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No.4

[67]題名:Re: 大腸の検査を受けてきました。 投稿者:二瓶です。 投稿日:2004/04/23(金)
12:00

こっこさんへ
-
こっこさんは今迷路の中をさまよっているような感じがします。
腫瘍マーカーが正常上限を超えて高くなってきたとき、その原因が
紛れもなく再発に由来するのであれば、普通ならばこっこさんが
今まで受けてきた検査である程度はっきりしてくるはずです。
もちろん、今まで検査をしていない部位たとえば脳などに原因が
あればそうとも言えません。
でも、時々腫瘍マーカー上昇の原因が不明な再発に遭遇します。
この場合、腫瘍マーカーの変動を目安に治療を行ったりしますが、
多くは時間経過とともに原因がはっきりしてきました。
-
CTについては、病院の先生がご指摘のように造影CTの方が情報量は
多くなります。
ガリウムシンチは腫瘍シンチともいい、ガリウムを取り入れる性質を
持った腫瘍であれば、このシンチで全身のどこかに潜んでいる異常部位が
見つかるかもしれません。
今回受けるようにすすめられた検査でも異常が見つからなかったときは、
こっこさんの心まで迷宮入りしそうです。
PETについては、その力がどれほどのものか自分で実際に確かめた
わけではないので、自信を持ってすすめられるかというとそうでは
ありません。
しかし、アメリカあたりではがんの検診には無くてはならない
装置になってきている現実などを考えると、いろんな検査を受けても
原因不明で悩むよりPETの方がてっとり早いかなと思いました。
3月の末にアメリカの大学教授のPETに関する講演を聴いたのですが、
アメリカでは化学療法をする際にPET検査は絶対必要な検査になりつつ
あると言っていました。
-
CEAの上昇に対する考え方の相違については、どちらの先生の言い分も
けっして間違いではないと思います。
アメリカには乳癌の診療のガイドラインがあり、定期的な腫瘍マーカー
測定や定期的なCTやシンチ検査の推奨レベルは低くなっています。
何か症状がある時に検査をしなさいということになっています。
主治医の先生が言われるように症状が出てから原因を探り、必要な治療を
行うということが合理的と考えられています。
アメリカのことですから、ここには医療資源の節約という経済的な問題が
絡んでいます。
日本でも、アメリカに習ってガイドラインが作られつつあります。
日本のガイドラインの案の中にも同じようなことが書かれています。
病院の先生が言われることも正しいと思います。
なぜなら、CEAの上昇なので原因が消化器系にあってたとえば膵臓に
問題があった場合、痛みが出て膵臓癌が見つかると手術もできないくらい
進んでいることがあるからです。
予後も非常に悪いことになります。
しかし、その早期発見のためには頻回に検査を繰り返さなければ
なりません。
それではこっこさんは疲れ切ってしまいます。
-
では、どうしたらいいのでしょうか。
こっこさんの主治医に対する信頼感は高いので、この関係は
これからも続けるべきです。
病院に移っても検査が繰り返されるだけで、状況は大きく変わらない
ような気がします。
あせらず悠然と構え、主治医とよく話し合っていくことが
最善だと思います。


[68]題名:Re: 大腸の検査を受けてきました。 投稿者:こっこ 投稿日:2004/04/23(金)
16:32

二瓶先生
早速のお返事ありがとうございました。
先生のおっしゃる通り迷路をさまよっているようです。
CEAのあがる原因が再発なのか、新しいガンの発現なのかはっきりしない限り主治医に勧められてもハーセプチンを受ける気になりません。またホルモン剤をかえる気にもなりません。
連休明けにゾラをうけにクリニックへ行きますがその時に無理をいってでも血液検査をしていただこうと思っています。あと1〜2回、その動きを見て全身のMRIなりPETの検査を主治医にもう一度、強く申し出ようと思います。もちろんその時は主治医に紹介していただける病院で受けたいと思います。その時はまたご相談させていただきたいと思っています。どうかよろしくお願いいたします。
それにしても富山から福島は遠いですよね。本当はこの他に放射線で壊死してしまった傷跡のこと(いまだに完治せず、取っても取ってもいつのまにかかさぶた状のものがでてきています。)などもご相談したいのですが、メールではなかなか伝えられなくて残念です。
今はとにかく先生のおっしゃるように、あせらず悠然と構え、楽しく日々を過ごしていきたいと思っています。
本当にありがとうございました。勇気百倍です。


