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No.11


投稿者: にの 2004/08/30 19:59:05

二瓶先生お忙しいところ、丁寧なご説明ありがとうございました。来月局所麻酔で切ることになりました。私は以前に切った時も良性だったので、どうせ又良性なんだろうからという変な自信(笑)や病院での待ち時間が長くていやで、グレーの状態で切るなんて・・と思っていましたが、主治医にも二瓶先生と同じように「グレーだからこそ検査を進めるために切ると思ったらどうかな」と言われました。又、わからない事がありましたらお教えください。(そんな事主治医に聞けよ〜と思われる事でしょうが、主治医の先生はいい先生なのですが、外来3時間待ちは普通です。私のあとにもまだ沢山の方が待っていると思うと、なかなか細かく質問ができません・・)二瓶先生本当にありがとうございました。再発率ですが。 投稿者: マル 2004/08/27 21:59:35はじめて質問します。先月手術がおわり病理の結果がでました。大きさ1.2×1.3、スキルス癌、リンパ節転移2つ、ER++、PgR+、HER2(−)です。今後はAC→T、ホルモン療法を予定してます。再発率のほどはいかがだと思われますか?年齢は27歳です。 投稿者: !
二瓶です。 2004/08/30 12:46:20マルさん はじめましてこれまでに報告されている5年生存率や健存率などの疫学的データは、改訂前の取り扱い規約に準じて出されています。その改訂前の規約に当てはめると、マルさんの場合の乳癌進行度はT期に なります。T期の5年生存率はおおむね90%といったところです。施設によって多少違いますが、平均して90%程度です。つまり、残念ながら5年後に10人中一人の方が再発し亡くなられるということです。健存率つまり再発なしで生存している方の比率でいうと70から80%ですから、5年後に全く問題ない方は10人中7人からよくて8人ということになります。これはあくまでも統計的な数字で、平均を表しています。個人個人で見ると、いろいろな要素が絡んできて、平均が当てはまらない場合もあることを知っておかなければいけません。規約上のT期は、リンパ節転移がない場合しこりの大きさは5cmまでの乳癌、リンパ節転移がある場合はリンパ節転移個数が3個まででしこりの大きさが2cmまでの乳癌を含みます。つまり同じT期でも幅があるということです・u栫Bリンパ節転移が無く大きさ1cmの乳癌と、リンパ節転移が3個で大きw)さが2cm近い同じT期の乳癌では、自ずから予後に差があるということです。統計的な数値はその平均だということです。それから経験的に、20台30台の乳癌は閉経後の乳癌に比べ問題が起こることが多く、術後の治療や経過観察をしっかり行うべきだと言えます。ご存じかもしれませんが、乳癌の発症と進展には女性ホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)が深く関係しています。閉経前特に40歳以下では、エストロゲンの量が多く乳癌に対する刺激が強いと考えられます。それが、予後の悪さにつながっているのかもしれません。最近の乳癌術後補助療法は、欧米風に以前より理論的にしっかり行われるようになってきています。以前のように規約の病期から補助療法を検討するのではなく、個々の乳癌の悪性度やリンパ節転移の状況さらにホルモンレセプタ−の有無などを考慮して補助療法の仕方を決め行われるようになってきています。術直後の体の中に残存している乳癌細胞がわずかなうちに、最大効果を上げるようしっかり補助療法が行われるようになってきているので、将来生存率の改善につながるかもしれません。マルさんの場合、T期でもリンパ節転亜w)レが2個あることと、20台とお若いので、ER(++),PgR(+),HER2(-)と悪性度が低いことを示す検査結果も出ていますが、しっかり化学療法を受けるべきです。AC-Tという現在最も効果的と考えられる補助化学療法が予定されているようですから、副作用の辛さもその分強いかもしれませんが、がんばって予定通り受けてください。化学療法後、ホルモン療法もきちんと5年間続けてください。ありのまま書いて悲観的に受け取られはしないかと不安ですが、将来のことをしっかり見据えて今を頑張って乗り切ってください。そうすれば、きっとよい結果につながると思います。また、疑問があったらご質問ください。 投稿者: マル 2004/08/30 16:16:30二瓶先生、お忙しい中ご親切にアドバイスありがとうございました!リンパ節に転移がある時点でU期だと思っていました。T期だったとは驚きです。@健存率や五年生存率などが書いてあるデータ本で二瓶先生のおすすめ本があったら教えてください。(あまり医学本に詳しくないもので・・スミマセン)Aそれと、ACのあとの「タキソール」ですが非常に奉公率の高い抗がん剤と聞いています。術検w)纒竢風テ法としての効果はどのように思われますか?今年いっぱいは治療に追ku樓る日々になると思いますが、へこたれずがんばります。若くして乳がんになってしまい最初はとても落ち込みました。でも今は気力も回復し、前進あるのみと考えるようになりました。いよいよ今週から化学療法が始まります。EC中の海外出張 投稿者: CO 2004/08/17 11:01:24髄様癌の抗癌剤選択についておうかがいしたCOです。EC6回を選択し、昨日3回めの点滴をうけてきました。白血球は2回目3100、3回目2900と少し少な目です。水分補給が効いているのか、吐き気などの副作用ありません。2回目の時に、点滴翌日から3日間、37.4度の微熱が出ました。また、もともと便秘もちで2〜3日くらいでないのはありだったのですが、抗癌剤点滴後は月曜に点滴すると土曜日までまったく排便はなく、土曜の夜にウサギというかビー玉が出て、その後"ぢ"となります。今回、主治医の先生にマグラックスを処方していただきました。EC中の海外出張について悩んでいます。近畿在住ですが、東京出張は1回目の後半に三泊四日。今回3回目の点滴のあと来週二泊・u梹l日、行く予定でいます。問題は海外出張です。昨日、主治医に相談しましたが・・・う〜ん・・・という返答で、決断をしかねています。海外出張はシンガポールか香港で三泊四日くらいの予定です。上海という案もでています。代理が立てられないだけに、どうしたものかと思っています。時期は4回目のあと9月末ごろです。スケジュールはすべてこちらで決定できます。疲れたら休むということもできる環境にはありますが、やはりこれは無謀なことなのでしょうか? 投稿者: 二瓶です。 2004/08/19 12:11:03COさんお久しぶりですEC療法なので3週間毎に抗癌剤点滴が行われているのだと思いますが、副作用としては骨髄抑制が強めに出ているようですね。白血球数は3000前後のようですが、白血球の中で感染防止の役目をする好中球の数はどのくらいなのでしょうか。白血球数は通常抗癌剤点滴後一週から二週にかけて最低になり、その後徐々に上昇してきます。そのことから考えると二回目の点滴翌日から3日間の発熱は白血球減少(この場合好中球減少ということですが)が原因ではないと思います。好中球数が500以下に減勝w)ュしてくると、感染症に罹る危険性が増大し、さらに敗血症に進展すれば重篤kuネ状態になります。この好中球数が1000以上あれば、感染症に十分注意しながら国内出張は可能だと思います。万が一問題が起こっても国内であれば主治医と連絡を取りながら、手続きの煩わしさも無く簡単に医療機関を受診できます。海外でもし重篤な感染症に罹った場合、国内のようにスムースに対処できるかが問題です。3回目の骨髄抑制からの立ち直りが順調で白血球に問題がなければ、予定の4回目は9月6日になると思います。その場合海外出張は白血球の減少の底から復活した後になると思いますが、好中球数が少なくとも1000以上あることが必要だと思います。骨髄抑制からの立ち直りは回を重ねる毎に遅延してきて、4回目ともなると順調に白血球数が回復してくれず、投与後2週間経過しても好中球数が1000以下の場合もあります。もし4回目が白血球数などの理由で一週間延期になる場合、9月末の海外出張はちょうど白血球数が最も減少している時期にぶつかるので行くべきではありません。どうしても海外出張が避けられなければ、4回目の抗癌剤投与は出張から帰った後にするか、4回目の投与後2週間経過あたりに出張日を設定すべきです。最も確・u梹タ性のあるのは4回目を出張後に行うことですが、可能かどうかは主治医とよく相談する必要があります。それ以外の場合は、出張直前に好中球数が1000以下の時には安全を第一に考えて出張を取りやめるべきだと思います。ここまでのことは白血球を増やす薬を使わない前提で書いてきましたが、白血球減少治療薬があり好中球数が1000以下になった場合に使えるので、これを有効に用いれば海外出張に合わせて白血球数をコントロールできるかもしれません。そうした薬を使うことについても主治医とよく相談してみてください。通常はこうした薬を使わなくても自然に白血球数が回復してくるので、おそらくCOさんの場合も使われていないと思います。アンスラサイクリン系の抗癌剤を含む治療では、便秘を訴える方がけっこういます。原因について私はよく分かりません。あくまで私の推測ですが大腸での水分吸収が過大になり便が硬くなることと、大腸の蠕動運動が抑制されることが関係しているのかもしれません。対処の仕方は、下剤や酸化マグネシウムなどの緩下剤および整腸剤の服用、お通じを出す座薬を用いる、水分を多めに摂る、消化の良い物や繊維成分の・u梠スい物など食べ物で工夫するなどの対症療法しかありません。お仕事も大切だw)と思いますが、長い目で見て今一番大切なことを最優先してください。 投稿者: CO 2004/08/20 20:46:08わかりやすいお返事をありがとうございます。白血球の数は主治医の先生におうかがいしましたが、好中球の数というのは確認していません。もっとひどい副作用が出ている方もいるので軽い副作用だとは思いますが、ECも1回目よりも2回目、3回目と体のだるさなど増加してきているように思います。主治医の先生とも海外出張の件は、良く相談したいと思います。お忙しい中、お返事ありがとうございました。no nameさんへ 投稿者: 二瓶です。 2004/08/18 12:10:31ノルバデックスの副作用発現頻度は抗癌剤に比べ少なく、8から9%の方に副作用が出現したと報告されています。主な副作用は無月経、月経異常、ほてりなどの更年期様症状、嘔気、嘔吐、食欲不振、肝機能異常、視力異常や静脈血栓症などです。たいていは軽度で服薬中止になることはありません。私もノルバデックスによると思われる卵巣のう腫は時々経験していますが、そのために服薬中止になった方は2,3人といったところです。もち・u桙・婦人科の診察を定期的に受けてもらいながら、増大傾向があるときは一時的に服薬を中止して様子を見たりします。最も重篤な副作用は血液凝固能亢進のため脳血栓症などを起こすことですが、私はまだ経験していません。視力障害が出現したときは服薬中止になりますが、血栓症と同様私は経験していません。再発予防についてですが、まずは自然体で気にしないことが一番大切だと思います。食事についても、自分の食べたいおいしいものを食べるのが一番良いと思います。ただし、食べ過ぎてカロリーオーバーになり体重が増えるのは良くありません。これでは答えになりませんね。言いたいことは普通にしていれば良いのではということです。いろいろがんばっても、顕著に乳癌の再発を防ぐ良い手だては無いということです。がんばることが体の負担にならない程度に少し努力してみたいということであれば、次に書くことを心がけてみてください。いずれも乳癌の発生予防に関したことですが、少しは再発を防ぐ力になるかもしれません。まず乳癌の危険性を高めるとされる食べ物は、アルコール、動物性脂肪、肉類、動物性たんぱく質などです。そして食べ物と密接に関係する肥・u椁桙ェ乳癌の危険因子とされています。逆に乳癌の危険性を低下させる食べ物はw)野菜、果物、食物繊維の多い食べ物、カロチノイド、イソフラボン、魚などです。そして肥満と関係しているのかもしれませんが、運動が乳癌の危険性を低下させるとされています。特に野菜と果物は確実に乳癌の危険性を下げるとされています。日本人という人種は元々乳癌の罹患率の低い民族でした。ところがこのところ日本人の乳癌罹患率は上昇傾向にあり、2015年までこの傾向は続くと見込まれています。1990年の頃は一生のうちに日本人女性40人に一人が乳癌になると計算されていましたが、2000年には30人に一人が乳癌になるという結果が出ています。参考までにアメリカ人白人は8人から9人に一人ですから、それに比べれば日本人はまだまだ少ない方です。日本人女性の乳癌罹患率がこのように上昇してきている大きな原因の一つは、伝統的な日本食から欧米風の食事になりしかもカロリー摂取が増えて体格が良くなったことにあるとされています。伝統的な日本食には魚や大豆製品(豆腐、納豆、味噌などでイソフラボンが多く含まれています。)が多く、日本人は昔から乳癌の危険性を下げる食事をしてきました。私の師である野水先生はこの福w)ェ野に造詣が深く、乳癌発生予防のために大豆製品を多く摂り緑茶を飲むことをすすめています。no title 投稿者: さなえ 2004/10/08 21:24:13早速のご返事ありがとうございました。よ〜くわかりました。がんばる勇気を先生から頂いた感じがします。また落ち込む事もあると思いますが、その時はまたご相談させてください。ありがとうございました。 no title 投稿者: ゆう HOME 2004/10/08 20:13:12二瓶先生 病気の質問でもない 私の書き込みにお返事をいただきありがとうございます。ここ何日間か、家族の事 病気の事考えてみましたがやはり 答えなんかでてきませんでした。でも 一つ自分の気持ちで 強く感じたのは、やはり生きていたい、、、、家族といつまでも一緒にいたいやはり きっと夫も私と同じ気持ちでいてくれてると思います。夫の為、子供の為、両親の為、友の為、自分の為頑張ろう、、、、そう思いました。二瓶先生のやさしさ、こっこさん、トールさんの励ましの言葉、とても嬉しかった、、、、これからも いくつもの試練があるかと思いますけれど 諦めず頑張ります。no title 投稿者・u・ ゆう 2004/10/06 19:57:49二瓶先生 ありがとうございまw)した。黒点の場所は、あまりよくレントゲンを見なかった為わかりません。私より辛くても頑張ってる方は、いっぱいいます。でも、数値が上がるたび 手術してくださった先生の「骨は最後だから、、、痛いんだよなぁー」という言葉が浮かんでしまいます。弱いですね、、、、子供は私が母で 幸せなのでしょうか、、主人は私が妻で良かったのだろうか、、、今回 転移が増えて、、覚悟はしていたものの、かなり神経的にまいっているみたいです。今回は、元気を取り戻すまで、時間がかかりそうです。 投稿者: 二瓶です。 HOME 2004/10/08 13:33:26ゆうさん、骨転移は最後ということはありません。痛みが出てきたときは、放射線治療やビスホスフォネート剤あるいは鎮痛剤を上手に使えば軽くできるし、骨転移があっても長い年数うまくつき合っている方はいっぱいいます。それから、トールさんの言うとおりです。疑ってはいけません。疑いがご主人に伝染してしまいます。「オレが主人で良かったのかな」と弱気になってしまいます。苦しみを共有したいと絶対思っているはずです。せいいっぱい妻であり、母でいてください。ありがとうございました w)。 投稿者: さなえ 2004/10/06 21:55:21二瓶先生、お忙しい中本当にありがとうございました。今日PET後初めての診察でしたが、先生の説明のおかげで主治医ともきちんと話し合え、初めて納得して帰ってくる事ができました。本当にありがとうございます!!先に今日の報告をさせて頂きます。外来でCTを撮りましたがやはり骨盤に骨転移(造骨性骨転移と言われました。)があり、CA15−3も36→65と上昇していました。痛みが強くなってきているので、まず放射線治療をする事になりました。抗がん剤は一緒にはできないと言われゼローダの内服をすることになりました。先生からの質問の分ですが             2002年に上昇した腫瘍マーカーはCA15−3でした。2002年6月から上がり始め(それまでは正常値でした)37→78.4→125.6と上昇し、骨シンチ、CT、エコーをしましたが転移巣はわかりませんでした。腫瘍マーカーが高いと言う事で原因ははっきりしませんでしたがEC療法を6クール行い、CA15−3も正常値となったの終了となりました。今回2004年8月からの腫瘍マーカーは    w)氈@     8月    9月   10月 CEA     1.3  ・u氓P.3  1.3   CA15−3  31.3  36   65    ST−439  147   179        TPA     128.9 34     PETを受けるまでに検査はエコーと胸部レントゲンだけで。、前回見つからなかったので主治医にお願いして先にPETを受けました。術後に服用していた抗がん剤はわかりません。 今週末より放射線治療とゼローダの内服が始まりますが、放射線が終わったあと腫瘍マーカーが正常値になってもタキサン系の抗がん剤をうけたほうがいいのでしょうか?先生の説明を読んでがんばろう!と思えました。質問ばかりで申し訳ありませんがよろしくお願いします。 投稿者: さなえ 2004/10/06 22:14:29腫瘍マーカーのところがわかりにくくてすみません。編集の仕方がわかりませんでしたのでもういちど書きます。CEA1.3→1.3→1.3 CA15−3 31.3→36→65 ST−439147.2→179 TPA128.9→34です。 