとしても腫瘍マーカー上は再発の兆候なしとなります。腫瘍マーカーの血中濃度と癌細胞数は比例関係にぁw)ると言えます。このように一つの腫瘍マーカーでは再発に対する感度が低いkuフで、通常は二つか三つの異なる腫瘍マーカーを同時に測定します。腫瘍マーカーはプチさんの質問の答えにも書いたように、良性疾患や原因不明で上昇することもあります。乳癌の腫瘍マーカーではNCC-ST-439が原因不明で上昇することが多いマーカーです。特に閉経前の場合で、再発と関係なく上昇することがあります。私が経過を見ている方の中にもそういう方が何人もいます。再発がないのに500以上になった方や200以上になった方もいるし、10台や数十台に上昇する方はけっこういます。こうした方達の特徴は、他の腫瘍マーカーは全て正常でNCC-ST-439だけが上昇下降を繰り返すことです。このようなことが起こる原因は、体内の女性ホルモンのバランスの乱れにあるのではないかと思っています。ぶるさんの場合も他の腫瘍マーカーは正常だし、NCC-ST-439は10と正常上限を少し上回った程度ですから、再発との関連で考える必要性はないと思います。ぶるさんはステージT、グレードT、リンパ節転移なし、ホルモン感受性ありと全て予後良好な結果が出ているので、術後3ヶ月の段階で腫瘍マーカーが上昇してくるほどの再発はまずな・u桙「と思います。NCC-ST-439は再発と関係なく上昇してくることがけっこうあるので、他のマーカーが連動して上昇してこない時は様子を見ることにしています。一般的にNCC-ST-439が三回連続して上昇してくる時は意味があるとされています。ぶるさんは今回初めての検査結果なので、次の結果が出るまでは気にしなくていいと思います。次また高くても他のマーカーに変動がなければ、もう一度様子を見ていいと思います。心配しすぎると免疫力の低下につながったりしてけっして良いことはありません。乳癌の腫瘍マーカーではCA15-3が確実性が高いと思います。反応が少し鈍い感じはありますが、つまり他のマーカーに比べ少し遅れて上昇してきたりしますが、CA15-3が正常上限を超えて上昇してくるときは要注意です。正常範囲内でも連続して上昇し正常上限に近くなってくるようなときは要注意です。前に腫瘍マーカー値は癌細胞の数に比例すると書きましたが、その特性が再発で腫瘍マーカーが上昇している時の治療効果判定に大変役立ちます。治療の効果が出て癌細胞数が減少すればその分腫瘍マーカーが下がります。逆に治療の効果がなく癌細胞数が増え・u桙黷ホ腫瘍マーカーは上昇します。このようなことから、学問的に腫瘍マーカーw)測定の意義は治療効果の判定にあるとされています。ぶるさんは早期で治癒の可能性が高いので、絶対治るんだと信じてどっしり構えていることが大切です。そうすれば体にいい影響が出て、さらに治癒に近づくし良い毎日が送れること受け合いです。心配になったら、また質問してください。腫瘍マーカー 投稿者: プチ 2005/03/31 20:51:28いつもお世話になっております。実の姉の事ですがよろしくお願いいたします。C型肝炎で病院へ通っています。血液検査したら腫瘍マーカーが10倍以上に上がっていて全身の検査をしました。乳癌検査ではのう胞があり細胞針をしましたが異常なしでした。胃も異常なし。大腸カメラもしましたが異常なしです。どこにも異常がなくても腫瘍マーカーが上がる事があるのでしょうか。胃腸とかのマーカーだそうです。母の兄弟4人のうち3人が癌で妹の私も乳癌なので大変心配しています。お忙しい中申し訳ありませんがよろしくお願いいたします。 投稿者: 二瓶です。 HOME 2005/04/01 13:26:24 腫瘍マーカーは悪性疾患と関係して変動するというイメージで捉えられているぁw)ニ思いますが、実際にはいろいろな原因で上昇したりします。腫瘍との関連で言えば腫瘍マーカーの特性の一部を利用していると考えてください。どの腫瘍マーカーが10倍以上に上昇したのか分からないので、代表的な消化器の腫瘍マーカーについて記載しておきます。後で何ていう腫瘍マーカーか教えてください。代表的なものにCA19-9がありますが、これは胃癌、大腸癌、膵癌、胆嚢癌、胆管癌などで上昇することがあります。ことがあると書いたのは全ての腫瘍マーカーに当てはまることですが、そういった癌が存在しても100%上昇するわけでないからです。初期の段階では上昇することはまず少ないし、ある程度進んだ癌でもその陽性率は30%以下です。ただし膵癌では早くから70%以上の陽性率があると報告されています。こうした悪性疾患以外では急性・慢性膵炎、胆管炎、急性・慢性胆嚢炎などでも上昇します。