[69]題名:無題 投稿者:トール 投稿日:2004/04/23(金) 17:03 [RES]

先日丁寧なご回答ありがとうございました。
今日マーカーの結果を聞きました。(先週検査した分です)
4月の始めに35.6まで上がったCEAが二週間後の検査で30になってました。
アリミデックスを飲み始めて2ヶ月半でやっと。
下がってきたということは、薬がやっと効き始めたと認識していいんですよね。
年末からどんどん上昇したマーカー。どんなに精神的コントロールが大変だったか。
でも少しでも下がったと聞いて、頑張ろう、まだ頑張れるって気持ちが湧いてきました。

月末にまた検査があり治療法の話があると思いますが、このままアリミデックスで行ってくれるといいのですが。
とにかく少しホッとしているところです。
でもこの病気あなどれないことも認識しているつもりです。
もう一つ質問です。
一月にフラフラして吐き気もあったので、頭のCTを取ったのですが、それで異常ないということは頭の転移は考えなくてもいいんですよね。
 

[70]題名:Re: 無題 投稿者:二瓶です。 投稿日:2004/04/24(土) 13:00

トールさんへ
-
CEAの低下傾向が出てきたということは、アリミデックスの効果が
出てきたのかもしれません。
次回の検査で引き続き低下してきたら、その効果は確実なものと
いえます。
当然、効果が期待できる間はアリミデックスで治療を続けることが
理にかなっています。
-
乳癌治療薬のアリミデックスが効いたとすれば、CEA上昇の原因は
消化器系にあるのではなく乳癌にあると考えられます。
確実ではないけれど少しだけ相手が見えてきましたね。
-
脳のCTで異常が無かったとすれば、脳転移のことはひとまず考えなくて
いいと思います。
ふらふら吐き気の原因はわかりませんが、脳転移が原因で
そのような症状が出るときは、ある程度大きな脳転移がある時だと
思います。
そのような脳転移は、たぶんCTで見逃されることはないでしょう。
-
CEAが下がってきたとはいえ、まだまだ不安感でいっぱいのことと
思います。
少しだけ光が射してきましたが、重圧感にくじけないで
がんばってください。
また、経過を教えてください。


[71]題名:少し光が 投稿者:トール 投稿日:2004/04/24(土) 15:46 [RES]

二瓶先生お返事ありがとうございます。
年末からのこの五ヶ月間、本当にいろんな思いをしました。昨日は電話で検査結果を聞くことになっていたのでドキドキで。でも受話口から看護師さんが「下がってきてるよ」って言われたときにはもう嬉しくて「わー、うれしいー」って言ったほどです。
ほんの少しですが光が差してきて、前が見えてきたような気になって力がわいてきてます。
この先マーカーの上下に心揺れるとときもあるかと思いますが頑張れる、頑張ろうって思えるようになりました。
また結果はお知らせします。
今日はいい天気です。私の心と同じ。


[72]題名:よろしくお願いします 投稿者:さきもと 投稿日:2004/04/25(日) 00:24
[RES]

はじめまして母が平成15年12月に乳がんと診断されました。閉経後の49歳です。

温存手術で癌の大きさは1センチ・リンパ節転移は
一個ありました。ホルモン感受性は陽性です。
16年2月からタキソテールを単独3週間の間隔で投与しています。
8クールの予定で現在3クールが終わりました。
副作用なのか手・足の湿疹痒みがひどく赤くはれています。皮膚科の先生からは抗がん剤によるアレルギー症状ということで抗がん剤の治療をこの後どのくらい続けられるのか最後までやりとおすことが出来るのか状態を見て決めていくということでした。
2クール目までは普通に食欲があったのですが
3クールを終えて二週目から食欲が無くなってきたと言います。腰痛・首の痛み・咳が続いていて感染症で咳が出ているのか肺への転移なのか少し不安があります。
担当医の先生は次回の投与前の検査の時に胸のレントゲンを撮って炎症が無いか見ると言っています。
肺への転移があった場合どのような症状が出るのか
1センチという小さな癌でも術後すぐに転移が見つかるという可能性はどのくらいあるのですか?
副作用に耐えながら必死に頑張って治癒を目指している母の不安を少しでも取り除けたらと思っています。
よろしくおねがいします。