投稿者: 二瓶です。 HOME 2004/10/08 13:33:05さなえさん、さっそく知りたいことを教えていただきありぁw)ェとうございます。骨転移の除痛に放射線治療は良く効くと思うし、ゼローダは良い薬で効果が期待できます。痛みが取れて腫瘍マーカーも正常化したなら、ゼローダを継続すべきです。もし、痛みが残るようだったらゼローダとビスホスフォネート剤を併用する方法もあります。またCA15-3が上昇してきたら、タキサン系の抗癌剤やハーセプチンのことを検討すればいいと思います。no title 投稿者: ゆう HOME 2004/10/04 22:12:48二瓶先生こんばんわ!今日病院へ行ってきました。毎回の数値と前回の骨シンチの結果を聞きに、、、結果は、CEA 1.7 CA15-3 17.8と前回よりまた下がりましたが、ICTP 8.3とまたまた上がってしまいました。今日の骨シンチも数値が上がってきているので、覚悟はしていったつもりですが、、、前回の骨シンチの転移の中で、大きな所は前回に比べ薄くなっているそうですが、やはり小さな黒点が増えているようです。主治医は 痛みが今ないようなら このまま同じ治療でいきましょう との事です。痛みがでたら治療を変えようとのことでした。二瓶先生 今の治療は効いているのでしょうか?確かに薄・u桙ュなったものがあります、でも新たに出ているものがあるので 不安です。まw)だ 治療をはじめて半年で増えたとすると、どんどん増えて、私の骨は真っ黒になるのではないかと、、、今日は運命という言葉を 痛烈に感じた一日でした。もし 今の薬が駄目なら次とまだまだあるのでしょうか、、、、二瓶先生の病院に行けるものなら行きたいです。 投稿者: 二瓶です。 HOME 2004/10/06 16:45:46南東北のこの地でもようやく長雨が止んで、昼頃には日の光が差してきました。こっこさんやトールさんもそうですが、腫瘍マーカー値の変動で一喜一憂し検査はどうだろうと不安が強いられる日常は、たいへん切ないものだと思います。当事者でない私が人ごとのように簡単に言ってしまって申し訳ありません。それを乗り越えるいい方法があったら惜しまずいくらでもお教えするのですが、いい知恵が浮かびません。何事があっても穏やかな気持ちを保つ強い精神力を持つことなど、私も含め普通の人間にはできそうにありません。それができればこの世に生きていくのはやさいしいことなのかもしれませんが、何かの教祖様にでもならなければ無理な話ですね。さて、正常上限を超えていたCA15-3が32.9から17.8とほぼ半減ぁw)オ正常化しました。このようにCEAとCA15-3は徐々に下降してきているので、リュープリンとアロマシンの治療効果を否定することはできません。むしろ骨転移以外では再発予防にたいへん役立っていると考えられます。問題は骨転移を抑えているのかどうかということですが、骨転移の治療効果判定は難しいところがあります。化学療法は骨転移にあまり効果的でないと言われていますが、実際には効いていても判定が難しく正しく評価されていない可能性があります。特に骨シンチでの治療効果判定は難しいのですが、今回の骨シンチで元々の骨転移部が薄くなってきたということは、その部に関しては治療効果があると言えるかもしれません。骨シンチで黒く見える部分は骨吸収がが盛んなことを意味します。変形性関節症や骨粗鬆症でも同じようなことが起こり、変化の強いところは骨シンチで黒く見えます。薄くなってきたということは骨吸収が鈍ってきたことを表し、骨転移に対する治療効果があると判断されます。しかし、小さな黒点が増えている、つまり新たな骨転移巣が出現してきているとすると、この点では骨転移が進行してきていると判断せざるを得ません。その・u桴ャさな黒点はどこに存在するのでしょうか。関節部以外に出ているのなら、残w)念ながら骨転移なのだと思います。今のホルモン療法が少なくとも骨以外の部位では有効と考えられるので、ホルモン療法は続けるべきだと思います。ホルモン療法は骨転移に有効性が高いとされているし、副作用の少ないホルモン療法が効くならそれに越したことはありません。ホルモン療法の進め方の一般的な手順は、ある薬が効かなくなったとき次のホルモン療法剤に変更することです。閉経状態を維持するためにリュープリンはそのまま維持する必要がありますが、経口剤はノルバデックスからアロマシンになったので次はアリミデックスということになります。ただ今回のICTP上昇はわずかなので、もう一度ICTPの動向を見る余裕はあると思います。アリミデックスに変更すると骨塩量の低下という副作用に注意しなければなりませんが、骨塩量の低下を防ぐ効果のあるビスホスフォネート剤が併用されることもあります。骨転移による痛みがある場合はビスホスフォネート剤で痛みが軽減したりするので、日本でも最近よく用いられます。化学療法と併用すると治療効果も期待できるとされています。ゆうさんの場合、まだホルモン療法でいけると思いますが、もしホルモァw)翼e法の効果が期待できなくなった時は、化学療法が必要になります。化学療法については、今回は詳しく述べません。主治医の先生とよく話し合って治療を進めてください。再発後のタキソテール治療について 投稿者: A子 2004/10/06 13:08:14二瓶先生、ご多忙のところ大変ご親切にお答え下さいましてありがとうございます。また、お心遣い頂き感謝申し上げます。お陰様で、やっと前向きに治療をはじめる決心がつきました。明日の治療からタキソールをはじめようと思います。本当にありがとうございました。はじめまして 投稿者: さなえ 2004/10/03 01:44:46二瓶先生はじめまして。今後の治療についてご相談させて頂きたいのです。2000年44歳で右乳房温存し放射線治療を受けました。リンパ節に3個転移がありました。ホルモンレセプターはER(-)PgR(-)でした。放射線治療後2年間(2002年3月まで)抗がん剤内服しましたが2002年11月から腫瘍マーカーが上昇したためEC療法を6クール行いました。 2004年8月より腫瘍マーカーが上がってきた為ユーエフティ、エンドキサンPを内服していま・u桙オたが、腫瘍マーカーが少しずつ上がってきていたので10月にPETを受けw)ました。(CA15-3 36、ST-439 179)PETで骨盤に転移があると言われたのですが、今後の治療について悩んでいます。放射線科の先生は放射線治療を受けてみては?と言われました。抗がん剤の点滴を受けた方がいいのでしょうか?      どうしていいかわからず迷っています。このまま内服の抗がん剤を続けていいのでしょうか。検査の結果をみたら覚悟はしていても落ち込んでしまい、どうしていいのかわからなくなっています。今受けるべき治療はどのようなものでしょうか?お忙しい中申し訳ありません。二瓶先生アドバイスお願いします。 投稿者: 二瓶です。 HOME 2004/10/05 20:23:05さなえさん はじめましてさなえさんの悩みが少しでも軽くなることを願ってお答えしたいと思います。さなえさんが書かれた内容から判断してとりあえずお答えしますが、もっと良く考えることができるかもしれないので、よろしければ以下の質問にお答えください。1 2002年から腫瘍マーカーが上昇してきたとのことですが、  どのマーカーが上昇してきたのですか。  また、その腫瘍マーカーの手術後からの推移・u桙ェ分かれば教えてください。2 2002年の時、どこかに転移巣はあったのですか。3 EC6クール後に、その腫瘍マーカーはどうなりましたか。4 2004年8月の腫瘍マーカー上昇は、どのマーカーがどの程度上昇して  きたのですか。5 術後服用していた抗癌剤は何ですか。6 PET検査を受けるまで、他の検査たとえばCT検査や骨シンチ検査で  異常を指摘されたことはありませんか。  特に骨シンチで異常はありませんでしたか。質問は以上です。腫瘍マーカーが上昇してきて再発が疑われるのに、いろいろな検査をしても原因が不明ということにしばしば遭遇します。再発の可能性が高いときは、後手にならないよう何らかの治療を試みて腫瘍マーカーが下がってくれば効果があると判断し、その治療を継続したりします。ここ数年あちこちにPETを備えた施設ができて、既存の検査装置で発見できない病巣を見つけることができるようになってきました。そんなPETも万能ではないので100%見落としがないとは言えませんが、異常を指摘されたときは異常である確実性が高いと思います。さなえさんの場合CA15-3が軽度上・u桴ク、NCC-ST439が179と上昇しているので、PETでの異常は搭u癌ct再発の可能性が高いと言えます。NCC-ST439は閉経前の場合、おそらく女性ホルモンのバランスが関係していると思われますが、再発とは無関係に上昇したりします。連続的に上昇するのではなく下降したり上昇したり変動するのですが、私の患者さんで1000近く上昇してから正常化した方もいます。100台への上昇はよく見られます。しかし、軽度ですがCA15-3も上昇しているのでNCC-ST439の上昇も再発のためで、PETで指摘された部位が再発巣ということになるのかもしれません。PETでは癌原発巣とその再発巣の区別はできません。異常な部位は同じ色の変化で表現されます。乳癌でいえば、原発巣も肺や肝への転移部位も、そして転移リンパ節や骨転移部も同じ色の変化で表されます。さなえさんのPETで指摘された骨盤の転移は、他の検査法でも確認できたのでしょうか。記載された内容から骨転移と判断して話を進めることにします。まず、UFTとエンドキサンPを開始してからどんどん腫瘍マーカーが上昇してきているのなら、この治療の効果は期待できないということになります。ただ、今年の8月から服用を開始し・u桙スとするとまだ2ヶ月ほどしか服用していないので、もし腫瘍マーカーの上昇が軽度なら、効果が期待できないと判断するのは少し早いかもしれません。骨転移の治療効果判定は難しいので、もう少し経過を見た方がいいかもしれません。今回初めてPETで骨転移が見つかったとしても、画像診断で捉えられるほどの大きさで見つかったわけですから、相当以前から存在していた可能性があります。それに対して2ヶ月前からUFTとエンドキサンPを投与開始したのですから、しだいに効果が出てきて次の検査で腫瘍マーカー値が低下するかもしれません。一般的に骨転移の治療は、ホルモン感受性がある場合(少なくともERまたはPgRが(+)ならば)には、ホルモン療法から始めるのが原則です。残念ながらさなえさんの場合ホルモン感受性がないので、一般的には化学療法を選択することになります。ある部位に明らかな骨転移があるということは、検査に引っ掛からない癌細胞が全身いたるところに潜んでいる可能性を否定できないということになるので、そういう点でも全身療法である化学療法を行うことの方が有益だと言えます。放射線療法はあくまでも局所・u棊テ法で、骨転移による痛みがあるときの除痛目的や、骨転移による病的骨折予w)防のために行われます。放射線療法に根治性は期待できず、目的はあくまでも症状緩和です。再発の場合の標準的な化学療法のやり方は、まず経口抗癌剤でなく注射剤を用いて行います。さなえさんはEC療法を受けているので、次はタキサン系の抗癌剤投与を試みるのが一般的なやり方になります。いくつかの治療法を試みて、ついに注射剤を用いた治療法が手詰まりになってしまったときに、QOLの維持目的に経口抗癌剤を用いることになります。今までの治療手順はそうでしたが、最近はゼローダという経口抗癌剤があって、場合によって注射剤に匹敵する効果が期待できるので注射剤に準じた使われ方もします。化学療法以外では骨転移に対してビスホスフォネート剤という薬があって、化学療法剤と併用で用いれらます。今のところ日本では悪性腫瘍による高Ca血症にしか適応がありませんが、実地の医療では骨転移に対してかなり使われています。その他にハーセプチンという薬があって、単独でも用いられますが普通は化学療法との併用で用いられます。ただし、ハーセプチンを使う場合はHER2が陽性であることが必要です。HER2について詳しくは書きま・u桙ケんが、手術時に調べてなければハーセプチンを使うときに調べることができます。さなえさんの転移部位が骨盤の骨転移だけだとすると、化学療法でどこかに潜んでいる癌細胞をたたき他の部位への転移をうまくコントロールできれば、長期に渡って骨盤の骨転移と共存できると思います。悲観的にならず、現時点で治療効果の認められた最善の治療をきちんと受けることが大切だと思います。no title 投稿者: トール 2004/10/01 15:25:11今病院から帰ってきました。骨シンチは異常なしで一安心したのですが、CEAが前回7.6まで下がっていたのに今回はまた18.6と上昇していました。ショックです。でもこればかりは自分ではどうしようもないので、今一生懸命気持ちの切り替えをしているところです。主治医にPETしなくていいんでしょうかと言いましたが、上がったといっても前々回の17.4とあまり変わりないわけだしまだアリミデックスで様子をみてPETはしなくてもいいんじゃないかと言われました。二月にしたエコーで肝臓も異常なしだったし5月にした胸のCTも異常なしだったしねって。腹部のCTはしていませんが胸の・w)チTをとったときに写るしねって。来月マーカーのほかに一般の血液検査もすku驍アとになりましたが、他は検査しないみたいです。マーカーは標準以内に入っていることにこしたことはないけど、上がるときは70とか100とかに上がるしね、このマーカーがこのまま上がったり下がったりして維持しいいくのか様子をみようということです。次は11月5日に受診することになってます。それまでアリミデックスで様子を見ていていいんですよね。あまり気にしないで生活していていいんですよね。マーカーについ一喜一憂してしまいます。こんなに体調もいいのに、なんか悔しいです。 投稿者: 二瓶です。 HOME 2004/10/05 15:13:46今日は10月3日の日曜日、朝からずっと雨が降っていて気が滅入りそうな一日でした。体調はいいし骨シンチも異常なかったのに、それなのにまたCEAが上昇してきてトールさんも滅入ってしまっているのかもしれませんね。CEAの値が正しく病状を反映しているのなら、前回の結果はずっと服用してきたアリミデックスの効果があることの証拠でした。今回のCEAが前々回の値に戻ったので、本当に病状を反映しているのなら体の中の癌細胞数が前回の少なくとも2倍に増ぁw)ヲたことを意味し、そしてアリミデックスの効果が期待できなくなったと推定することになります。しかし、トールさんの体調は良く未だに再発部位は見つかっていません。次回の検査までこのままで様子を見ていいと思います。約一ヶ月で2.4倍程度に上昇したので、病状がどんどん悪化するのなら11月5日にはCEAが40台になることが予想されます。本当にそんな感じでCEAが上昇してきたら、アリミデックスは中止して次の治療に移る必要があります。どんないい治療でも永続的に効果が続くものではありません。もし、またCEAがまた低下したらCEAは病状を反映していないと考えていいのかもしれません。その場合のCEA値の上下変動は、コッコさんの肝胆道系と関係しているのかもしれませんね。おしゃべり広場でコッコさんの胆道系のこと知りました。11月の結果が出たら教えてください。今日明日はKT さんが三重県から招待があって伊勢で演奏してしていて郡山を留守にしています。これが質問箱に載るのは火曜日になるのかもしれません。no title 投稿者: A子 2004/09/30 17:30:06先生はじ・u桙゜ましてご多忙のところ恐れ入りますが、現在治療方法で少し悩んでおりますw)。宜しくご回答下さい。私は54歳で、現在、左鎖骨上リンパ(3cm)、左胸骨付近(1cm)のしこりがあり、局所再発中の者です。左腋下のしこりもあり、現在リンパ浮腫で痛みがあります。8年前、両胸温存手術 (stage=2b)手術の切除後は断端陽性 しかし持病のレックリング・ハウゼン病の為、放射線治療は断念しました。CMFx12回のみ(ホルモン剤服用無し)その後、2001年6月に左乳房内再発→切除手術    2002年4月に左乳房内再発→切除手術    2003年6月に左乳房内再発→切除手術再発後はフェアストン、その後アリミデックス服用2004年2月よりハーセプチン投与、アロマシン服用2004年3月よりゼローダ服用(3錠→4錠)CAー15−3 → 871に上昇その為主治医よりタキソールの投与を勧められております。しかし、持病の動静脈ロウがある為、副作用を考えると気乗りがしません。とはいえ、左鎖骨上のしこりはハーセプチン治療にも関わらず大きくなっているようです。主治医曰く、このままでは、皮膚を突き破るのではないかと説明されております。また、リンパ浮腫も軽減されるのではないかと、タ・u档Lソールを勧められております。このような状況の中で、やはり主治医の支持通りタキソールをすべきでしょうか?他に何か良い治療法はないものでしょうか?どうぞ宜しくお願いいたします。 投稿者: 二瓶です。 HOME 2004/10/05 15:11:36A子さん はじめまして局所に再発が出現してから3年以上に渡る治療の連続で、辛いお気持ちで毎日をお過ごしのことと思います。そのことを察するとお聞きするのは切ないのですが、遠隔転移はないのでしょうか。CA15-3が871と高値なので、老婆心かもしれませんが遠隔転移のことが懸念されます。現在のA子さんの状態ですが、このままでは主治医の先生がおっしゃる通り状況はますます悪化するだけです。治療中にしこりが大きくなってきたり腫瘍マーカーが上昇してくるときは、その治療はもはや有効でないと判断せざるを得ません。ここで何らかの手を打たなければ、病気の進行をただ座して眺めているということになってしまいます。この状況を少しでも改善する可能性のある治療があるのならば、勇気を持って受けるべきだと思います。