もう一つ代表的なマーカーにCEAがあります。これも消化器系の悪性腫瘍で上昇したりしますが、良性疾患では急性・慢性肺炎、急性・慢性気管支炎、慢性肝炎、慢性膵炎、胆石症、腎不全、ヘビースモーカーなどで上昇するとされぁw)トいます。炎症との関係では、悪化すると上昇し、改善すると低下します。たkuニえば、肺炎がひどい状態の時にCEAは上昇し肺炎が改善すれば速やかにCEAが下がって来るといった次第です。悪性の時と比べその増減のスピードは早いと思います。肝細胞癌(肝癌)に関する腫瘍マーカーにAFPがありますが、このマーカーも急性肝炎あるいは慢性肝炎の活動期などで上昇したりします。今回は消化器系の腫瘍マーカー三つについて書きましたが、腫瘍マーカー単独で見て高いから悪性疾患があると単純に言えないことが分かっていただけたと思います。大事なことは診察した上でその臨床症状との関連で腫瘍マーカーを判断することです。消化器系以外のマーカー、たとえば乳癌に関係したマーカーでも考え方は同じです。プチさんのお姉さんの腫瘍マーカーの上昇は肝炎の活動性と関係があると思います。私のC型肝炎で乳が癌術後の方も、TPAという腫瘍マーカーが肝炎の活動性と連動して増減を繰り返しています。腫瘍マーカーは良性疾患でも上昇することがあると書いてきましたが、本当に悪性疾患のために上昇していることも否定できないので、きちんと経過を見てもらうようお姉さんにお伝えください。 投稿者: プチの察w)ホ HOME 2005/04/01 20:54:48プチの姉です。いろいろと教えていただきありがとうございました。去年の11月に、CEAが14.8になりまして、すぐに12月には7に下がりました。4まで下がったのですが、最近また10.1になったそうで、主治医の先生も首をかしげてます。すごく不安だったのですが、先生のお返事を見させていただき、安心いたしました。本当にありがとうございました。呼吸器科行ってきました 投稿者: トール 2005/04/01 15:14:58体調はよくなり数値もよくなっているのではと思っていったのですが、やはり好酸球が19.5と前回より気持ち上がっていて、CRPは1.69と横ばい状態。肺のレントゲンは少しきれいになっていました。好酸球がやはり気になるということで違う抗生剤で二週間様子をみることに。先生も原因が分からないといわれましたが一番考えられるのは非定型形抗酸球感染症とのこと。でもその菌は痰にはでていなかったそうです。そのときに今回のCEAの上昇はこの肺疾患とは関係ないと思うと言われ少しショックです。でもなるようにしかならないし二週間後に検w)ト吸器科と外科と受診するまでは少しのんびり考えようと思います。癌ワクチ・u WT1ヘプチド 投稿者: カムカム 2005/03/17 17:30:41はじめまして39歳の乳癌患者です。ホームページ自分の免疫力で癌に克つで、大阪大学教授、杉山先生のWT1ヘプチドワクチンの事を知りました。乳癌にも効果があるような事が書いてありました。ご存じだと思いますが、今の時点で、どうなんでしょうか。将来、認可されるには、どれぐらいかかるのでしょうか 投稿者: 二瓶です。 HOME 2005/03/20 01:12:54はじめまして、カムカムさん。WT1ペプチドワクチン療法は免疫療法に属します。私が医者になった頃すでに医療保険で使える免疫療法はありもてはやされた時期もありましたが、効果が期待したほどでなくいつの間にか影が薄くなってしまいました。免疫療法が廃れたわけではなく、保険外では健康食品が免疫を高めがんを治すと喧伝されブームとなり、大学などの研究機関ではより抗腫瘍効果の高い免疫療法の開発を目指し精力的に研究が行われているというのが現状だと思います。その一つががんワクチン療法です。がんワクチン療法は、正常細胞には無くがん細胞だけが持っているタンパク質に着目した治・u棊テ法です。このようながん細胞にだけ存在するタンパク質をがん抗原といいますが、この抗原を特異的に認識するT細胞(キラーT細胞)や抗体をワクチン接種で増殖させ、がん細胞に対する抗腫瘍免疫力を高め治療効果を期待するのががんワクチン療法です。ワクチンとしてがん抗原タンパク質やそのタンパク質を構成する一部のアミノ酸配列つまりペプチドが皮内注射されます。ペプチドが標的とされる場合に、がんペプチドワクチン療法と呼ばれます。日本でも大学を中心に多くのがんワクチン療法の開発が行われているようです。最先端の研究で私にはよく分かりませんが、多くのがん細胞に特有な抗原(タンパク質)が同定され、大学毎に(共同の場合もありますが)別個のタンパク質やペプチドを標的にした臨床試験が行われているようです。