[73]題名:ゾラデックスの期間 投稿者:マミ 投稿日:2004/04/25(日) 09:34 [RES]

お久しぶりです。1番に質問したマミです。その後香港に転勤が決まりましたが、娘の学校のことがあり私は日本に残ることに為りました。今日はゾラデックスのことで質問です。
22回目のゾラデックスが終わりました。主治医に注射をあと一年続けるか相談しようといわれています。2年と3年でどのくらい違いがあるのでしょうか?何を基準に年数を決めるのでしょうか?
02年8月温存手術(46歳)2cm (T1 N0 M0) Grade1 Her2 2+ 66グレイの放射線治療 ゾラデックスとノルバデックスの治療中です。


[74]題名:Re: よろしくお願いします 投稿者:二瓶です。 投稿日:2004/04/25(日)
16:41

さきもとさん はじめまして
-
副作用で苦しむお母さんのお姿を目の前にして、さぞかし辛いお気持ちの
ことと思います。
しこりは1cmと小さかったようですが、一個のリンパ節に転移が
あったので術後補助化学療法をきちんと受けることが大切だと
思います。
ホルモン感受性が陽性だったので、化学療法終了後からホルモン療法剤が
投与されることになると思います。
-
お母さんは辛い症状を必死で耐えておられますが、治りたいという一心で
がんばっておられるのだと思います。
この辛い症状はすべてタキソテールの副作用だと思います。
タキサン系の抗癌剤には、他の抗癌剤と比べて白血球減少や湿疹や蕁麻疹と
いった皮膚に関係した副作用が強い傾向があります。
その他に呼吸器系の副作用として呼吸困難や咳などがあり、腰痛や筋肉痛も
副作用としてあるようです。消化器系の副作用は多くの抗癌剤に見られます。
-
術後補助療法の目的は、再発を抑え治癒を目指すことにあります。
これまで行われてきた臨床試験の結果から、手術単独より術後補助療法を
行った方が生存率が改善されることは証明されています。
そこで抗癌剤による化学療法が行われるわけですが、抗癌剤には副作用が
つきものです。
補助療法は再発に対する治療とは違うので、副作用による不利益を十分に
考慮して行うことが求められます。
重大な副作用で身体に害が及ぶときは、中止または治療法を
変更しなければなりません。
-
お母さんの場合ですが、吐き気については制吐剤投与の工夫で
改善できるかもしれません。
皮膚の症状についてもステロイド剤や抗ヒスタミン剤といった薬物の
使用である程度改善できるかもしれません。
腰痛や筋肉痛についても、薬で症状を軽減することはできるかも
しれません。
問題は呼吸器系の症状です。タキソテールを3週ごとに投与する方法だと、
かなり骨髄抑制がきて白血球減少特に感染防止に働く好中球の減少が
著しいことがあります。
発熱を伴う好中球減少には速やかに対処しなければなりません。
このような状態の時に感染症になると、ひじょうに重篤になり最悪の場合
死につながることもあります。
お母さんの咳が肺炎による症状でなければいいのですが、早く原因を
調べてもらった方がいいと思います。
胸水が貯まっていることもあるので、早く胸部レントゲン写真を
撮ってもらった方がいいと思います。
-
今回手術が行われていますから、その時点で画像診断上は肺や肝臓などに
転移は無かったと思います。
かりに肺転移が存在していたのであれば、手術前に化学療法が行われる
ことになります。
手術後数ヶ月で咳を伴うような肺転移が出現してくることは、
あり得ないとは言えませんが、まずないと思います。
肺転移の症状は咳や呼吸苦などですが、肺転移の初期では症状が
ないのが普通だと思います。
現在のお母さんの咳は肺転移のためでなく、抗癌剤の副作用だと考えます。
-
一つ気になることがあります。
タキソテールを術後補助療法として使うことについてです。
タキサン系抗癌剤の高い治療効果は進行・再発乳癌の治療で
実証されています。
しかし、術後補助療法剤として単独で用いたときの有効性については
証拠が少なく、今のところタキソテール単独の補助化学療法は
一般化していないのが実状です。
普通はCMFやCAF、CEF、AC、ECといったタキサン系の入らない
レジメンで化学療法が行われます(抗癌剤を略号で書き説明は省略します。
レジメンは多剤併用化学療法の時の抗癌剤の組み合わせの事です。)。
タキサン系が全く使われないかというとそうではなくて、ACやECを
4クール施行した後にタキサン系を4クール行う方法が最近多く
行われるようになってきています。
この方法はアメリカなどで臨床試験が行われ、ACやECだけのときより
生存率の改善が高いことが証明されています。
それを日本でも取り入れて行われるようになってきています。
癌研病院などでも行われていますが、リンパ節転移が10個以上とか
転移高危険群を選んで行われているようです。
お母さんのようにしこりの大きさ1cmでリンパ節転移一個の場合は、
タキソテール単独でしかも8クールといった術後補助化学療法は
普通行われないと思います。
もし何らかの臨床試験として行われているのならこうしたレジメンも
あるかなと思いますが、あるいは主治医のしっかりした考え方で
行われているのかもしれませんが、副作用の面から見直しが
行われるべきだと感じます。
-
いずれにしても、副作用の面で今行われている治療法には問題が
あるように思います。
早急に呼吸器症状の原因をはっきりさせることと、今のやり方でいいのか
再検討する必要があると思いますので主治医によく話を聞いてみてください。