あらゆる治療を試みて、もはやなすすべが無くなってしまっぁw)スとき、自然の経過に我が身を委ね苦痛を軽減する治療だけをするという選択ku烽りますが、A子さんにはまだまだ行ってみるべき治療が残されています。不安もあるかもしれませんが、可能性を信じて一歩前に踏み出してください。A子さんのこれまでの治療を振り返ってみます。まずホルモン療法ですが、再発後に抗エストロゲン剤のフェアストンが投与され、次にアロマターゼインヒビターのアリミデックスさらに現在は同系統のアロマシンが投与されています。標準的なホルモン療法の手順からすると、次のホルモン療法は合成黄体ホルモン剤のヒスロンHという薬になります。この薬について詳しいことは省略しますが、もう少しこの薬は後に残しておいていいと思います。(ホルモン療法について今月号のメールマガジンに私が担当で解説しています。興味があったら読んでみてください。無料で発行しています。私のホームページから手続きができます)ホルモン療法が効果的であれば、副作用が軽くそれに越したことはないのですが、これまでの経過をみると残念ながらホルモン療法に効果は期待できないようです。次に化学療法を見てみます。手術後の補助化学療法としてCMFが12回行われたとのことですが、CMF1クールで2回投与ぁw)キるので6クールのCMFが行われたのだと思います。CMFは通常6クール行われます。一般的に行われるこの他の標準的な化学療法としては、アンスラサイクリン系(アントラサイクリン系とも言います)の抗癌剤を含むレジメン(抗癌剤の組み合わせをレジメンといいます)、たとえばCAF、CEF、AC、ECなどや、タキサン系のタキソールかタキソテールの単独投与とアンスラサイクリン系とタキサン系を同時に投与するATやETなどがあります。昔はアンスラサイクリン系が投与され効果が期待できなくなるとお手上げでしたが、タキサン系が出てからはアンスラサイクリン系の後でも効果が期待できるようになりました。お互いに交差耐性が無いので、順番を逆に用いることもできます。A子さんはまだどちらも投与されていません。2004年3月からはゼローダが投与されていますが、この経口抗癌剤の有効性はアメリカでも認められていて期待のできる薬ではあります。しかし、標準的な化学療法の進め方の手順からすると、最期に用いるべき抗癌剤の位置づけになります。A子さんの体のことを考えて主治医の先生がゼローダを投与さぁw)黷スのだと思いますが、病気が進行してきている状況からゼローダのこれ以上kuフ投与継続は無意味だと判断されます。2004年2月からハーセプチンが投与されていますが、これもゼローダ同様効果が期待できないと判断すべきかもしれません。しかし、タキサン系とハーセプチンは相性が良く相乗効果があるとされているので、もしタキソールを投与するのであればハーセプチンだけは投与を継続して効果を見てもよいと思います。副作用のことを心配されていますが、アンスラサイクリン系は副作用が強めです。タキサン系も通常量で3週間毎の投与で行うと副作用が問題になりますが、タキサン系の低用量週一回投与法だと消化器系の副作用はほとんど無く白血球減少の心配もありません。この場合3週投与1週休みあるいは6週投与2週休みというスケジュールで投与されます。もちろん全く副作用が無いというわけではありませんが、その程度は軽く仕事を続けながらこの治療を受けている方はおおぜいいらっしゃいます。タキソールだと末梢神経障害で手足にしびれが出ることがありますが、出るか出ないかは投与してみないと分からないことだし、それを恐れて治療を躊躇することは決してA子さんのためにならないと思います。結論ですが、今現場で実際に・u檮sわれている治療法を見渡してみて私がA子さんにぜひ受けて欲しい治療は、主治医の先生同様タキソールの投与です。副作用のことも考えて、タキソールの週一回投与がいいと思います。ハーセプチンを併用した方がいいと感じますが、タキソール単独でもいいと思います。アロマシンとゼローダは中止です。疑問があったら、またご質問ください。ありがとうございました 投稿者: sora 2004/10/02 20:58:45二瓶先生、お忙しい中再度の質問にお答えいただきありがとうございました。術後の病理結果の説明のとき主治医が『判断が非常に難しい状態でした』って言われたのがご回答を読んでやっと理解できました。今まで何となくモヤモヤしてたのがスッキリしました!また何かありましたらよろしくお願い致します。ほんとにありがとうございました。soraさんへ 投稿者: 二瓶です。 HOME 2004/10/02 13:14:57soraさん異型乳管上皮過形成(atypical ductal hyperplasiaのことで、略してADHといいます)は、上皮細胞や構造の異型を伴う乳管過形成のことで乳腺症に含まれる病変です。非浸潤性乳管癌(すぁw)ラての癌細胞が乳管内にとどまっている状態の乳癌のこと)の診断基準を一部・uォするが、完全に満足していない場合にADHと診断されます。難しいことを書きましたが、わかりやすく砕いて説明するのはたいへんなので、何となくニュアンスを感じ取ってもらえればいいと思います。soraさんの病理医の先生はこの基準にしたがってADHと診断されたと思いますが、ADHは診断がひじょうに難しい病変で病理医によって大きく見解が異なることがあります。同じ部分をある病理医はADHとしなかったり、ある病理医は前癌病変と診断し、別の病理医はきわめて微少な低悪性度の非浸潤性乳管癌と診断したりします。学者間でも見解の一致していない難しい世界に深入りしても切りがないので止めますが、実地臨床でADHと診断されたときは癌の意味ではないと思ってください。要するにADHは癌ではないので、soraさんの管状癌は混合型ではないということになります。管状癌は浸潤性乳管癌(癌細胞が乳管を突き破って周囲組織へ浸潤した乳癌のこと)の特殊形のことですから、当然浸潤部分が存在します。一部浸潤の意味は乳癌細胞の大部分が乳管内に留まっていて、乳管を突き破って浸潤している癌細胞は一部だということで・u桙キ。そして、この浸潤部が管状癌の組織像なので管状癌と診断されたわけです。非浸潤部が多いことは予後良好であることにつながります。四肢の関節の痛みはゾラデックスの副作用と考えていいと思います。骨転移が相当進めば痛みの原因になりますが、soraさんの病理組織診断の結果から進んだ骨転移が存在するとは思えません。痛みの程度と痛みの場所からしても、骨転移のことは考えなくていいと思います。ゾラデックスで人工的に閉経状態になりエストロゲンが急激に減少するので、骨からカルシウムが抜け出し骨塩量が減りもろい骨になっていきます。このことが四肢関節の痛みの原因になっていると考えられます。このことがひじょうに強く起こった状態が骨粗鬆症です。抗エストロゲン剤のノルバデックスにはエストロゲン様作用もあり、骨に対しては骨塩量を維持し骨粗鬆症を予防する働きがあるとされています。そういった面でもゾラデックスとノルバデックスの併用はいいと思います。今後のことについてですが、遠隔転移について注意をすることは言うまでもなく大切です。ADHが存在したことからも(詳しくは書きませんが、ADHが存在するときは両側・u椏房全体に注意をすべきとされています)、温存乳房と対側乳房についても少w)なくとも年一回は画像診断を受けてください。術後補助療法について 投稿者: Ai子 2004/09/30 10:29:32二瓶先生、はじめまして。山梨県在住42歳女性です。今年4月、右乳房全摘(腫瘍は2cmでしたが、部位が乳頭のすぐ横だった為)、グレード3、リンパ節転移あり(1/12)、ホルモンレセプター(+)。6月から術後補助療法の抗がん剤点滴を3週おきに行っています。ACを4クール終了し、タキソールを4クール予定ですタキソールの1回目の接種翌日より手指・足部にかなりのしびれが出現しました。通っている病院が遠い為、近医にてメチコバールを処方していただいて服用していました。先日、2回目のタキソール接種時、主治医より、「しびれは回数ことに増えるので、日常生活に支障があるようなら中止しますか?ACだけでも十分効果はあります。ホルモン療法もあります。」と、言われました。しびれに対し、芍薬甘草湯・ランドセン・メチコバールを処方していただき、接種しました。4月から職場復帰(立ち仕事)も考慮して、あと2回残し、タキソール接種は中止した方が良いのか迷っています。先生、アァw)ヌバイスをお願いいたしまします。 投稿者: 二瓶です。 HOME 2004/10/02 13:10:23Ai子さん 初めましてまず、Ai子さんは42歳と若いこと、組織学的悪性度がG3でさらにリンパ節転移があるので、きちんとした術後補助化学療法を受けることが重要です。ホルモンレセプターが(+)なので、化学療法が終了後にホルモン療法を開始するのが世界標準的な術後補助療法のやり方になります。術後補助療法の目的は、体のどこかに潜んでいるかもしれない癌細胞を少ないうちに徹底的にやっつけてしまって根治を目指すことです。術後補助化学療法にはいろいろありますが、アメリカでは好んでACまたはCEを4クール行った後にタキソールを4クール行われます。リンパ節転移陽性のときはタキソールを4クール追加することで再発率や生存率が10数%改善したという報告が見られます。ACの後にタキソールを投与する方法は、実地医療ではまだ推奨される治療という位置づけにはなっていませんが、現実には日本でも多くの病院で行われています。しびれ、つまり末梢神経障害はタキソールに多く見られる副作用で用量依存・u椏Iに起こるとされています。回を重ねるほど強くなるということです。劇的にw)症状を改善してくれる治療薬は無く、一般的にAi子さんが処方してもらっているような薬が用いられています。Ai子さんはタキソールの投与を2回受けたので、できれば予定の4回を完遂すべきだと思います。20から25%の減量投与を行うことで症状の悪化を防ぎながら継続投与が可能だとおっしゃる先生もおられます。もし、次回もしびれが強いときは減量投与が可能かどうか主治医の先生と相談してみてください。一般的なことを言うと、補助化学療法は再発治療とは違うので副作用が強くQOLがひじょうに損なわれるときは中止してもいいと思います。Ai子さんはACを4クールうけたので、それだけでもこれまでのスタンダードな術後補助療法であるCMF6クールに相当する効果が期待できます。もし、耐え難いしびれのときはタキソールを中止して、ホルモン療法を開始したらいいと思います。タキソールを中止するとしびれは改善しますが、神経が関与しているので改善には数ヶ月を要すと思います。疑問があったら、またご質問ください。管状癌について 投稿者: sora 2004/09/29 01:57:54二瓶先生、はぁw)カめまして。福岡在住46歳の女性ですがお尋ねしたいことがありますのでよろしくお願い致します。昨年12月、右乳房温存、リンパ郭清術をしてその後放射線25回終了、現在ホルモン療法中です。 ステージT、しこり1.6cm、リンパ節転移なし(0/13)、断端陰性、グレード1、HER-2(−)、ER(+3)PgR(+3)、で管状癌と言われました。主治医の説明ではそんなに性質の悪いものではないと言うことでしたがその日は患者さんが多くそれ以上詳しいことを訊きそびれたままになっています。ネットでも調べてみましたが管状癌についての情報が少なく分かりません。リンパ節転移はなかったのですが乳癌は早期からリンパ管や血行性の転移があると聞きますが性質が悪くないということはそういった転移も少ないと考えてよいのでしょうか?管状癌とその予後などをお聞かせください。またホルモン療法は、閉経前で低リスク郡ということで主治医は『ゾラデックスのみで大丈夫でしょう』と言われそれが終わってからノルバデックスの予定です。でも両方を併用されてる方が多いようでその方が効果も上がると聞いたことがありますが・・・ぁw)ィ忙しい所いろいろ質問してすみませんがよろしくお願い致します。 投w)稿者: 二瓶です。 HOME 2004/09/30 14:57:04soraさん はじめまして管状癌は日本の乳癌取扱い規約で、浸潤癌の中の特殊型に分類されています。特殊型といっても乳癌であることに変わりなく、通常の乳癌と大きな違いはありません。ほとんどの乳癌は母乳の通り道である乳管の内側を覆っている乳管上皮細胞が、エストロゲンの強い刺激を受けて癌細胞に変化するのがその始まりです。その癌細胞自体の持つ性質と癌細胞を取り巻く周囲の環境によって(癌細胞の周囲を取り巻くホルモンや化学物質などが絡む複雑な条件など)通常の浸潤性乳管癌というタイプになったり、特殊型と呼ばれるタイプになったりします。どのようなタイプにせよ乳癌に違いはないのですが、統計を取ってみるとタイプ別に生存率に差があったり、遠隔転移を起こしやすかったり、それぞれに個性があります。私は病理医ではないので専門的な詳しいことは分かりません。そこで、日本の権威ある乳腺病理医の先生が書かれた本から管状癌について抜き書きをしてみます。年齢の分布は40〜50歳代で閉経前に多く、発生頻度は全乳癌の1%前後とされています。腫瘍径は小さなもの・u桙ェ多く、2cm以下が多いようです。リンパ節転移は少なく悪性度の低い予後良好な乳癌とされています。soraさんの病理組織所見の結果は、全てこの抜き書きにぴったり当てはまります。通常タイプの乳癌でもsoraさんのような結果であれば、予後が良いことが期待できます。もしsoraさんの管状癌が規約通りの純粋な管状癌であれば、10年生存率が100%という報告が見られるぐらい予後が良いと思ってください。管状癌以外の組織型をした部分を含む混合型だと予後が悪くなるようですが、それでも通常型よりは予後が良好なのは確かです。このように管状癌の予後が良いことは洋の違いを問わず認められていますが、注意しなければならないこともあります。soraさんに余計な心配を与えることになるかもしれませんが、今後きちんと経過を見てもらっていくためにもあえて書きます。一つは、管状癌は一側多発癌の1つとして発見されることが多いという事実です。soraさんは乳房温存手術を受けていますが、この手術を受けた方は誰でも温存した乳腺に新たな乳癌が発生する可能性があることを否定できません。soraさんは管状粥w)烽セったので、その危険性が少し高いのかなという感じがします。管状癌はめkuクらしい組織型なので、管状癌で乳房温存手術を受けた方はそう多くはないはずです。そのため、soraさんの場合温存手術後の温存した乳腺がどのような経過をたどるのか、よく分からないというのも本当のところです。でも、温存乳房内の再発防止のためきちんと放射線照射を受けているし、ゾラデックスという補助内分泌療法も行っているので、普通の乳房温存手術の術後経過とさほど変わらないのではと思います。いずれにしても、今後温存乳房に異常が無いかどうかきちんと診察を受けていくことが重要だということです。もう一つ、管状癌の場合両側乳癌が多いという報告もあります。このことについてもきちんと診察を受けていくことが大切です。対側乳癌についても、補助内分泌療法はその危険性をかなり下げることになります。管状癌でなくても乳癌術後は対側乳癌発生の危険性は誰にでもあることであり、管状癌だからといって特別心配する必要はないのかもしれません。二つ問題点をあげました。かえって心配を与えることになったかもしれませんが、ネット上で万が一誤った情報に惑わされるより、事実を正しく知ってもらった方がいいと考えあえて書きました。それか・u桙逡竢蕪熾ェ泌療法についてですが、ER,PgRともに3+でHER2(−)ですから内分泌療法の効果がかなり期待できます。何を使うのが最も良いかということですが、soraさんは46歳なのでまず卵巣機能がどうなっているか評価すべきだったと思います。40代半ばで卵巣機能がほとんど無くなっている場合があります。それは血液中のFSHやLHという脳下垂体から分泌されるホルモンを測定すれば分かります。卵巣機能がほとんど無いのであればゾラデックスの効果は期待できず、その時はむしろノルバデックスの方が有効かもしれません。ゾラデックスをすでに始めてしまっているので、今はその検査をしても卵巣機能の評価はできません。ではどうしたらいいか。閉経前の内分泌療法はゾラデックスとノルバデックスを併用した方がより効果的であることが臨床試験で証明されているので、最近は併用されることが多くなっています。ゾラデックス2〜3年、ノルバデックスが5年というのが世界標準の治療だと思います。臨床試験によればゾラデックスとノルバデックスの併用は、化学療法のCMF6コースと同等の効果があることも証明されてぁw)「ます。こうした最近の治療法からすると、soraさんの場合ゾラデック・uキの後にノルバデックスでなく同時併用した方がより効果的と考えます。ゾラデックスを終了したらノルバデックス単独で内分泌療法を継続するのが良いと思います。心配を与えるようなことを書きました。しかし、事実は事実です。正しいことを知って、きちんと診察を受け術後経過を見ていってください。二つの問題点で実際に何か問題が起こるとしても、きちんと対処できれば問題が起こったときの治療で決して遅くはありません。管状癌そのものはたいへん予後の良い乳癌で、何事の問題も起こらなければ高い確率で治癒が望めます。普段心配ばかりしていては、せっかくの時間を無駄にしてしまいます。心配が免疫能力を下げる方向に働いてしまうかもしれません。きちんと放射線照射も受けたし、きちんと内分泌療法もしているので、危険性はかなり下がっているはずだと考えて前向きな気持ちでいてください。きっと、良い結果につながるはずです。ホルモン療法についてはメルマガの10月号に私が担当で書いています。無料のメルマガです。参考になると思います。ぜひ読んでみてください。私のホームページから購読の手続きができます。http://www.h6.dion.ne.jp/~nih!