大阪大学の杉山先生はWT1タンパクを構成する9個のアミノ酸(WT1ペプチド)をがん抗原に用いています。原理はWT1ペプチドを皮内注射してWT1ペプチドを認識するキラーT細胞や抗体を増殖させ、それらががん細胞の膜表面にあるWT1ペプチドを認識しがん細胞だけを攻撃するというものです・u栫Bほとんどの臨床試験は安全性を確かめる第T相試験が終了し、次の臨床効果w)を確かめる第U相試験に入ったか入ろうとしている段階にあります。第U相試験で臨床効果が確認されると第V相試験に進み、安全性が高く臨床効果がはっきり認められば厚労省の認可を受け実用化されることになります。全ての新薬はこうした手順で実用化されます。多くの臨床試験の中からいくつか治療効果の高いがんワクチン療法が開発に成功したとしても、実際に臨床で使われるようになるのはまだまだ何年も先のことです。がんワクチン療法の最大の利点は、免疫療法なので化学療法と違い副作用がほとんどないと予想されることです。しかし、現段階ではWT1のような特定のがん抗原が全ての人のがん細胞に存在するわけではなく全員が対象にならないことなどの問題も多く、第U相試験の結果が出なければ期待される治療効果があるかどうかも不明です。まだ海のものとも山のものともつかないというところですが、これからさらに研究が進みあらゆる人のあらゆるがんに有効ながんワクチンが開発されるかもしれません。期待して待つことにしましょう。将来がんワクチン療法が認可され実用化したとしても、まずは進行がんや再発したがんに用いられることになります。そぁw)フ後さらに臨床試験を経て術後の治療に用いられるようになるわけですが、そうなるまでは少なくとも10年はかかるのではないでしょうか。専門外のことで正しいお答えになっていないかもしれませんが、お役に立てたでしょうか。 投稿者: カムカム 2005/03/28 19:16:24丁寧な、お返事ありがとうございました。世の中のガン、全て治る薬ができる事を祈ります。お返事ありがとうございました 投稿者: トール 2005/03/28 15:08:08咳もかなりとまり随分体も楽になりました。ただなぜか午前中は体がだるくてしんどくて。CEAが気になりますが三週間後の結果を待つしかありません。PETは二瓶先生のおっしゃるとおり主治医の優しさだと思います。PETをしても治療法が変わらないのだとしたら私はまだPETをする勇気がありません。勇気がないくせに主治医にはすぐPETはいいんですかって効いてしまいます。今度のCEAの結果をみて考えようと思っています。今度の金曜日が呼吸器科の受診です。またご報告します。今月はほとんど寝ていていつの間にかもう四月になってしまうって感じです。マーカー急上昇 !
$BEj9F<T: トール 2005/03/25 14:51:49今日は呼吸器科と外w)科の受診をしてきました。肺のレントゲンはこの三日間ではあまり変わりませんでしたが、CRPも1.7まで下がりましたし熱も下がりました。ただ好血球数?EOSの数値が高いのでまた来週受診です。それよりもなによりも前回21.9まで下がっていたCEAが59.5と急上昇。主治医いわく「あなたの場合マーカーと腫瘍の活性があまり関係ないような気がする。」といわれました。PETの話もまたしたのですが、今はまだいいんじゃないかなって言われました。のんびり構えていてもいいのでしょうか。ちなみにマーカーは三週間後にまた調べることになっています。それまではアリミデックスのままです。 投稿者: 二瓶です。 HOME 2005/03/28 12:14:24トールさん熱が下がってひとまず良かったですね。CRPはほとんど正常化したようですが、感染と戦う好中球数とアレルギーと関係する好酸球数がまだ高いので慎重に様子を見るということだと思います。CEA急上昇の原因がどこにあるのか、これまでも腫瘍と関係なく変動している節があるので一概に何とも言えません。今回の肺炎や肝機能障害が関係しているのなら、次回の検・u檮クで下がるのかもしれません。その結果を見て、アリミデックスでいいのかどうか考えればいいと思います。PETはまだいいというのは、主治医の先生のやさしさだと思います。PETの結果で大きく治療法は変わらないと考えます。もしトールさんが敵が見えなくてもがんばれるのなら、PETをしなくていいと思います。前にも書いたかもしれませんが、敵が見えないことの不安が治療に悪影響を及ぼすようならPET検査を受けたらいいと思います。また、状況が変わったら教えてください。