[75]題名:Re: ゾラデックスの期間 投稿者:二瓶です。 投稿日:2004/04/25(日)
19:50

マミさんへ 
-
マミさんは記念すべき一番目の質問者さんです。
忘れないでいていただきありがとうございます。
お変わりはないようですね。
-
補助内分泌療法を何年続ければいいか、いつも問題になります。
はっきり言ってしまえば、正解は無いというのが本当です。
でもそれではいけないので、どの薬は何年投与とだいたい
決まっています。
偉い先生がこのようにしているとおっしゃれば、日本全国
その先生の仕方にならって投与年数を決め治療をします。
-
癌の治療薬はまず再発の治療に用いられて効果が確認されます。
次に術後補助療法として応用されることになりますが、補助療法では
治療効果を確かめる病変がないので、初めは漠然と何の根拠もなく
2年ないし3年投与ということになります。
その後臨床試験が行われて、最も効果的な投与年数が決められます。
-
ノルバデックスがはじめて臨床で使われるようになった頃は、
何年投与したらいいかわからず、当時の経口抗癌剤と同じく
2年ぐらいとされていました。
その後、外国で2年投与群と3年投与群の比較、さらに3年投与群と
5年投与群の比較をする臨床試験が行われて、2年よりは3年、
3年よりは5年投与群の方が再発を抑え生存率を改善するということが
実証されたため、ノルバデックスについては現在5年投与が世界標準に
なっています。
-
ゾラデックスについてのこうした臨床試験はおそらく現在進行中で、
まだ結果が出ていないと思います。
生存率が改善されるかどうか結論がでるまでは5年、10年と
かかりますから、今のところゾラデックスの投与は2年ないし3年と
いうのが一般的です。
-
マミさんは40代半ば過ぎで(年齢のことを持ち出してすみません)、
通常女性は40代半ばになれば卵巣機能が衰えてきてエストロゲンの
分泌も少なくなってくると思います。
ゾラデックスはこの卵巣の働きを抑える薬です。マミさんはGrade 1で
リンパ転移なしでしたから、ゾラデックスは2年で終了し
ノルバデックスを後3年服用でいいと思います。
これで本当にいいかどうかは誰にもわかりませんが、経験的に
これでいいと思います。
-
癌の治療薬については、まずこんな感じだと思ってください。
投与法を試行錯誤し、臨床試験で実証されてはじめてスタンダードな
治療法になります。
ゾラデックス投与2年もしくは3年でけっして間違いでなく、
やがていろいろな臨床試験の結果から至適投与年数が決まると思います。
ノルバデックスのように5年投与になるかもしれません。
-
ゾラデックスを止めると初めは不順な感じで生理が戻ってくるかも
しれませんし、場合によってはそのまま閉経状態になるかもしれません。
体のホルモン環境が変化するので、それに伴う何らかの症状が出るかも
しれませんが、時間が経てば落ち着くと思います。
-
また何かあったら、ご質問ください。