ei/疑問があったら、またご質問ください。 投稿者: sora 2004/10/01 01:57:15soraです。とても詳しく、分かり易いご説明をして頂きありがとうございました。今まで何となく遠隔転移ばかり気になって温存乳房内の局所再発や対側乳癌のことは何故かあまり気にかけていませんでした。現在は3ヶ月に1度エコー、レントゲン、腫瘍マーカーなどの検査をしていますが次回11月は1年目の詳しい検査で乳房のMRIも予定されてるのでこれからは自己検診も忘れず、何かあったら『早めに見つけてやるぞ!』って気持ちでいます。組織型ですが主治医に尋ねたとき紙に書いてくれたのですが《管状癌、異型乳管上皮過形成》と書いてあり一部浸潤と言われました。これは混合型ということなのですか?それとゾラデックスを始めて3回目くらいから左足の付け根から太腿にかけての痛みが数ヶ月続き最近は肩から腕にかけてや手首の関節と痛みが四肢に集中してます。先月足の方のレントゲンを撮ってもらいましたが異常なく主治医は『ホルモン注射の副作用でしょう』と言われました。生活に支障が出るほどではないのですがぁw)アの痛みはそのうちだんだん薄れてくるものなのでしょうか?ノルバデックスkuフ件は次の診察のときに主治医に相談してできれば二瓶先生の言われるように併用したいと思ってます。メルマガ、是非読んでみたいので早速購読手続きさせていただきます。お忙しい中、再度の質問よろしくお願い致します。ありがとうございました 投稿者: スモーキー 2004/09/19 22:03:10ありがとうございました。どうしても頭から再発という言葉が離れず何かあると考えてしまいます。次回採血まであまり考えないようにがんばります。お忙しい中本当にありがとうございました。はじめまして 投稿者: スモーキー 2004/09/17 21:59:33はじめまして。2002年10月に35歳で右乳房全摘(乳管に広がっていたので、全摘になりました。)をしました。病理の結果は、乳頭腺管癌、腫瘍サイズは1.3×1.2×1.0 リンパ節転移0/12 悪性度2 脈管浸潤+ リンパ管浸潤− P53+ MIB−1 31% COMEDO+ HER−2 2+ ER30% PRG−でした。年齢、HER−2陽性でしたので、EC療法4クール行いました。現在はノルバデックス+ゾラデックスにて治療中です。CEA,CA15−3・u桙ェ正常範囲内なのですが少しづつ上がってきています。   03/8月 11月 04/3月 5月 7月 CEA 1.2  1.2  1.2 1.2 1.3CA15−3 6.5 6.9 7.7 9.8 10 となっています。5月に風邪をひいて以来咳が続いていることもあり不安になってきました。(7月に胸部レントゲンを撮りましたが異常ないと言われました。)どのように考えるべきなか教えていただけないでしょうか?お忙しい中申し訳ありません。よろしくお願いします。 投稿者: 二瓶です。 HOME 2004/09/18 21:23:36はじめまして スモーキーさんスモーキーさんの術後補助療法は適切なものだと思います。CEAとCA15-3はともに正常範囲内で、一年間の変動の幅は小さく再発を疑うようなものではありません。CEAの正常上限は検査法によって違いますが2.5ないし5.0で、CA15-3の上限は28だとすると、これまでの結果はすべて正常範囲内のしかも低いレベルでの変動といえます。低いレベルは検査の誤差が大きいところで、CA15-3なら数ポイントの上下は普通に見られます。スモー・u档Lーさんが心配するようにCA15-3は一度も低下することなく徐々に上昇w)してきていますが、それでも10止まりですから再発の兆候を示しているものではないと思います。他の腫瘍マーカーはどうでしょうか。たまにNCC-ST439やTPAなども測定してもらったらいいかもしれません。再発の時すべての腫瘍マーカーが上昇することはなく、再発しても全ての腫瘍マーカーが正常範囲内ということもあります。そういうわけで腫瘍マーカーが正常だから再発していないという保証はなく、術後少なくとも数年は定期的に画像診断を受け再発の有無をチェックする必要があります。大学の医局にいる頃CA15-3の検討を行ったことがありますが、再発時の陽性率は30%台よくて50%程度でした。つまり、再発しても50から70%の方のCA15-3は正常範囲内だということです。少しでも異常を引っかけようということで、通常血液検査では複数の腫瘍マーカーを時々組み合わせを変えながら測定します。風邪を引いた後咳が残るのはよくあることなので、5月から続いている咳は肺転移が原因ではないと思います。もし肺転移が原因で咳が続くときはある程度肺転移が進行してからだと思うので、単純胸部X線写真でも何らかぁw)フ異変を捕らえることができるかもしれません。単純X線写真で異常ないとのことでしたが、これからもずっと咳が続くときは胸部CT検査を受けてみてください。CTでは単純胸部X線写真では見えなかったものが見えてくることがあります。CA15-3について低いレベルでの変動なので再発とは関係ないだろうと書きましたが、そうはいっても5回連続で少しずつ上昇しているので気になるのだと思います。体の中の女性ホルモンのバランスが腫瘍マーカーの上昇に関わったりすることもありますが、明らかな再発などの問題が起きていないのなら、5回のうち一度ぐらいは前の値より低いことがあったりする方が普通かもしれません。次回15を超え、その次20を超えるようだったらきちんと検査を受けるべきです。ありがとうございます。 投稿者: ニモ 2004/09/16 23:09:39二瓶先生、お忙しいなかお答えいただきありがとうございました。次の検査までの3ヶ月変な考えばかりしそうでしたが、先生の回答を読んで少し落ち着きました。いつもどこかに痛みを感じたり、咳がでる位で再発かな?なんていうことを考えてしまいます。もっぁw)ニこの病気ときちんとむきあって前向きにならなくてはダメですね。先日の質幕u竄フ件ですが、私の言葉が足りない部分がありました。今年の2月で2年間のゾラデックスが終わり、その後よりノルバデックスを内服しています。併用はしていませんでした。生理もまだきていません。定期的に婦人科にも受診していて、8月の終わりの時2,3週間で生理がくるかもと言われましたが、まだ兆候はないです。それから、もう1つ質問させていただきます。3週間位前から、左の首のあたりが痛みます。しこりのようなものは触れませんが、リンパ腺が張っているというか、首のつけねが痛いというか・・・。寝返りをうつのもいたいし、くしゃみをしても痛いし、何もしていなくても痛む時があるし、ちょっと気になります.自分がモヤモヤしている時に相談できる先生に出会えてとてもうれしく思います。ほんの、些細なことでも色々と相談してしまうと思いますが、これからも、どうぞよろしくお願いします。 投稿者: 二瓶です。 HOME 2004/09/18 00:19:18ニモさん、ゾラデックスとノルバデックスは併用されることが多いので、ゾラデックスの終了後ノルバデックスだけ継続しているのだと思いました。ゾラデックスで閉経状態になっていた場・u檮cw、ゾラデックスを止めると生理が戻ってくる確率の高いことが分かっています。ゾラデックスを止めても生理がまだ無いのは、現在ノルバデックスを服用しているためかもしれません。ノルバデックスだけでも生理が止まったり不順になったりしますが、経験的に30代前半だとノルバデックスだけでは生理が止まらない方が多いように思います。生理の有り無しに関わらずまだ卵巣機能があるとしたら、つまり卵巣からエストロゲンが分泌されているのだとしたら、30代では分泌されるエストロゲンの量が多いので、抗エストロゲン剤のノルバデックスだけではホルモン療法としての効果が不十分かもしれません。前回も書いたように化学療法で不可逆性の卵巣機能廃絶になることがあるので、血液検査で卵巣機能の有無を確認し、もし閉経状態になっていないのならゾラデックスの再開が有効かもしれません。もし閉経状態になっているのならノルバデックスだけでもホルモン療法の効果は期待できるはずなので、骨転移が疑われる今の状況はノルバデックスが効いていないと判断してアリミデックスかアロマシンに変更すべきだと思います。左首の付け根のあたりの痛みについ・u桙トですが、骨シンチで異常集積は見られないので骨転移による痛みは否定的だw)と思います。首の付け根で気をつけなければならないのは、鎖骨上リンパ節が腫れていないかどうかです。手術で腋窩リンパ節を切除しますが、腋窩からのリンパの流れを考えると次あるいは次の次のリンパ節になるのが鎖骨上リンパ節です。このリンパ節が腫れているかどうかは超音波検査で分かることがあります。ただこの場合はリンパ節がかなり腫れてきても、痛みを伴うことは少ないように思います。くしゃみをしたり寝返りをしても痛むのであれば、頸椎の変形や筋肉あるいは神経が関係した痛みのように思います。ちょっとしたことを病気との関わりで考えてしまいたい気持ちはよく分かりますが、息抜きをしないと心がいっぱい・いっぱいで切なくなってしまいます。病気もしていない者がこんなことを言うのは身勝手なのかもしれませんが、願わくは少しのことに動じない強い気持ちを持ってください。その上で、左鎖骨上に異常が無いかどうか見ていくことにしましょう。はじめまして 投稿者: ニモ 2004/09/15 10:55:08はじめまして。私は栃木県に住む34歳の女性です。約3年前に左乳房全摘手術をうけました。10個取ったリンパ節のうち2個に邸w)シ移があったため、抗がん剤の静脈注射を3週間毎に6回行い、その後2年間ゾラデックスの注射を月1回行いました。現在はノルバディスクを1日2錠内服しています。8月の終わりの骨シンチの検査で胸骨と、右足のつけねのあたりが黒くうつりました。医師はまだ転移だとはっきりはわからないといいましたが、胸骨の辺りに痛みを感じます。腫瘍マーカーも、ゾラデックスが終了したころあたりからCA15−3が今年の2月が31、6月が32、8月が28.NCC-ST-4は2月は6.2、6月は5.5、8月は7.6と上昇しています。右の乳房にもレントゲンでしこりがあるといわれ、エコーをおこないましたが、それらしき所見はみつかりませんでした。やはり骨転移でしょうか。3ヶ月後にシンチ、マンモグラフィー、採血の再検をし、その結果で治療方針をきめるようです。私の母は乳癌で46才で亡くなりました。せめてそれ以上は生きたいというのが正直なきもちです。子どももまだ小さいので、この先どうなっていくのか、どんな治療になっていくのかとても不安です、抗がん剤による脱毛のあの気持ちは2度と味わいたくないと思っていたのですが・ w)、・。今の私はどんな状況なのでしょうか?とりとめがなくなってしまいすいkuワせん。 投稿者: 二瓶です。 HOME 2004/09/16 12:27:07はじめまして ニモさん疑いがあって診断が確定しない時、私たち医者は簡単に「もう少し様子を見ましょう」などと簡単に言ったりしますが、当の本人にとってみればたいへん心配な状態であり兎にも角にも早く診断を確定して欲しいというのが本当の気持ちだと思います。骨シンチ検査で黒く集積のある部分は骨転移が疑われます。確かに骨シンチでは骨吸収性の変化や骨折部位あるいは打撲を受けた場所の骨や変形のある関節部などでも黒く異常集積が見られることがあり、確定的に骨転移とは言えないかもしれません。でもニモさんは若いのでお年寄りに多い整形外科的な原因での異常集積は少ないと思われるし(その部を最近打撲したことがあったりすれば別ですが)、異常集積の場所が胸骨と右股関節あたりということから骨転移の可能性を一番に考えなければいけないと思います。腫瘍マーカーについてはCA15-3もNCC-ST439も正常上限あたりを少し上下しているだけで、この値からは今病状が進行していると言うことはできません。右肩上がりに連続的に上昇してくれば、再発を強く疑ぁw)、ことになります。骨転移に関しては別のマーカー、たとえばTCTPが正常を超えて上昇してきているのなら、骨シンチの所見と合わせ骨転移を強く疑うことになります。骨シンチ検査は骨転移の存在の可能性を教えてくれるだけですが、骨転移かどうかの質的な診断にはMRIが有効です。MRIで診断しにくい骨転移もありますが、胸骨や股関節周囲なら判断できると思います。仮に骨転移で他には転移がないとして、治療のことを少しお話ししておきます。骨転移にはホルモン療法の効果が期待できます。今ノルバデックスを服用されているのに骨転移が出現したとなると、ノルバデックスは有効でない可能性があります。有効でない可能性があるというのはノルバデックス単独ではという意味です。つまりゾラデックスと併用中は効果があったのならば、ノルバデックスはこのままで再度ゾラデックスを開始し経過を見るこができると思います。この場合、一つはっきりさせるべきことがあります。それは辛い思いをして6コース行った化学療法で化学的に卵巣機能が廃絶、つまり閉経状態になっているのかどうかということです。もし化学的に非可逆性の閉経状態になっている・u桙フなら、ゾラデックスの投与は無意味になります。その確認は血液検査で女性w)ホルモンや脳下垂体からの性腺刺激ホルモンの血中濃度を測定すればわかります。もし閉経状態になっているのなら、ノルバデックスに代えてアロマターゼインヒビターのアリミデックスやアロマシンを服用し経過を見ることができます。もし閉経状態になっていないのなら、ゾラデックスで閉経状態にしておいて・u档Aロマターゼインヒビターを使うことが可能です。アロマターゼインヒビターは閉経後に適応がある薬ですが、人工的に閉経状態になった状態であれば使うことができます。というか、たぶん閉経前で使用しても保険のほうでお目こぼししてくれると思います。胸骨には痛みがあるようなので、この痛みが骨転移によるのならビスホスフォネート剤投与も効果的だと思います。痛みが相当強い時は放射線治療がいいかもしれません。骨転移だと仮定して治療のことを少しお話ししましたが、30 代前半で術後3年目なので骨転移以外についても注意が必要です。などと書くと不安感を強めてしまいそうですが、他の臓器にも転移がある時は治療法を考え直す必要がります。今回はそのことについて言及はしません。おそらく一連の検査で骨以外には問題が無かった・u桙フだと思いますが、肺や肝についてもきちんと検査を受けてくださいね。仮に骨転移だとしても腫瘍マーカーの値と骨シンチの状況から3ヶ月程度様子を見る余裕はあります。とはいえ本当に骨転移なら早い段階から治療を開始した方がより効果的であることも本当です。主治医の先生と相談してMRI検査などを受けてみたらどうでしょうか。お母さんのお年までは10年以上あります。骨転移だけの方で治療がよく効いてくれて10年以上経つ方もいます。いつも書くことですが、大事なことは負けないぞという気持ちです。前向きの気持ちが自然治癒力を高めてくれます。また、ご質問ください。術後の治療 投稿者: no name 2004/09/10 18:53:34はじめまして。今年の1月左全摘後、抗がん剤CMF、ゾラ、ノルバテックス治療中です。他のサイトでCMFは副作用のわりに効果がない。とかかれてあり不安になってしまいました。乳頭腺管がん 1期 ER100% PGR50% 悪性度G1 静脈0 リンパ管1 30歳 もっと他の抗がん剤にすればよかったでしょうか?子供もほしいし、再発も避けたいです。不安でたまりません。まぁw)ス、若くして乳がんになられ何年も再発してない方はいらしゃるのでしょうか・uァ 投稿者: 二瓶です。 HOME 2004/09/12 12:22:34はじめましてCMFに効果が期待できないということはありません。CMF療法には乳癌の標準的な化学療法としての長い歴史があります。それは、効果について一定の評価がなされているということです。CMFに効果が期待できないということではなく、相対的にアンスラサイクリン系の抗癌剤を含むCAF,CEFよりやや劣るということです。そのことは臨床試験で実証されています。その有効率の差は5年無再発生存率と5年全生存率でそれぞれ3.2%、2.7%程度です。この差を重く見るか、その程度なのかと感じるかはそれぞれだと思いますが、no nameさんの場合はあの時ああすれば良 かったとひどく悔やむほどの差ではないと考えます。もし、no nameさんにリンパ節転移がいっぱいあって悪性度も高いということであれば、CAF,CEFの方が良かったと言えます。no nameさんの場合は、リンパ節転移の有無については記載されていませんがT期ということでリンパ節転移無しと見なして、他の術後検査の結果はほとんどが再発リスクの低い方に属しまぁw)キ。日本で最も参考にされるザンクトガレンのリスク分類に当てはめてみると、年齢が35歳以下ということだけがリスクの高い方に入ります。もしno nameさんが35歳以上であれば、ザンクトガ レンの術後補助療法の指針ではノルバデックスまたは無治療となります。日本でのT期の5年全生存率は90%程度です。同じT期でもかなり幅があって、ある条件のT期では5年全生存率80%程度かもしれません。T期全体の平均5年全生存率が90%程度ということです。no nameさんはT期の中でも予 後の良い群に入り、おそらく5年全生存率は95%以上期待できると思います。ただし、私の経験では30代特に30代前半では、客観的な数値以上に再発が多く予後が悪いという印象があります。しかし、最近は日本でも世界標準的な方法で術後補助療法がきちんと行われているので、私が今までの経験から感じた30代の予後の悪さは良い方に変わるのではないかと思っています。もしT期の中からno nameさんと同じ条件の方達を集めてCAF,CEFを行ったとしても、CMFの場合よりおそらく100人叩w)艾齔lか二人の方の再発を防ぐ程度のことだと思います。そのことをno nam
eさんが重く感じるかどうかです が、CMFをきちんと受けられたので化学療法としては十分だと私は考えます。今後は前向きな気持ちでホルモン療法を継続することが大切です。副作用に関して言えば、自覚症状的なものはCMFよりCAF,CEFの方が強いと思います。脱毛とか吐き気などについてはCMFの方が軽く、その点で再発の危険性の低いと考えられる場合は好んでCMFが選択されることもあるのです。no nameさんの術後補助療法はすでに開始されていてそれでいいのですが、ザンクトガレンの治療指針に当てはめてみると4つの選択肢があります。その指針の中でゾラデックスに関しては、ゾラデックスまたは卵巣摘出と記載されていますが、この際卵巣摘出のことは省いておきます。4つの選択肢とは1)ゾラデックス+ノルバデックス、2)化学療法+ノルバデックス(+ゾラデックス)、3)ノルバデックスのみ、4)ゾラデックスのみの4つです。no nameさんの場合、年齢以外は予後が良いと推測されるので、ゾラ デックス+ノルバデックスで十分かもしれません。no nameさんにはCMFが行われたのですから、・u桙謔閧ォちんとした補助療法を受けていると考えればいいと思います。若くして乳癌になったとしても早期に見つかりきちんとした治療を受ければ、統計的には治る確率の方が再発し命に関わる確率よりはるかに高いのです。統計的にはそうですが、no nameさんの病気はあくまでもno name さんの病気です。周囲に惑わされず、前を向いてきちんと治療を受けてくださいね。若い方でも治癒した方はいくらでもいるし、治療後に出産された方も世の中にはおおぜいいらっしゃいます。疑問があったら、またご質問ください。 投稿者: no name 2004/09/14 18:01:28わかりやすく説明いただきほんとうにありがとうございます。ガンになってしまった事で前が見えなくなっていたのですが、前向きに考えれるようになりました。また何かありましたら宜しくお願いします。no title 投稿者: ゆう HOME 2004/09/14 12:48:01二瓶先生 こちら埼玉は暑いです。そちらはいかがですか?早速お返事いただきありがとうございます。先生のお返事はとてもやさしく ほっとします二瓶先生のおっしゃるとおり 前向きに生活していこうと思います。・u梹рノは 大切な家族がいるので へこたれていてはいけませんよね、、、、こw)の病気と仲良くこれから 付き合っていこうとおもいます。また何かで不安になったり わからないことがあったら二瓶先生教えて下さい気温の差が激しいので、先生お体大切にしてくださいねありがとうございました。no title 投稿者: ゆう HOME 2004/09/13 14:28:04二瓶先生 お忙しい中温かい言葉をかけていただいて涙がこみあげてきました。先生ありがとうございます。私の2箇所の骨転移は MRIで残念な事に確認済みなんです。 二瓶先生 CA-15-3 とICTPの数値の標準はどのぐらいなんでしょうか?私の数値は高い方なんでしょうか?今の治療を進めていくのは、肝、肺の再発を防ぐ上でホルモン治療より抗がん剤の方がいいのでしょうか?私のような再発した人は これから先治療に終わりはないのでしょうか? 投稿者: 二瓶です。 HOME 2004/09/13 23:57:39ゆうさんへホルモン感受性がある場合骨転移にホルモン療法は効果が期待できるので、肺や肝に転移がなく骨転移だけであればまずホルモン療法から始めます。ホルモン療法は副作用が少なく、効果があれば長い期間に渡って良い状態にコントロー・u档汲キることが可能です。しかし、残念ながらどんな治療も100%はありません。効果が出ない時、あるいは効果が期待できなくなった時は、ちゅうちょせず速やかに治療法を変更しなければなりません。ホルモン療法なら順繰り次のホルモン療法に切り替えていくのが一般的なやり方です。骨転移に対する治療の効果判定は、骨シンチやMRIなどの画像診断が役に立つのならそれで行えますが、そうでない場合の効果判定はなかなか難しいものです。もし、腫瘍マーカーが上昇しているのなら、その増減が効果判定に役に立ちます。腫瘍マーカーで測定する物質は癌細胞から出てくる物質です。治療が効いて腫瘍マーカーが半減したら、体内の癌細胞数が半分になったと考えられます。生身の体の中では理論的にはいかないかもしれませんが、腫瘍マーカーが低下してきたら効果が出ていると考えます。CA15-3の正常上限値は検査所によって少し違うかもしれませんが28から30です。ゆうさんの32.9は正常を少し超えていますが次第に低下してきたのなら、ホルモン療法の効果があったと推測できます。CEAは測定法によって正常上限値が2.5か5!