ありがとうございました 投稿者: こっこ 2005/03/22 11:02:43二瓶先生、おはようございます。昨日は私の54歳の誕生日でした。暖かい日差しに誘われてドライブに行きました。とても楽しい一日でした。春はもうすぐそこまで来ていますね。今朝お返事に気が付きました。丁寧に解説いただきまして本当にありがとうございました。おかげでとても安心しました。無理をしてでも点滴を受けていてよかったです。今度からは少々熱があってもあまり心配せずに頑張って受けられます。でもその前に風邪を引かないよう、感染症にかからないよう十分注・u梭モしたいと思います。おかげさまでハーセプチンが私にはとてもよく効いていw)るようですので効き目の続く限り頑張りたいと思っています。副作用のとても少ないお薬だと聞いていますが、またハーセプチンのせいではないのでしょうがやはり近頃は無理がきかなくなりました。疲れが残ります。免疫力を落とさないよう無理は止めて、毎日を明るく元気で過ごしたいものです。今は花粉症でぼろぼろですがもう少しの辛抱です。休日にもかかわらず丁寧にお返事いただきまして本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。感謝!ありがとうございました 投稿者: トール 2005/03/22 08:22:05まだ熱と咳が続いています。先日の地震結構ゆれました。怖かったですよ。また熱が下がったら連絡いたします。二瓶先生へ 投稿者: まゆ 2005/03/22 01:27:54二瓶先生、祝日でお休みだったと思いますが、回答して頂いてありがとうございました。ちょっと心配しすぎなのでしょうね。超音波を撮った時に、主治医が、「不気味でいびつな感じはするけど。」とか、「色々いっぱい写ってる。」等、心配になるような言葉を言ったのと、お正月明けから、手術をした左側と細胞診をした右まで痛みがあぁw)チて、気になって質問をしました。病理の結果の細かい説明はしてくれない先生なので、二瓶先生の説明を読んで気が楽になりました。前回は今年の2月に病院に行っているのですが、5月に電子カルテを導入するので、システムダウンしたら大変だから、次の診察は6月に電話で予約を取って、7月か8月と言われています。何か気になる事があったら、電話をするようにとの事なので、次の診察で半年でいいのか相談してみます。主治医の細胞診の所見もちゃんと聞いてきますね。大きくなったり、あまりもに痛かったら、早めに受診してもいいんですよね?どんな状態なら行ってもいいのか、とっても難しいです。また相談させて頂きます。二瓶先生の患者さんは幸せですね、ありがとうございました。ふう子さんへ 投稿者: 二瓶です。 HOME 2005/03/21 12:48:58反回神経は上縦隔つまり両肺に挟まれた胸の中心部で、食道に接して下降する迷走神経から枝分かれし上へ反転して声帯に向かいます。反転する位置は鎖骨下動脈のすぐ下、体表面で見ると鎖骨の少し下あたりになります。肺転移あるいは肺腫瘍が原因で左反回神経が麻痺すると・u桙キれば、左肺上葉に病変なければなりません。左肺の斑状陰影や左肺尖部の1w)cm大の結節が、縦隔まで影響するとは考えにくいように思います。鎖骨上リンパ節腫大も軽度で、頸部で反回神経麻痺を来すほどではないと考えます。肺の病変については転移と確定されていないし、NCC ST-439の上昇が確認されて一年数ヶ月が経過してもCT等の検査で不変ということだし症状も軽減しているので、まだホルモン療法で経過を見れると思います。慎重に経過を見て、状態の悪化が明らかな場合に治療法の変更を考えたらいいと思います。胃カメラで硬癌が見つかったとのことですが、胃についてもしっかり経過を見てもらってください。 投稿者: ふうこ 2005/03/21 16:45:51 二瓶先生ご回答ありがとうございました。あさって診察日です。現在の状態をしっかり考え主治医と相談し今後の治療を決めていきたいと思います。今後ともよろしくお願いします。ありがとうございました 投稿者: こうめ 2005/05/17 14:31:11橘さん すみません先ほど文章の途中で送信してしましました。編集お願いできますか?下に書きますね。忙しい中 保険診療でないことまで質問してしまい心配していたのですが、いつも帖w)ハり心優しい回答をしていただき感謝しております。家族ともよく話し合いこれからの治療に悔いを残さないように前向きに進んで行こうと思います。また悩んだ時には相談にのってください。

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