.0ですが、ゆうさんの2.4は正常範囲内で次第に低下してきたのならw)、治療が有効であることを教えてくれています。ところがICTPが7.8に上昇してきたのだとすると、骨転移に関しては今の治療が有効でないことを意味しているのかもしれません。ただ、治療がノルバデックスからアロマシンに変更になったので、その影響の可能性を考えておかなければなりません。ノルバデックスには骨塩を保持するエストロゲン作用がありますが、アロマシンにはないのでリュープリンとアロマシンで人工的に閉経後と同じ状態になって骨吸収が進み、一時的にICTPが上昇してきた可能性を否定できないからです。そうでないとすれば、CA15-3とCEAの低下は骨転移以外の癌細胞に対する効果で、骨転移には今の治療が有効でないということになります。ICTPの正常上限値は4.5ですから、7.8はものすごく高いという値ではないし、他のマーカーは低下してきているので、このままもう少し様子を見ていいと思います。今の治療でいいのかということについては、この前も書いたようにゆうさんの年齢とリンパ節転移個数から考えて、やはり化学療法をしっかり行うべきだと思います。再発の場合は普通ホルモン療法と平行しぁw)ト化学療法も行われます。もう少し様子を見てICTPがさらに上昇してくるのなら、化学療法のこと考えてくださいね。再発の場合は効果が期待できる間は治療を継続しなければなりません。手を抜くとまた勢いを増してくるので、術後補助療法のように何回あるいは何年でお終いとはできません。きっと、精神的にも辛い時間が続きます。治療を終了するのは、完全に体の中から癌細胞が消失した時と、残念ながら打つ手が無くなった時です。体の中の癌細胞が少しでも少なくなっていい期間ができるだけ続くように、今がんばれる時に最も効果的な治療をすべきだと思います。気落ちすると免疫力が落ちるといわれています。それは体の持つ治癒力の低下につながります。いろいろな障害が待ち受けているかもしれませんが、前をしっかり見て治療を受けてくださいね。Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; .NET CLR 1.0.3705)222.3.11.245no title 投稿者: ゆう HOME 2004/11/05 09:47:05二瓶先生お元気ですか?今日も埼玉はとてもいい天気です。 毎日ニュースで新潟の事を見ては、心が痛みます。お年寄りの疲労がピークになっているぁw)ニのこと、一日も早く安心して暮らせるように願うばかりです。先日病院へ行kuチてきました。今回の数値は、CEA1.5 CA15−3 17.5ICTP 7.3 心配していた骨の数値も少しですが下がりホッとしています。が、今週に入り首が少し痛いです。筋が痛いような寝違えた時の痛みに似ています。確かに首をひねった記憶があるのですが、怖くて、、、最初にくらべれば、よくなってきているのですが、骨転移の痛みの場合痛みが軽減されてくることはあるのでしょうか?どこかいたい所があると、とうとう始まったのかしらと思ってしまいます。9月の骨シンチでは、首に異常はなかったと思います。もう一つお聞きしたいのですが、今リュープリンの注射と、アロマシンを内服していますが 11月の終わり頃インフルエンザの予防接種したいのですが、注射しても大丈夫でしょうか?お忙しいところ申し訳ありませんが、都合のよい時お返事下さい。 投稿者: 二瓶です。 HOME 2004/11/09 13:12:06腫瘍マーカーの値から判断して治療の効果が出ていると思います。骨転移の痛みは無治療であれば持続的で次第に強くなると考えられます。治療が効果的であれば痛みが軽減してくると思いますが、ゆうさんの場合9月の骨シン・u档`で異常なかったということなので、この短期間に痛みを伴う骨転移の出現は考えにくいと思います。ICTPの上昇もありません。骨転移は否定的で、筋肉痛のようなものと考えて良いと思います。インフエンザの予防接種は全く問題ありません。インフルエンザに対する抗体の上昇に4週間ぐらいはかかるので、遅くても11月中に予防接種を済ませてください。残念ながら 投稿者: トール 2004/11/05 16:52:41残念ながらCEAはまた上昇していました。先月18.2から今回27.1に。でも主治医はアリミデックスでもう少しだけ様子をみようということでした。PETの話もしたのですが主治医ともよく相談し来月また上がっているようであれば思い切って受けることにしてきました。今日は主治医に自分の気持ちをけっこうぶちまけてきました。先月7.6から18.2にCEAがあがったのでこの一ヶ月間は心配で心配でとっても気持ちが揺れ動いたこと。今は乳がんに焦点をあてて考えているけど、もし他のガンからきていて、もしPETで分かったらそのガンが初発のものならば早く取ったほうがいいでしょとか。他の検査はしなくぁw)トもいいものか。パソコン上の血液検査の異常値として赤くなっているところku指してはこれはなんですかとかいろいろ話してきました。確かγGTPとMCVが高くなっていたようです。でもこれはいつも高めだからと言われました。27.1に上がっていましたがアリミデックスでいいと二瓶先生は思われますか。今日は主治医にいろいろと話してきたので気持ちは落ち着いています。帰るときもしっかり触診もしてもらってきました。 投稿者: 二瓶です。 HOME 2004/11/09 13:11:27トールさんに苦悩をもたらす最大の要因は、敵が見えないのにCEAが変動することに一喜一憂しなければならないことです。乳癌の転移巣あるいは他の癌の原発巣が実際に存在してCEAが変動しているのかもしれないし、そういったものは全く存在せず別の原因でCEAが変動しているだけかもしれません。そのどっちだか分からないことに対するジレンマが、トールさんの心身面に少なからず悪い影響を及ぼしていると思います。CEAの変動を経時的に見ると、38台から7.6に下がりまた27.1まで上昇してきました。その経過から判断すると、まだ38以上になったわけではないので余裕があるとも言えます。前回拭w)竭ェしたように今回40台まで上昇したのなら治療法の変更を考えるべきかもしれませんが、アリミデックスでもう一ヶ月間様子を見て良いと思います。もちろん体調に変調が無いことが前提条件になりますが。γ-GTPは肝機能に関係したもので、いつもと変わらぬ高さなら様子を見て良いと思います。MCVは赤血球一個の平均体積のことで、正常より高めでもいつもと変わらないのであるのなら気にしなくて良いと思います。もし次回もCEAが上昇してくるのなら、敵が見えない状態で不安だけが増すのは精神衛生的に良くないので原因をはっきりさせるべきです。そのためにPETが最善の方法であるのなら受けるべきです。相手がはっきりしたらホルモン療法以外の治療も厭わず受けることを考えてください。PETで何も見つからなかったら、CEAの変動は癌以外の何らかの影響と考え全ての治療を中止して経過を見ることも1つの選択肢になります。ビスフォスホネートについて 投稿者: マル 2004/11/05 21:04:09以前質問させていだいたマルです。現在化学療法中ですがおかげさまできつい副作用もなく順調です!今日はァw)ムスフォスホネートについて質問させてください。ビスフォス剤が骨転移の予・uヌ効果があると本で読みました。ぜひ使用してみたいのですが、再発後の高カルシウム血しょうの治療ではないと無理なのでしょうか?また、自費ですとおいくらくらいするものなのでしょうか?再発防止のためにできるかぎりの手をつくしたいので、ご返答よろしくお願いします。 投稿者: 二瓶です。 HOME 2004/11/08 11:11:19化学療法が順調に進んでいるようですね。しかも副作用は軽いとのことで、このまま予定の化学療法が完遂することを願っています。さてビスホスフォネート剤のことですが、乳癌の骨転移予防に有用であるという科学的根拠は今のところありません。欧米でクロドロネートという経口ビスホスフォネート剤を用い、早期乳癌に対する補助療法としての有用性つまり骨転移予防効果を期待して臨床試験がいくつか行われましたが、一定の見解は出されていません。今後の臨床試験の結果待ちというところです。マルさんの病理組織検査の結果からして、術後補助療法は今進行中の化学療法とその後のホルモン療法で十分だと思います。もちろん、それで100%再発を阻止できるとは言えません。再発予防のためにはできる限りのことをしぁw)スいと思うことは本当に自然なことです。病気の当事者にとってはたいへん切実な問題で、当事者でない苦しみを分かち合えても実感し得ない私があれこれいう立場でないことは重々承知していますが、少しだけ皆さんよりは医学的なことを知っているという立場でお話させていただきます。かりにビスホスフォネート剤に骨転移予防効果があるとして、どのくらいの効果が期待できるかと考えると、これまで実証された化学療法の効果から類推しておそらく良くてほんの数%だと想像されます。マルさんの病期進行度での5年無病生存率は80%程度として、5年後に骨転移の状態になっている方はおそらく10人に1人以下だと思います。もし10人全員がビスホスフォネート剤を補助療法として用いたときに、この1人の骨転移を阻止できるかというと甚だ疑問です。つまり、マルさんがビスホスフォネート剤の投与を受けても、骨転移予防に寄与する効果は微々たるものと推測せざるを得ないということです。その期待できる効果に対し、マルさんの払う代償はあまりにも大きいと言わざるを得ません。クロドロネートという経口剤は日本でまだ認可されていないので使うとなぁw)黷ホ注射剤になりますが、これらの適応は今のところ骨転移による高カルシウ・u゛血症です。いずれ骨転移の治療薬として認可されると思いますが、実地の臨床ではそれを先取りし骨転移による痛みなどの症状緩和を期待して使われています。たとえばアレディアの場合、骨転移時に2週間毎45mgを点滴投与しますが、45mgで3万5千円もします。3割負担で1万と少しになります。骨転移予防を期待しての投与でも、骨転移時と同様の投与がされると思いますが、少なくとも数年は投与を継続することになります。補助療法的な使い方は認められていないので、原則は自費でうまく保険を適応しても経済的負担は相当なものになります。命とお金を天秤に掛けることはできないので経済的なことは考えないことにしても、マルさんの大切な時間がそのために使われてしまうことのほうがとてももったいないような気がします。治療のためにかかる費用と時間を、より有意義に使うことができると思います。より有意義なことが何であるかはマルさん自身が決めることです。もし、骨転移予防効果が実証されているのなら、日本での適応がなくても、少しぐらい経済的な負担があっても、若いマルさんの長い人生のことを考えてきっとおすすめすると思いますが、現段・u條Kでのビスホスフォネート剤の骨転移予防投与は代償が大き過ぎると思います。大切なことは、現時点で推奨される術後補助療法をきちんと行うことと、必要な検査をきちんと受け、残念ながら再発するにしてもその兆候を早く捕らえ素早く対処することだと思います。へなさん 投稿者: 二瓶です。 HOME 2004/10/31 23:25:04へなさんへ  返事が遅れましたお母さんに強い吐き気をもたらすのはファルモルビシンだと思いますが、2回目も吐き気が強いようなので今後も同様だと予想されます。吐き気防止の手立てはきちんと行われているようなので、お母さんの吐き気に関わる中枢は人一倍抗癌剤の影響を受けやすいのだと思います。前回の返事に書いたように同じ抗癌剤を投与しても副作用の出方は一人一人様々だし、個人的にもその時の体調で出方が違います。慣れが出て3回目は吐き気がもっと軽くなる可能性もありますが、そうだとしても吐き気が相当辛いことに変わりはないと思います。お母さんが通院されている病院はその地方の中核病院だと思いますが、今の医療制度では化学療法のための入院は難しくなってきています。入院待ちの患者さんも多ぁw)「のでしょうから、命に関わる重大な副作用でもなければ入院は無理なのだと・uユいます。お母さんに対する化学療法の目的は再発の治療で、術後の補助化学療法と目的が異なります。補助化学療法はあくまでも再発予防が目的で、これまでの臨床試験の結果から導き出された化学療法をスケジュール通りに行います。効果判定する病変はないので、副作用の問題がなければ予定の回数を行い終了します。CE療法を補助化学療法として行うときは通常3週間毎に4クール行います。最近はCE4クール後に引き続きタキサン系の抗癌剤を単独で4クール行うことが多くなってきていますが、後者で生存率の改善がより高いと臨床試験で実証されたからです。この他の補助化学療法としては、CMFやCEF、CAFといった抗癌剤を3種類組み合わせて4週間毎6クール投与する方法があります。薬の細かい説明や投与の仕方については省略します。お母さんのように治療を目的とする化学療法は、効果が認められるうちは治療を継続します。もちろん、重大な副作用が出現した場合は中止します。副作用以外で中止するのは、最初から効果が全く見られない場合、効果が出て再発巣が縮小したけれど再び増殖してきた場合、吐き気のような自覚症状として耐ぁw)ヲ難い副作用や白血球減少など命に関わる副作用が強く出た場合などです。お母さんのの場合、CE療法が効果的かどうかはCT検査や超音波検査で肝転移巣の大きさの変動を見れば容易に判定できると思います。治療をしているにも関わらず肝転移巣が大きくなってくるときは効果がないので、速やかに次の治療を試みることになります。CE療法1,2回で効果があれば肝転移巣は縮小すると思います。もし、CE療法に著明な効果が認められるのなら、吐き気を何とか克服して効果の期待できる限り継続すべきですが、吐き気が強度で何日も食べることもできないのであれば中止し次の治療法を考えるしかないと思います。効果が持続している間は治療を継続すると書きましたが、実はCE療法のようにアンスラサイクリン系の抗癌剤を用いる化学療法は効果が持続していてもやがて別の要因で中止しなければならない状態に至ります。それはアンスラサイクリン系の抗癌剤には心毒性という副作用があり、ある投与総量を超えるとその危険性が高くなるため中止せざるを得ないのです。効果があるのにもったいない話ですが、そのように抗癌剤は正常な細胞に対しては董w)ナであることを十分理解しておくべきです。それはさておき現実に立ち返ってkuィ母さんはCE療法の吐き気に苦しんでおられるので、私が思うにCE療法よりは消化器系の副作用の軽いタキサン系抗癌剤の単独投与の方が楽だと思います。タキサン系を低容量で週一投与する方法がありますが、効果が期待でき吐き気は軽いと思います。多くの方が吐き気などなく長期間に渡り投与を受けています。もちろんタキサン系にも副作用はありますが、アンスラサイクリン系に比べ軽く投与総量の制限もありません。低容量で週一行う方法では重大な白血球減少も起こらず、外来で安全に投与できます。タキサン系にはタキソールとタキソテールの2種類ありますが、日本の実地医療ではタキソールの方が多く用いられていると思います。3週投与して1週休むか6週投与して2週休む方法のどちらかを、効果がある限り継続して行います。タキサン系が日本で広く用いられるようになったのはここ5,6年のことですが、それ以前はアンスラサイクリン系の抗癌剤が無効になってしまうと、その後に使う抗癌剤がないのが現状でした。しかしこのタキサン系はアンスラサイクリン系と交差耐性がないので、アンスラサイクリン系に耐性になってもタキサン系が使えて効果が期・u梠メできるし、逆にタキサン系の後にアンスラサイクリン系が使えるようになりました。お母さんが吐き気がひどく耐え難いのであればタキサン系が良いと思いますが、抗癌剤は魔法の薬ではありません。どんな抗癌剤でも効果が延々と持続することはありません。効果持続期間は思ったより短いものです。効果のほどを見て別の抗癌剤や、別の抗癌剤の組み合わせで治療を行うことになると思いますが、やがて全ての抗癌剤に効果が期待できない時が必ずやってきます。できるだけそれまでの期間が長いことを祈ります。また、質問してください。 投稿者: へな 2004/11/01 00:15:58二瓶先生、親切にお答えいただきありがとうございます。CE投与後1週間たちますが、ようやくうどんが少し食べられるようになりました。母の化学療法は、術後の補助療法と違うので、基本的には効果がみられる限り、続けるものなのですね。主治医が予定回数を言わなかった理由が分かりました。母は、数回(後1,2回)で終わると思っています。だから、この強い吐き気を我慢しているのだと思います。3回目投与前に診察がありますので主治医とよく相叩w)ハしたいと思います。とても分かりやすく説明していただき、ありがとうござku「ました。また何かありましたら、相談させて下さい。代理掲載 投稿者: CY HOME 2004/10/30 11:05:18二瓶先生このたびは丁寧にご説明いただき感謝しております。非浸潤癌であったことで安心した部分もあるのですが、知識が乏しく今後のことに対して不安が拭えない状況でもありました。先生からのご説明でもやもやしていたものが晴れてきました。ありがとうございました。大変申し訳ないのですが、お言葉に甘えてもうひとつ質問させてください。先生のお返事にあったホルモン療法の良い点というのは具体的にどのようなことでしょうか?素人考えで、ホルモンを止めてしまうことでの副作用ばかりに頭がいってしまうのですが、期待できる良い点についてもできましたらお教えください。重ねまして今回の丁寧なご説明に感謝いたします。 投稿者: 二瓶です。 HOME 2004/10/30 18:36:15CYさんへ閉経後でホルモン療法に感受性がある時に、第一選択で用いられるホルモン療法剤は抗エストロゲン剤のノルバデックスという薬です。これまでずっとそうでしたが、最近はアロマターゼインヒビターのアリミデックスという薬の方がノ・u档泣oデックスより有効性が高いことが分かってきたので、これからはアリミデックスが第一選択のホルモン療法剤として認知されていくものと思います。時代の流れはそうですが、これまでのゴールデンスタンダードのノルバデックスについて説明します。ノルバデックスを術後補助療法として用いた時の有益性は疑うべくもなく、その有益性は副作用による有害性をはるかに上まわるものとして1980年代初頭から20年以上に渡り使われてきました。有益性とはもちろん生存率や無病生存率の統計的に有意な改善のことです。前回書いたように対側乳癌の発生予防効果も明らかです。代表的な副作用に顔のほてりや膣分泌液の増加などの更年期様の症状があります。血液に関係したことでは血が固まりやすくなるという副作用があります。このため、虚血性脳血管障害つまり脳梗塞や中越地震でクローズアップされたエコノミークラス症候群の元におこる静脈血栓症、深部静脈血栓症を起こす危険性が高くなります。高くなるといってもしょっちゅう起こるものではなく、まれに起こると思ってください。ここまではノルバデックス以外のホルモン療法剤にも共通して見られる副作用で・u桙キ。ノルバデックスとアリミデックスでの比較では、どうもアリミデックスのw)方がこうした副作用の程度は軽いようです。これから書くのがノルバデックス特有の副作用です。ノルバデックスは抗エストロゲン剤で、乳癌細胞に刺激的に働くエストロゲンがレセプターに結合するのを妨害することで効果を発揮します。乳癌細胞に対してはそのように働くのですが、ある組織にはエストロゲン作用を及ぼします。子宮にはエストロゲン作用を及ぼすため子宮内膜を増殖させたり、子宮内膜癌(子宮体癌)の危険性を高くします。これがノルバデックスの悪い面ということですが、日本人は白人に比べその危険性は少ないように思います。ノルバデックスがエストロゲン作用を持つことで表れる良い面は、心血管系の疾患による死亡を減少させること、コレステロール値を下げること、骨塩量に良い影響を与え骨粗鬆症の予防に効果があることです。ノルバデックスの良い面と悪い面はそういうことですが、ある解析によれば、1000例あたり10年間の発生数を見ると、ノルバデックスを服用群では対側乳癌が9例減少し子宮体癌が4例増加するという結果でした。つまり対側乳癌発生予防の効果の方が高いということです。この解析の対象は主に欧米人ですが日本人ぁw)ノも当てはまると思われます。しかも実感としては子宮体癌については日本人は危険性が低いように思います。つまり、不利益のことを考えても有益性が高いので、CYさんのお母さんがノルバデックスという薬を服用することは有益だと推定されるわけです。ノルバデックスと同じ抗エストロゲン剤にもう一つフェアストンという薬があり、同様の良い面が期待できます。最後に他のホルモン療法剤について言及しておきます。最近多く使われるようになったアリミデックスやアロマシンといったアロマターゼインヒビターにはこうした良い面は期待できませんが、生存率などの改善の面では抗エストロゲン剤同等以上の効果が期待でき、この文の前半にも書いたように近い将来こちらが閉経後のホルモン療法剤の第一選択になると思われます。ホルモン療法剤については9月・10月のメールマガジンに私が担当で書いていますので、良かったら読んでみてください。購読は無料で、私のHPから手続きできます。橘・代理掲載 投稿者: CY HOME 2004/10/27 08:38:42私の母の乳がんのことでご質問させてください。母は59歳、閉経後、東京都在住です。母の・u梹oが5年前卵巣がんで他界しています。また母の父も肺がんだったそうkuナす。10/6に左乳房全摘術、リンパ隔清をしました。(リンパへの転移は0でした。)病理検査の結果Tis期ステージ0、非浸潤癌であることがわかりました。ホルモンレセプター、HER2の結果待ちです。それで今後の治療計画につきましてご質問させてください。この場合ホルモン療法は適応となるのでしょうか?私なりに調べていますが、必要ないという場合と反対側への予防のために必要というものがあるようでした。母のようなケースでホルモン療法した場合としない場合とでは、その後の再発、予後などに与える影響はとの程度変化するものでしょうか?またPETなど、再発や、他の部位への癌の早期発見のために、どのような検査、その頻度はどの程度必要になりますでしょうか?よろしくお願いいたします。 投稿者: CY HOME 2004/10/29 12:51:13 CYさん はじめまして病理組織検査で非浸潤癌というのは、顕微鏡で見て癌細胞が全て乳管内に留まっているということです。乳癌は母乳を産生する小葉と呼ばれる部分の腺細胞か、小葉内や小葉近傍の乳管上皮細胞が、卵胞ホルモン(エストロゲン)の・u梛ュい刺激を受け癌細胞化するのがその始まりです。前者を小葉癌、後者を乳管癌と呼び後者が乳癌全体の9割を占めます。乳管上皮細胞は母乳を乳頭まで導く乳管の内側を被っている細胞のことです。小葉と乳管系の外側は基底膜という膜で包まれていますが、癌細胞がこの膜の内側に留まっている状態を非浸潤癌といいます。癌細胞がこの膜を突き破って外へ飛び出すことを浸潤するといい、浸潤が顕微鏡で確認できたとき浸潤癌といいます。基底膜の外に出た癌細胞はやがて周囲の血管やリンパ管内に侵入し全身に運ばれていきます。初めのうちは体の生来持っている免疫力などの働きで、原発巣を離れた癌細胞は排除されます。ところが癌が発生してある程度時間が経過すると、つまりある程度の大きさに増殖すると自然の治癒力では対処できないほど多くの癌細胞が全身に流れていき、生き残った癌細胞が肺や肝あるいは骨の中に潜むことになります。顕微鏡で見て1cmを越える大きさに育った浸潤癌では、手術した時点でこうした状態になっている危険性が高くなります。この潜んでいる癌細胞が術後の補助療法にも打ち勝って生き残り分裂を繰り返えすことになります。やがて塊・u桙ニなり画像診断で発見されたときに再発と診断されます。CYさんのお母w)さんは非浸潤癌なので、理論的に乳癌は局所に留まっているはずで転移はあり得ないことになります。手術で完全に切除できれば治癒するはずで、薬による術後補助療法は必要ないということになります。ただし、100%完全に非浸潤癌であれば理論的にはそうだということです。実際の病理組織検査は4から5mm幅で組織を短冊状に切りその片面の表面を見ているだけで、全ての組織を連続的に見ているわけではありません。全てを見ることはいくら時間があってもできっこありません。短冊の片面を見てその全てが非浸潤癌ならば全て非浸潤癌だろうと推定しているに過ぎないのです。つまり4から5mm幅の組織の圧倒的な部分は検査されていないということで、この部分に微少な浸潤部が存在することを完全に否定できるものではありません。そのため、非浸潤癌と診断されてもまれに再発が起こります。実地の臨床では、一般的に非浸潤癌の場合は薬物を用いず経過観察となることが多いと思います。100%完全に非浸潤癌では理論的に再発はないはずなので、再発予防のための薬物投与は無駄ということになります。まれに非浸潤癌で再発があり得るとしても、非拭w)ケ潤癌を全体として見たときの無再発生存率は100%に近くなります。元々予後が良好なので、術後ホルモン療法の有無で生存率などに統計的有意な差はでません。そういうことでCYさんのお母さんがホルモン療法剤を服用すべきかどうかについては、何とも言えないというのが本当のところです。非浸潤癌に対する術後補助療法としてのホルモン療法の位置づけはそういうことです。ただ、ホルモン療法には反対側乳房あるいは温存手術の場合の温存された乳房に新たな乳癌が発生する危険性を下げる働きもあるので、その効果を期待してのホルモン療法剤服用は選択肢の一つになります。一側が乳癌の場合対側に乳癌が発生する危険性の高いことが分かっていますが、ホルモン療法でその発生が70%に減少するという報告もあります。アメリカでは、家族歴などから乳癌になる危険性の高い場合、乳癌発生前に化学的予防の目的でホルモン療法剤(抗エストロゲン剤のノルバデックス)服用が保険適応になっています。日本ではそうした目的でのホルモン療法剤服用は認められていません。CYさんのお母さんは間違いなく非浸潤癌だとして、今まで説明したように術後補・u桴風テ法として抗癌剤による化学療法はもちろん必要ないし、ホルモン療法も無w)しで十分といえます。ホルモンレセプターが陽性であることが前提になりますが、もしホルモン療法剤を服用するのであれば、対側乳癌の発生抑制には効果が期待できるとしても再発予防にはあまり関係しないことを承知し副作用があり得ることを納得した上で服用すべきです。ホルモン療法には副作用ばかりでなく、乳癌と関係ない面で良い作用もあるので主治医の先生によくお話を聞いてみてください。術後経過の見方は施設毎に違っています。非浸潤癌ならばさほど神経質に検査をする必要はないと思います。術後1年目は用心のために3ヶ月に一度ぐらいの診察と半年に一度ぐらい腫瘍マーカーを含めた血液検査で十分と思います。術後1年目には念のため肺や肝そして骨に転移が無いかどうか検査を受けたらいいと思います。浸潤癌の場合はこうした検査を一年毎に行ったりしますが、非浸潤癌ならば2年目以降その必要性はないかもしれません。ただし、対側乳房のマンモグラフィだけは毎年一回行ってください。診察については、術後2年目以降は半年ぐらいの間隔で良いと思います。もしホルモン療法剤を服用することになった場合は、その服用期間中はもっと間隔を短く通院するぁw)アとになります。PETは全身の癌スクリーニングの目的に受けることは役に立つかもしれませんが、通常の術後経過観察のためのPET検査は必要ありません。術後経過観察でPET検査が必要になるのは、腫瘍マーカーなどから再発が強く疑われるのに既存の検査法で再発巣が発見できないときです。まとめです。非浸潤癌では、原則として再発予防目的の術後補助療法は必要でありません。いろいろな検査ごとは通常の浸潤癌の場合に比べ必要性は低いので、定期的には行われないかもしれませんがそれで十分です。元より非浸潤癌であれば治癒する確率が100%近いので、常日頃は再発のことを心配せず普通の生活をすることが大切で、その方が絶対、体のためにもいいことです。お役に立てたでしょうか。また、何かあったら質問してください。Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; .NET CLR 1.0.3705)219.108.72.121抗がん剤とビスフォスフォネート 投稿者: へな 2004/10/25 12:44:42二瓶先生、こんにちは。以前、母の放射線治療について質問しましたへなです。また教えていただきたいことがあります。現在、母(・u・0歳)が術後3年目で骨(胸骨、椎骨、肋骨)、肝臓転移のため・u10月初めから抗がん剤治療をしております。抗がん剤治療は初めてです。術後は、ノルバディクスのみ服用しておりました。(リンパ節転移なし、HER2はー)転移が発見されてから、アリミディクスに換え1ヶ月半服用しましたが、肝臓転移が多発の為、抗がん剤投与になりました。抗がん剤は、ファルモルビシンとエンドキサンです。投与翌日から1週間は、何も口にすることが出来ず、起き上がると吐いてしまい、骨の痛みの為、服用しているモルヒネ、ロキソニンも吐いてしまう状態で寝たきりでした。病院に吐き気止めの点滴を2回受けに行きました。投与10日後からは、吐いてしまうほどの吐き気はなくなりましたが、副作用を抑える方法はないのでしょうか?このくらいの副作用は、強いものではないのでしょうか?仕事しながら抗がん剤治療されている方も多いようなので、母の副作用はかなり強く出ているのではないかと心配です。抗がん剤投与の時に吐き気止め(デカドロン?)を点滴し、帰宅後に服用する錠剤の吐き気止め(品名?)も頂きましたが効かず、通院で点滴を受けた時に座薬(品名?)も頂きましたが効果はなかったよう・u桙ナす。通院で、吐き気止めの点滴を受けるしかないのでしょうか?もう一つはビスフォスフォネートについてです。母は、ビスフォナールを投与することになりました。私が調べたところ、他にアレディア、パミドロネート、ゾレドロネート(まだ使えない?)があるようなんですが、それぞれ効果が違うのでしょうか?よろしくお願いいたします。 投稿者: 二瓶です。 HOME 2004/10/27 00:36:36へなさん、精神的に辛い状況に対する治療が肉体的に辛いという二重の辛さに、お母さんは今さらされているのだと思います。へなさんも辛いと思いますが、精一杯支えてあげてください。多発肝転移がありホルモン療法が有効でないので、ファルモルビシンとエンドキサンを3週毎に繰り返すEC療法が開始されたのだと思いますが、この抗癌剤の組み合わせの副作用で自覚的に耐え難いのは吐き気です。個人差があって吐き気も出ずけろっとしている人もいれば、一週間も吐き通しで食べれない人もいます。へなさんのお母さんにはそれが10日近くも続くのでは、精神的に相当まいってしまうのではと危惧されます。副作用として吐き気が予想される抗癌剤を・u棊pいて化学療法を行うときは、できるだけ吐き気を抑えるために悪心嘔吐防止w)薬やデカドロンのようなステロイドホルモン剤を予め投与します。お母さんの場合デカドロンだけだったのでしょうか?吐き気の出方は体の調子によっても違うので2回目も同じとは必ずしも言えませんが、1回目の悪心嘔吐が相当強かったので2回目以降はもっとしっかりした吐き気対策が必要と思います。私は抗癌剤投与30 分前にセロトニン拮抗薬(カイトリル、セロトーン、ゾフランなど)を点滴し、さらにデカドロンなどのステロイドホルモン剤を静注したりします。翌日からは3日間ほどセロトニン拮抗薬の経口剤を服用させ、場合によってはステロイドホルモン剤も服用してもらいます。これでも吐き気が強ければ、セロトニン拮抗薬の点滴をすることになります。こうすれば、ある程度吐き気を抑えることができるのではないかと思います。お母さんのお母さんが使った座薬はたぶんナウゼリンという吐き気止めの座薬かと思いますが、抗癌剤による強い吐き気にはあまり効かないと思います。昔こうした嘔吐防止薬が無かったころは、ファルモルビシンのようなアンスラサイクリン系の抗癌剤による吐き気で苦しんだ方がおおぜいいました。今は、抗癌剤副作用防止薬がいろ・u桙「ろ開発されて化学療法も外来で行われることが多くなりましたが、へなさんのお母さんのように副作用が強くて外来では無理な方が時にはおられます。その場合は、化学療法の時だけ数日間入院するという形で治療を受けられる方もいます。CE療法が吐き気がひどく継続できそうもないときは、こうした消化器系の副作用の少ないタキサン系の抗癌剤があるので主治医の先生に相談されたらいいと思います。ビスフォスホネートは骨転移に対して用いられますが、ビスフォナールでもアレディア(パミドロネートの商品名がアレディア)でも効果はほぼ同じです。ビスフォスホネートは日本でまだ骨転移の治療薬として承認されていませんが、欧米では骨転移の治療薬として認可されています。現在臨床試験がすすめられているので、いずれ日本でも骨転移治療剤として認められると思いますが、その効果は骨転移による痛みの軽減や骨転移でもろくなった骨を強くすることです。通常抗癌剤と併用で用いられます。ビスフォスホネートで少しでも痛みが軽くなるといいですね。今行われているあるいは行われようとしている治療について少し説明をしましたが、へなさんのお母さんが置か・u桙黷トいる状況は客観的にかなり厳しいと言えます。肝転移に対する効果を見なw)がら治療法を変えていくことになると思いますが、これからますます状況が悪化することが予想されます。総合的に判断し辛い思いをして化学療法を行うことだけが治療でないという時期がやがて来ることを、今から少しだけ知っておいてください。 投稿者: へな 2004/10/27 19:57:18二瓶先生、ありがとうございます。やはり母の副作用は強く出ているほうなんですね・・・。主治医からも、吐き気が一番副作用として出る可能性が高いが、今は副作用を抑える方法があるし、気持ちが悪くても本当に吐いちゃう人は少ないからと聞いていたので、こんな風に寝たきりになってしまうとは思っていませんでした。吐き気が酷く、通院で吐き気止めの点滴を受けた時に入院を希望したのですが、皆外来で治療しているので入院は出来ないとの事でした。病院が遠いこともあるので、数日間だけでも入院したかったのですが。先日、2回目の抗がん剤治療を受けました。主治医には、かなり吐き気が強く辛いことを話たのですが、同じ処方(抗がん剤、副作用対策)で2回目も行うことになりました。抗がん剤投与前に副作用対策としてデカドロンともう一つ点滴を・u檮sっているようです。二瓶先生が教えてくださったセロトニン拮抗薬かもしれません。今回は1回目と比べて、ほんの少しですが副作用(吐き気)が軽いようです。(それでもほとんど寝ていて、一日りんご1/4食べられるかどうかです。)多分、前回も今回もセロトニン拮抗薬の経口剤をもらっているのだと思いますが、ステロイドホルモン剤で服用出来るものがあるのですね。一つ気になっているのですが、皆さん抗がん剤を受けるのに何クールやるか予定が決まっていますよね?もちろん、副作用や効果により変更になったりするとは思いますが。母の場合何回このEC療法を受けるか決まっていません。母はそれも気になっているみたいです(この調子でずっと受け続けるのかと)。母のような転移をした場合、二瓶先生でしたらどのような治療法を進めていかれますか?母とは別々に住んでおり、私の子供も小さい為、なかなか一緒に診察を受けに行くことが出来ませんが、次回の診察は私も一緒に受ける予定なので何かアドバイスをしていただけるないでしょうか?ありがとうございました 投稿者: トール 2004/10/26 15:08:48金曜日からお客・u棊lが来られ楽しい時間をすごしました。阿蘇に天草に島原と飛び回って、少々w)体は悲鳴をあげましたが元気でいる自分がうれしかったです。CRPについてのご説明ありがとうございました。元気でいる自分にやっぱり再発ではないんじゃないかなって思いたくて、少しでも原因になることを探しては甘いこと考えてる自分がいます。でもそうですよね。上がるといってもあそこまで上がらないですよね、他の病気では。だんだん次回の検査が近づいてきて今日はお天気も悪いこともあり、客様が帰られたこともあり少々落ち込んでます。でも明日はお天気になるみたいだし元気出そうと思います。ありがとうございました 投稿者: プチ 2004/10/25 10:14:47親切に相談にのってくださり本当に感謝いたします。これからは食事療法と運動でなんとか糖尿病を克服していきます。母は西洋医学ではなにも治療方法がないので漢方薬・健康食品に走りました。家を一軒建てられる程かけたそうです。でも結果何も良くならず亡くなりました。それはそれで母が満足していったのでいいと思っています。でも私は信じません。ちょっと甘い言葉に心が揺れる事もありますが、これからは自己免疫力を高めるよう明るくがんばって行きます。漢方薬の件もスァw)チキリしました。薬だから副作用ってありますよね。これで肝機能が悪くなったらまたまたおまけがついてしまいます。週3日ジムで汗を流してプールもしています。最後に温冷浴をしています。自己免疫力アップアップの為元気に通って行きます。本当にありがとうございましたプチさんへ 投稿者: 二瓶です。 HOME 2004/10/24 19:50:01確かにそうですね。吐き気予防のデカドロンが誘因となって糖尿病になることは少ないと思います。ホルモン療法では薬にもよりますが、長期投与中に糖尿病の治療が必要になる方はいます。プチさんのヘモグロビンA1cが6.9といういことなので、間違いなく糖尿病だと言えますが、ひどい糖尿病の状態ではないので食事運動療法で十分改善できると思います。その結果ヘモグロビンA1cが6前半に維持できれば良いと思います。そうは言っても糖尿病にはいろいろな病態があるので、糖尿病専門医の診察を受けることは大切です。糖尿病とは一生つき合わなければならないので、検査を受け必要な治療をきちんと受けてください。ホルモン療法については先の返事にも書いたように、効果は期待薄なのでホ・u档泣c痘テ法無しで様子を見て良いと思います。私の患者さんの糖尿病の方にもw)、くろずを試された方がいます。ほとんどの方にくろずの効果はないように思いますが、ただ一人くろずにつけた大豆を食べてヘモグロビンA1cが10台から8台に低下した方がいます。健康食品で糖尿病に良いと言われているものは数多くあり、いろいろな方がいろいろなものをすすめてくれるかもしれません。実際に試してみなければ効果の有り無しは分からないのですが、おそらくほとんどのものは高価なだけで効果的ではないと思います。今一番大切なことは、まず食事運動療法をしっかり行い自分自身の努力で改善していくことです。持続的に行うことはなかなか大変ですが、将来やっかいなことになることを予防するためにも努力してください。糖尿病で何が怖いかというと、長期に渡るコントロール不良で血管や腎臓そして目や神経系に合併症が出ることです。食事療法では、カロリーを控えること、間食をしないこと、タンパク質、脂質、炭水化物をバランス良く食べることが重要です。糖尿病科で正しい食事療法の指導があると思います。プチさんのような病気になると、人は良かれと思ういろいろな治療をすすめてくれます。その代表的なものは健康食品などの補完代・u梠ヨ療法と呼ばれるものです。当然相手のためを思ってすすめてくれるわけですが、大方のがんに効くと宣伝されている健康食品の効果については?です。相性が良ければ効果があるのかもしれませんが、証明されていないので?です。漢方薬にも術後の体力回復や免疫力をアップさせると効能書きがあるものがありますが、副作用が出る危険性はもちろんあります。特に肝機能障害です。プチさんはC型肝炎ということですから、できれば肝機能に負担をかけるようなものは控えた方がいいと思います。結論的なことを書くと、今は漢方薬や健康食品類に頼るのではなく、普段の食事面などで体力をつけ本来体の持つ免疫力を高めることが一番だということになります。もし、漢方薬や健康食品を試すのであれば、あれもこれもでなく1つだけ「これは効くんだ」と信じて服用することです。最後に一言、免疫力を高める一番の方法はいつも前向きの気持ちでいることです。プチ 投稿者: no name 2004/10/19 12:17:04二瓶先生始めまして術後6ヶ月を経過したプチと申します。早速ですが最近体の関節が固まるようになったのですが、抗がん剤の副作用でしょうか。ステー・u档WUaで乳頭線管癌。ホルモン感受性なし。45歳です。リンパ転移あku閧ワせん。全摘です。5月よりAC4クールをして7月の終わりに終了しました。その時に飲んだステロイドで血糖値が320にもなり現在食事療法と運動をしています。最近かなり血糖値は下がりました。ホルモン治療に入る所だったのですが、ホルモン治療でも血糖値が上がるので現在まだホルモン剤は飲んでいません。ホルモン感受性がないのにちょっとホルモン治療は疑問ですが、小さい癌の時は感受性があったはずだから転移の予防に有効らしいです。関節の方ですがイスに座って歩きだしたりする時関節が固まったようでうまく歩けません。朝も手がこわばっている感覚で動かすのが痛いです。でも動かさなければ痛い事はありません。関節がはれたり熱がでる事もありません。運動は週3回プールをしたりジムへ通っています。抗がん剤を終了して3ヶ月経つのですが、今頃影響が出る事があるのでしょうか。生理は4ヶ月ありません。多分抗がん剤で終わってしまったと思います。なにか取りとめのない質問ですいません。よろしくお願い致します。 投稿者: 二瓶です。 HOME 2004/10/22 00:33:22プチさん はじめましてこれまでの私の経験では、─w)タ礎療法の副作用としてプチさんのような症状の訴えはありませんでした。治療後数日間は吐き気などの方が辛いので、仮に関節のこわばりのような症状があっても隠されていたということはあり得ることですが、化学療法が終了してから3ヶ月も経ってそのような症状が副作用として出てくることは考えにくいように思います。しかし、予測できない副作用が出現することはあり得ると思われるので、一方的に抗癌剤の副作用ではないとは言い切れません。複雑な体の仕組みの中では、いろいろなことが複合的に関わり合い説明できないことが起こっても不思議ではありません。ステロイドは化学療法の副作用特に吐き気予防あるいは軽減目的に用いられますが、そのため血糖値が320まで上昇したとすると、元々血糖が高くなる素因があるのではと考えておく必要もあると思います。つまり、糖尿病になる危険性について今後も注意を払う必要性があると思われます。ホルモン療法に関してですが、ホルモン感受性がない場合は行わないのが原則です。ホルモン感受性があるということは、癌細胞にホルモン受容体(ホルモンレセプター)があるということです。ホルモン受容体(ホルァw)焜塔激Zプター)にはエストロゲンレセプター(ER)とプロゲステロン・u黹Zプター(PgR)があります。ERを持つ乳管上皮細胞などがエストロゲンの強い刺激を受けて癌細胞に変化することが乳癌の始まりと考えられています。つまり、乳癌の初期の段階ではおおかたの乳癌細胞にERが存在します。しかし、癌細胞は細胞分裂をおこしていく過程で、つまりしこりが大きくなるほど(癌細胞に変化してから時間が経つほど)ホルモン受容体を失っていき、ホルモンの刺激がなくても自立的に増殖する癌細胞に性格を変えていきます。プチさんのようにホルモン感受性がないということはERもPgRもない癌細胞になっているということで、ホルモン療法の効果はほとんど期待できません。つまり、プチさんの今治療の対象となっている乳癌に対してホルモン療法は無駄な治療で再発予防につながらないということです。こうしたホルモン療法については先月号と今月号のメルマガに私が担当で解説していますので、参考にしていただければと思います。メルマガ配信は無料で私のHPから講読手続きができます。それから、化学療法終了後4ヶ月生理がないということは、化学療法で卵巣機能が廃絶して人工的に閉経状態になっている可能・u梵ォがあるということです。もっと時間が経ってから生理が戻ってくることもあるのでまだ確定的とは言えませんが、もしこのまま卵巣機能が戻らなければ卵巣摘出を行った状態と同じになっていると言えます。ホルモン療法にはホルモン感受性のある乳癌の再発予防と、新たな乳癌の発生予防効果が期待できます。乳癌の罹患率が日本よりはるかに高いアメリカでは、乳癌になる危険性の高い方に抗エストロゲン剤のノルバデックスという薬を予防的に用いることが認められていますが、日本ではそうした目的でホルモン療法剤を投与することはできません。プチさんの主治医の先生が行おうとしているホルモン療法は、抗エストロゲン剤のノルバデックスの投与か、ノルバデックスとゾラデックスという卵巣機能を止める薬の併用だと思われます。もしプチさんがもし完全に生理が止まってしまった状態になっているのなら、ホルモン療法としてのゾラデックス単独投与による効果と同じ程度に、新たな乳癌の発症予防(プチさんの場合は新たな対側乳癌の発症予防)になると考えてください。朝の手のこわばりとか関節が固まったような状態は前にも書いたようにAC療法の副作用ではない・u桙ニ思いますが、化学療法で人工的に閉経状態と同じくなり女性ホルモンが急激w)に減少したことが関係しているかもしれません。またプチさんぐらいの年代の女性に、朝の手のこわばりを訴える方がけっこう見られます。化学療法とは関係のない何らかの病態が隠れているかもしれないので、症状が続くのなら整形外科か神経内科を受診してみてはいかがでしょうか。疑問があったら、また質問してください。 投稿者: プチ 2004/10/22 15:01:58丁寧に答えて戴いて本当に感謝いたします。本日病院へ行ってきました。血糖値が1ヶ月前と変らず129.ヘログロビン6.9でした。なかなか下がらないので来月の検査で同じなら糖尿病の専門の方へ行ってもらいますと言われました。デカドロンの副作用で糖尿病になる人もめずらしいそうです。やはりニ瓶先生がおっしゃるように糖尿病の素因を持っていたのだと思います。抗がん剤をする前は血糖値75でした。ホルモン治療に関しては今は転移より糖尿病の方が深刻なのでやらないとの事でした。手足がこわばるのは年齢的にあるのですね。安心しました。更年期の一種かもしれませんんね。なにか関節が錆びてしまったようです。また図々しく質問なのですが、お忙しい時に申し訳ありぁw)ワせん血糖値を下げるのに「くろず」がいいと聞きましたが、効果はあるのでしょうか?それから地元の病院で抗がん剤を打った後自分では気が付かなくても内臓が疲れているから免疫力を高める漢方薬を飲んだらどうかと言われました。もう薬は沢山だと言う気持ちとC型肝炎を持っているので怖いなとも思います。母はやはりC型肝炎で抗がん剤が打てず乳癌で3年後に亡くなりました。私の場合抗がん剤が打てた事は幸せだと思いますが糖尿病になるとは思ってもいませんでした。漢方薬も副作用があると聞きます。先生のご意見はどうでしょうか。本当に何回もすみません。質問の続きです 投稿者: トール 2004/10/21 11:33:09CRPが気になってます。実は娘が6年前に膠原病(大動脈炎症候群)になって現在に至っていますが、膠原病でもCEAは上がるのでしょうか。娘が膠原病に急になったってことは、私にもその可能性があるかなって思ったり。CEAだけの上昇。それも変動が激しいしCRPも上がっているしもしかしたらなんて考えたりしてます。やはり頭の中に再発ではないんじゃないかって考えが浮かんで。やはり次回受診の時・u桙ノPETを受けた方がいいような気もしてきています。 投稿者: 
$BFsIS$G$9!# HOME 2004/10/22 00:32:48トールさん、台風はいわき沖を郡山から遠ざかるように行ってしまいました。昨日(20日)の夜半がもっとも雨がひどかったのですが、風はたいしたことはありませんでした。しかしながら今度の23号はひどい爪痕を残しました。おおぜいの犠牲者が出ました。もう台風はたくさんですが、またまた24号が控えています。まだまだ安心できないようです。CRPは炎症性疾患や組織崩壊性疾患の時に出現する非特異的蛋白成分のことです。腫瘍マーカーの変動とは関係ないと思います。肺炎や胆嚢炎といった炎症性疾患以外では、膠原病やアレルギー性疾患の活動期、各種の感染症や悪性腫瘍などで陽性になるとされています。そういうことから推測すれば、トールさんのCRP陽性は当然あり得ることですが、おそらく腫瘍マーカーの変動とは関係ないだろうということです。ALPとかLDHは癌の増殖と関係することもあります。増殖と関係が深い場合は、腫瘍マーカー的な見方でLDHの推移を見たりします。付け加えておけば、ALPは肝胆道系と関係するし、肝胆道系の炎症でCRPが上昇・u桙オてもおかしくありません。今回は簡単に書いておきますが、次回の腫瘍マーカー値が出たらよく考えてみたいと思います。ここまで書いてトールさんの追加に気づきました。CRPは膠原病で上昇することを書きました。しかし、膠原病でCEAが上昇することはないと思います。仮にあったとしても、少なくともトールさんの今のCEA値ほど高くなることはないと思います。娘さんが膠原病になっていらっしゃるとすれば、血のつながったお母さんに膠原病の素因が全くないとは言い切れません。膠原病はたいへん難しい病気です。心配であれば次回採血の時に自己免疫疾患に関した血液検査をしてもらったらいいかもしれません。些細なことでも気づいたことがあったら質問してください。CRPは関係ありますか 投稿者: トール 2004/10/19 17:03:18またまた台風の到来です。今のところ影響ありませんが、明日はきっと風もひどくなるのではと今から植木鉢とか非難させてます。ところで先日婦人科で血液検査をしてもらったのですか゜、CRPが1.6と高くなってました。婦人科の先生がマーカーの変動ともしかしたら関係があるかもしぁw)黷ネいから主治医に伝えるようにとおっしゃいました。このところCRPは
1.6から高い時では3と標準を超えています。これってCEAの上昇と関係ありますか?ガンの増殖とも関係ありますか?それとALPも371と高くなってました。マーカーの検査は11/5なのでその結果を待ってから二瓶先生にご相談をと思っていましたが、心配ごとは抱えていると大きくなるばかりなので。ご意見をお聞かせください。no title 投稿者: ニモ 2004/10/17 15:12:07二瓶先生、いつも丁寧なお返事ありがとうございます。採血も含め、11月の骨シンチの結果もふまえて、主治医と相談していこうと思います。先生のように親身になっくれるといいのですが。正直、経済的負担は我が家にとってとても厳しいです。でも色々検討していこうとおもいます。no title 投稿者: ニモ 2004/10/12 22:10:17二瓶先生こんばんわ。毎日雨が続き憂鬱です。前回は色々と質問にお答えいただきありがとうございました。血液検査の追加を主治医にお願いしてみようと思います。また質問になってしまうのですがよろしくお願いします。ゾラデックスのことですが、確か2年間しか効果がないと主治医にいわれました。私ぁw)ヘすでに2年間の治療は終えています。採血の結果閉経状態でなければゾラデックスの再開をと前回答えていただいたのですが、これ以上行っても良いものなのでしょうか?生理はやはりずっとこないほうがいいのですか?ゾラデックス以外にも閉経状態にする方法はあるのですか?閉経状態で無い場合、ゾラデックスとアリミデックスやアロマシンを併用したほうが良いのですか?最近骨転移していると思われる胸骨の辺りとその下の辺りの痛みが強くなっているようにおもいます。ビスフォスフォネートは高カルシウム血症以外は保険がきかないと何かで読みましたが高価の薬なのですか?またまた、たくさん質問してしまいました。すいませんがよろしくお願いします。 投稿者: 二瓶です。 HOME 2004/10/14 20:37:50先週土曜日の台風の後ずっと雨や曇りの日が続き、青空が恋しくなってきました。天気予報で明日東京に1週間ぶりで青空が戻ってくると言っていましたが、さて栃木県と福島県はどうでしょうかゾラデックスは2年間しか効果がないということは正しくありません。術後補助療法に使われる薬の至適投与期間は臨床試験の結果に基づいて広く・u椏ッ意が得られていくのですが、ゾラデックスの至適投与期間についてはまだ流w)動的です。今のところ2から3年投与とされていますが、現在行われている臨床試験の結果によって将来は5年投与が世界的な標準となるかもしれません。ノルバデックスも初め根拠はなく2年ぐらいの投与とされていました。それから2年よりは3年、3年よりは5年投与の方が生存率が良いという臨床試験の結果が出て、現在は5年投与が標準になっています。しかし、ノルバデックスについても新しいホルモン療法剤の出現で、今後の投与の仕方については流動的です。何事も研究が進んで新しいことが分かってくると、その時の常識が全く覆されるということはよくあることです。補助療法と違って再発の治療目的でゾラデックスが投与された場合は、効果が持続している間は投与が継続されます。つまり1年で投与が中止になることもあれば、5年以上に渡って投与されることもあるということです。治療効果の判定ができる再発の場合と違って補助療法では効果があるかないかの判定は難しいので、ゾラデックスの場合は今のところ2年ないし3年と投与とされているのです。ニモさんの骨転移の可能性の高い現状に対して、もしゾラデックスの効果が期待できるのであれば、再投与さぁw)黷驍アとはニモさんいとって決して不利益にはなりません。しかし、化学療法の結果として卵巣機能が廃絶しているのならゾラデックスの投与は無駄なので、血液検査で閉経状態になっているかどうか調べるべきだと前の返事に書きました。まだ生理が来ないのであればその可能性があるので、調べてもらった方がいいと思います。ニモさんは閉経前ですか、保険診療的にはノルバデックスが有効でなければ次のホルモン療法剤はヒスロンHという合成黄体ホルモン剤になりますが、化学療法で人工的に閉経状態になっているのなら、ヒスロンHの前に閉経後に使えるアロマターゼインヒビターのアリミデックスやアロマシンを試みることができます。もし、閉経状態になっていないのであればゾラデックスで閉経状態にして、それらの薬を使うことができます。前に閉経前でもゾラデックスで人工的に閉経状態にしてアロマターゼインヒビターを用いた場合は保険が通る(お目こぼしが期待できる)と書きましたが、実際には県によって対応が違います。このような適応外の運用を認める県と、厳しく認めない県があります。でも人の命に関わることですから、効果が実証されているあぁw)驍「は期待が高いときは、適応外でも認めてくれる柔軟性があってもいいようkuノ思います。医者の良心としては、たとえ適応外でも効果があるのなら使ってあげたいということです。化学療法での卵巣機能廃絶は不可逆的で、永久的な閉経状態になります。ゾラデックスでは投与を中止すると卵巣機能は100%ではありませんが戻ってきます。この他に閉経状態にする方法は外科的に卵巣を摘出することで、永久的に閉経状態になります。ノルバデックスやゾラデックスが登場する前は、ホルモン療法といえば外科的卵巣摘出でした。この方法は効果が確実で経済的負担が軽いことが利点です。再発のホルモン療法は効果が期待できる限り継続的に行うので、もし卵巣摘出に抵抗がなければこの方が費用の面でずっと負担は少ないことになります。手術は腹腔鏡下でもできるし、開腹の場合でも短時間に終わる侵襲の少ない手術です。今、痛みがでてきているのなら、これまでの経過から骨転移による痛みを一番に考えなければなりません。除痛には放射線治療が手っ取り早く有効と思われますが、ビスホスフォネート剤の効果も期待できます。ビスホスフォネート剤は骨転移の治療剤として日本では保険適応外ですが、欧米では骨転移の治療剤として適応が認められていぁw)ト一般的に使われているようです。その有効性も証明されています。先日大阪大学の教授が郡山で講演をしたのですが、ビスホスフォネート剤は骨転移に有効であることが実証されているのだから躊躇せず使うべきだと言っておられました。ニモさんの言うとおり日本ではそうした使い方は保険適応外なので、保険が適応されるかどうかはやはり県によって対応が違うようです。心配の薬価ですが、はっきり言って高いです。アレディアというビスホスフォネート剤がありますが、通常2週間毎に30から45mg投与します。45mg投与一回で薬剤費が3万5千円ぐらいになります。3割負担として一回1万1千近くになり、月2回で2万2千円ぐらいになります。この他にゾラデックスとノルバデックスを併用すると3割負担で2万ほど加算されます。アレディアは抗癌剤との併用がすすめられていますが、もし抗癌剤も併用するとなると更に負担が大きくなってしまいます。これは本当に大変な負担を強いることだと思います。できるだけ効果があって負担のより少ない治療ができればと思いますが、たいへん難しい問題だとしか言いようがありません。経済的負担のこともたいへぁw)重要ですが、ニモさんが元気でいることをもっともっと大切に思う人がいるkuアとを忘れないでください。ありがとうございました 投稿者: こっこ 2004/10/12 11:11:49二瓶先生おはようございます。今朝は良いお天気です。青空を見ると心が晴れ晴れします。おかげさまで少し元気になりました。朝、先生のメールに気がつきました。そうしたらもっと元気になりました。いつもながらの丁寧なご説明でいろいろ考えさせられました。おっしゃるように近藤誠先生の著書を読んでものすごく抗がん剤に対して不信感を持っていました。拒否反応もかなりありました。抗がん剤は命を縮めるものだとかなり信じ込んでいましたから、できるだけ使用は避けようとしていました・・・いいえ多分今もその気持ちはあります。でも今気持ちを切り替えようと必死です。私が少しでも長く生きている事で、きっと誰かを幸せにできるかもしれない、誰かの役に立てるかもしれない・・と考えようと思います。元気になれば、抗がん剤を受けることでみんなにかけるかもしれない迷惑(精神的にも、肉体的にも、そして金銭的にも)以上の恩返しができるかもしれないですよね。今日から気持ちを切り替えて頑張ってみようと思います。すぐには無理かもしれな・u桙「し、また落ち込むこともあるかもしれませんが、二瓶先生そのときはまた元気ください。お願いします。先生の言葉には本当に癒されますから。ほらもう元気になり始めています!本当にありがとうございました。おはようございます 投稿者: こっこ 2004/10/11 10:05:12二瓶先生、お返事ありがとうございました。お忙しいでしょうに本当にありがたいことです。何回も読み返しました。納得できました。私は幸か不幸かHER2が3+です。ただ主治医には強陽性の割には進み方が遅いので、ハーセプチンが効きにくいかもしれないといわれています。その時は軽い抗がん剤と併用することで効果をあげるそうです。今から心配していてもしかたないですね。、ハーセプチンが単独で効くよう信じることにします。抗がん剤は脱毛のことはもちろんあるのですが、私にしたら何か最後の砦がなくなるようで・・・。そしてまた正常細胞にどれだけのダメージが加わるのか考えるととても怖いのです。金大の高橋先生の休眠療法みたいになるべくQOLを保ちつつ治療し続けるというのはどうでしょうか?二瓶先生の説明に充分納得したはずなのにまだ心が・u棊hれています。でも今度の受診の際には心臓検診の紹介状をいただくつもりでw)す。そして期を失することの無い様、新しい治療に取り組もうと思います。すごく高価な治療だそうで今度はお金の心配も増えそうですが、くいの残らないようにしたいと思います。本当にありがとうございました。頑張って笑顔に戻ります。 投稿者: 二瓶です。 HOME 2004/10/11 20:32:51高橋先生の休眠療法の考え方は理論的に正しいと思います。私もQOLが保たれた状態で治療効果が持続するのであれば、それに越したことはないと思います。ただ、それはあくまでも机上の理論であって、生身の生体の中では理論的に事が運ばないことは大いにあることだとしなければなりません。もう5,6年前のことなのか不確かですが、慶応大学の放射線科医である近藤誠先生の「抗ガン剤は百害あって一利なし」という言説がマスコミでもてはやされた時期がありました。最近の抗ガン剤治療は、エビデンスのある、すなわち治療効果の実証された標準的な化学療法を行うよう求められています。中途半端な抗ガン剤の量で行ったり、投与間隔を守らなければ期待した効果は得られないとされています。ただし、有害事象すなわち副作用は極力回避しなければならない・u桙アとも口酸っぱく言われています。前者は高橋先生の言う「闘うな」とする考えで、後者は高橋先生の言う「奇蹟を信じ、苦しみに耐えて闘え」ということになります。高橋先生はこの両者の中間「癌との共存・和解 」を目指して、がん休眠療法を提唱されました。強い副作用のでない量で継続的に抗ガン剤を投与し、がんの増殖の抑制すなわちがん細胞を休眠状態に長く留めることによって延命を計ろうという考えです。その方法は、抗ガン剤の投与量を副作用がグレード1以上にならない量に減らし、QOLを保ちながらできるだけ長く継続して抗ガン剤治療を行うことを主眼に置いています。再発巣の増大さえ無ければ縮小しなくても良いとする考えです。通常は再発巣の縮小狙って抗ガン剤治療を行います。高橋先生の考えでは延命効果はどちらでも同じくらいで、QOLが保たれる点で休眠療法の方が優れているということだと思います。どちらも目的は延命にあり、またどちらも個々人にあったテーラーメイドの治療を目指しています。ただし今のところ、再発の治療前に抗ガン剤が効くかどうか、どの抗ガン剤がどのくらいの量で効果がでるのか、どのような副作用が機w)ュこるのか予め知る確実な方法がありません。現状はテーラーメイド治療にはkuルど遠いのですが、遺伝子レベルでの研究が急速に進んでおり、おそらく近い将来治療前の検査で個々人毎に治療法を計画するテーラーメイド治療が行われるようになると思います。その時、おそらく両者の目指す治療は近似すると思います。現在、高橋先生はそれを目指しアナログ的に抗ガン剤の量を増減させて治療を行い、片や理論的にそうできるまでは全ての症例に漏れなく効果が出るよう実証された抗ガン剤量で治療をしているということだと思います。そして、時流は後者の考え方が主流だということです。休眠療法は、実際の医療では理論通りにはならないだろうと前にも書きました。これから書くのは乳癌の治療に限ってのことですが、これまでも副作用があれば抗ガン剤の量を減らしたり、投与間隔を延長したりしてきました。休眠療法では最初から副作用のでない量で抗ガン剤を投与しますが、その量で果たして効果がでるのか、癌の増殖が抑制されていることをどのように評価するのか、増殖が抑制されていても癌細胞は刻々とその性格を変えその抗ガン剤に耐性が出現し同じ量で抑制できなくなったとき抗ガン剤を増量するのかなど、まだまだ問題が山積みのようにも思います・u栫B実際に5年10年と経過して、統計的に有意差を持って生存期間の延長が確認されれば、広く認知された治療法になるのだと思います。高橋先生の休眠療法は消化器癌でも行われているようですが、消化器癌と乳癌では性格がずいぶん異なります。消化器癌は元々抗ガン剤の効果があまり期待できない癌であるし、乳癌は抗ガン剤が消化器癌よりはるかに効く癌です。考えようによっては乳癌は休眠療法がやりやすい癌かもしれません。高橋先生は、乳癌についてはハーセプチンとタキソールの併用療法を考えているようです。ハーセプチンは分子標的治療剤で抗ガン剤ではないので副作用は少なく、休眠療法の理論にぴったしの治療剤です。タキソールは3週毎の高用量投与だと骨髄抑制など強い副作用がでます。しかし、週一回低用量投与では(通常3投1休、または6投2休で投与されます)脱毛はありますがその他の大きな副作用は無く、長期間投与が可能です。つまり、脱毛以外ではQOLは保たれ、タキソールの週一低用量投与は高橋先生の休眠療法に適った投与法だと思います。この場合、タキソールの量をもっと減らしてもおそらく脱毛は避けられないと思います。それぁw)ゥらホルモン療法は、全く休眠療法そのものです。ホルモン療法剤に殺細胞効焔uハは無く静細胞効果で癌を休眠状態にして効果を発揮していると考えられます。これまで日本では乳癌の治療に経口抗ガン剤が好んで用いられてきたという経緯があります。欧米では経口抗ガン剤はほとんど見向きもされませんでしたが、ここ数年特にカペシタビンが登場してから少し注目されるようになってきています。カペシタビンにいたっては日本で開発されたのにも関わらず、アメリカで先に認可されました。経口抗ガン癌剤は副作用も軽度で長期間服用でき、ある程度の効果は認知されているということからすれば休眠療法の理論に近い薬剤だといえます。期待できる注射剤の抗ガン剤を使い果たすと日本では経口抗癌剤を投与したりしますが(たとえば最近ではカペシタビン(ゼローダ)ですが)、日本では休眠療法が提唱される以前から休眠療法を行っていたともいえます。ホルモン療法剤ではヒスロンHに食欲増進や血管新生抑制作用があり、休眠療法に適った薬剤です。これまで長々書いてきたのは進行再発乳癌に対する治療についてです。術後補助療法の場合は考え方が違うので、これを読む他の人に誤解を招かないように簡単に書いておきます。術後補助療法は体内のどぁw)アかに潜んでいる癌細胞がわずかなうちにやっつけようというのが目的なので、いまのところエビデンスのある化学療法をきちんと受けるべきです。少ない癌細胞を全てやっつけることができれば治癒が期待できるし、それに失敗すれば結果は再発という形で表れます。術後補助療法に癌細胞との共存という概念はありません。もちろん、早期発見できていれば多くの方はこうした補助療法なしでも治癒します。今のところ、補助療法が必要かどうか確実に判定する方法がないので、おそらく無駄な治療も数多く行われています。近い将来、このことについても再発の場合のように遺伝子レベルで解決されていくと考えられます。分子標的治療剤や新しいホルモン療法剤が開発されるたびに思うのは、経済的にも相当しんどいだろうなということです。乳癌治療に限ったことではありませんが、実際診療をしていてとても切なく思えるときが多々あります。返事は信じてまってますから 投稿者: トール 2004/10/10 21:33:56先生はお忙しいのはじゅうじゅう承知していますので、遅くてもかまいません。必ずお返事がくることを信じてまっていますから。ちょっと怖いけど次w)汢CEAが上がっていたらPETのことも考えてみようと思います。今は気・uc\も落ち着き充実した時間をすごしています。ありがとうございました。ありがとうございました 投稿者: トール 2004/10/05 16:16:53CEAの数値の増加に本当に気持ちが揺れました。早く二瓶先生のご意見が聞きたくて首を長くしていました。体調本当にいいんですけどね。来月の検査で数値がかなり上がった時には主治医に次の薬のことを聞いてみます。今月の末には胃カメラをしてこようと思っていますが(去年10月すえに受けたので一年たったので)アリミデックスを飲んでいて上がり下がりがあるわけだから他のガンの心配はしなくてもいいんでしょうか。大腸の検査は今年二月にしましたし、エコーもしたし。こっこさんにしても私にしても敵の正体がわからないのはどうも・・・。かといって正体がばれたらまたまたしばらくは落ち込むだろうし。どっちもどっちですね。 投稿者: 二瓶です。 HOME 2004/10/10 20:17:15トールさん、いつも返事を遅くしてすみません。今度の台風は当初の予測で郡山の上を通過する可能性があったので身構えていたのですが、いわきの沖を足早に通過していったので拍子抜けした感じで・u桙キ。とはいっても他の各地にいろいろな災害をもたらし、自然とは畏怖すべきものと改めて思いもしました。トールさんのCEAの再上昇については先の返事に書いたようにこのままの治療を続け、次回のCEA値で再検討をしなければならないと思います。CEA上昇の原因が不明である以上、再発のことばかりでなく可能性のある疾患については検査を受けていくことも大切だと思います。検査検査で物理的にも精神的にも負担が大きいかもしれませんが、くじけないでください。次回さらに上昇してなおも原因不明の時は、いよいよPETのことを考えてもいいかもしれませんね。そんなことをしてまで、悪いところを見つけてどうするという考え方もあるとは思いますが、最終的にどうするかはトールさん自身が決めることです。検査結果の報告です 投稿者: こっこ 2004/10/06 11:51:52二瓶先生おはようございます。今朝は冷え込みましたが、久しぶりの青空がひろがってさわやかな朝です。なのに暗い結果報告になりました。CEAの値が57.6→74まで上昇していました。GOT・GPTは正常値に戻っていました。AL!
P960→789 LDH567→531 γGTP567→531w)にとわずかづつですが下降傾向でした。それでそろそろハーセプチンの使用を考えようと言われました。まだ今日すぐにと言うほどではないので、次回11月に行った時昨日の検査結果を参考にして決めることになりました。最初は単独で2ヶ月様子を見て、変化がないようなら軽い抗がん剤との併用でウイークリーでするそうです。4月に結婚式をひかえている事もあり、私としてはできるだけ脱毛の副作用のないものを・・・・と考えているのですが、主治医はある程度覚悟はしておいたほうがいいといわれました。どのような抗がん剤との併用が一般的なのでしょうか?先日新聞で今までのタキソールだけではなく、カペシタビン・ナベルビン等の使用も始まっていると読みましたが、二瓶先生はどうお考えですか?先生だったらどのお薬をお使いになりますか?アドバイスいただければ幸いです。またトールさんの質問のお答えの中に「CEAの上下変動はこっこさんの肝胆道系と関係している・・・」というようなくだりがありましたがもう少し詳しくご説明いただけないでしょうか?来月までまだずいぶんと日数がありますので、先生のご都合の良い時にでもまたお返・u梹魔「ただければ幸いです。昨日はさすがにがっくりきましたが、今日はもう持ち直しています。肝臓の場合なかなか症状が表れないとの事なのであまりのんきに構えていてはいけないのかもしれませんが元気です。身体にはまったく変調を感じていないのがすくいです。ただ髪の毛が抜けることにだけはかなり抵抗感があるので、それを克服するのにはまだまだ時間がかかりそうです。 投稿者: 二瓶です。 HOME 2004/10/10 20:16:44こっこさん、返事が遅くなりました。「都合の良いときに返事を」ということで甘えてしまいました。不思議ですね。季節の移ろいとともにトールさんもゆうさんも腫瘍マーカーが上昇してきました。トールさんへの返事で「肝胆道系と関係しているのでは」と書きましたが、それはあくまでも私の想像で理論的でもなんでもありません。トールさんはこの切り短期間でCEAが上下したので、病状と関係ない変動もあり得るかなと考えてみたのです。人間の体のことなど分かったようで分からないことがまだまだいっぱいあるので、説明のできないことが起こっても不思議でないと思うのです。肝臓は化学工場のようなようなもので w)化学反応で物質の変化が起きています。肝機能に問題がある場合、体内の
CEAの量に変動を与えるような何らかのことが肝臓で起こってもおかしくないと想像されます。こっこさんも肝臓に問題があるわけですが、こっこさんのCEA値はこのところ上昇傾向が続いているので、病状の変化と連動して動いていると考えるのが合理的です。楽観視して治療のタイミングを逃してはいけないと思います。アロマシンが効果的でないと判断すべき状態なのかもしれません。次回のCEAがさらに上昇してきたなら、CEA値の高さからしても次の治療法に移るべきです。前にも書いたように化学療法を考慮すべきですが、どうしても脱毛のことが避けて通れません。経口抗癌剤は脱毛の有害事象が少ないのですが、効果のことを考えると注射剤での化学療法をすべきだと思います。カペシタビン(商品名ゼローダ)はいい薬で効果が期待でき脱毛は少ないかもしれませんが、標準的な治療法からすると、今のところカペシタビンは注射剤での治療の後で用いる最後の抗癌剤という位置づけです。分子標的薬のハーセプチンは有害事象が少なく脱毛もありません。ただしハーセプチンを使う場合は、ハーセプチンに感受性があることが条件になります。感受性があるか・u桙ヌうかは、ハーセプテストとFISH法という方法がありますが、FISH法の方が確実です。ハーセプテストでは2+と3+の場合ハーセプチンを使うことになりますが、2+での有効率はかなり低くなります。ハーセプチンが有効な場合、単独でもある程度効果が出るとは思いますが、一般的にはタキサン系と相性が良く相乗効果が期待できるので併用されます。ハーセプチンとタキソール週一投与での併用が多く行われています。タキソールで脱毛は確実に起こるので、脱毛がどうしてもということであればまずハーセプチン単独で開始し効果を見てもいいと思います。私の患者さんにもハーセプチン単独で効果があった方がいます。カペシタビンやナベルビンとの併用も行われているかもしれませんが、それはまだ有効性が証明された標準的な治療法ではありません。蛇足ですが、ハーセプチンを投与する場合は心機能の評価が必要になります。こっこさんが今治療法として選択すべきなのは、広く効果の認められた標準的な治療法だと思います。そうした治療が有効でなかったり有害事象で使えないときに、次の治療法としてカペシタビンやナベルビンなどの治療を考えるべきだと思・u桙「ます。脱毛は本当に大きな問題だと思います。客観的に治療の効果が出てもw)、脱毛が心理的な負担になったのでは心底から良かったですねとは言えません。治療を受ける当人であるこっこさんのお気持ちを、当事者でない私が100%理解してあげることは不可能ですが、家族の皆さんもお友達も私のような立場の者もこっこさんが少しでも良くなって欲しいと願っていることだけは100%間違いありません。どうか、心身ともにいろいろなことを乗り越えて最善の道を選んでください。できることであれば、いつでもお手伝いします。

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