[76]題名:Re: ありがとうございます 投稿者:マミ 投稿日:2004/04/25(日) 20:59

日曜日なのに早速詳しいお返事頂きありがとうございす。主治医の診察は4ヶ月毎なのでその前に説明していただき安心して診察を受けることができます。

回答から先生の誠実さが伝わってきて心が暖かくなりました。お言葉に甘えてまた伺います。先生もご無理なさいませんように。


[77]題名:ありがとうございました 投稿者:さきもと 投稿日:2004/04/25(日)
22:14 [RES]

 お忙しい中お返事ありがとうございました。
明日月曜日に4クール目の予定だったので明日担当の先生に相談をしてみます。癌の治癒を目指しているのに他の体を壊す結果になってしまっては・・・と思っています。
相談の際書き忘れてしまったのですがタキソテールは臨床試験でやっています。
アレルギー症状を抑えるために3クール目の投与前からデカドロン錠を飲んでいます。 

抗がん剤投与の回数を増すごとに副作用がひどくなって
いるように思うのでやはり治療方針をよく話し合って決めようと思います。
ただ母は3クールで抗がん剤投与をやめた場合効果はどうなのか?と話しています。せめて4クールまでは・・・と
明日検査の結果どうなるのかまたご連絡させていただきます。
 ありがとうございました。


[77]題名:ありがとうございました 投稿者:さきもと 投稿日:2004/04/25(日)
22:14 [RES]

お忙しい中お返事ありがとうございました。
明日月曜日に4クール目の予定だったので明日担当の先生に相談をしてみます。癌の治癒を目指しているのに他の体を壊す結果になってしまっては・・・と思っています。
相談の際書き忘れてしまったのですがタキソテールは臨床試験でやっています。
アレルギー症状を抑えるために3クール目の投与前からデカドロン錠を飲んでいます。 

抗がん剤投与の回数を増すごとに副作用がひどくなって
いるように思うのでやはり治療方針をよく話し合って決めようと思います。
ただ母は3クールで抗がん剤投与をやめた場合効果はどうなのか?と話しています。せめて4クールまでは・・・と
明日検査の結果どうなるのかまたご連絡させていただきます。
ありがとうございました。


[80]題名:ありがとうございました 投稿者:hana 投稿日:2004/04/30(金) 10:38
[RES]

先日、ハーセプチンの再発前投与の相談をさせていただきましたhanaです。
何度もご丁寧なご回答をいただきありがとうございました。
ご回答はすぐに読ませていただいたのですが、事情があってお礼の返信が遅くなり申し訳ありません。

ご多忙の中、先生にご回答いただけ本当にありがたく思っております。ご回答には毎回、ひじょうに勇気づけられます。単なる医学的な見地だけにとどまらず、相談者への思いやりに満ちたご回答には頭が下がります。前向きに生活していこうという気持ちになります。

これからもこのHPを通じて不安な患者さんのお力になってあげてください。

ありがとうございました。


[81]題名:無題 投稿者:トール 投稿日:2004/04/30(金) 16:47 [RES]

今日、受診日でした。
マーカーはあれから二週間たって30から30.4と0.4上がりましたが、横ばいということで、増えていないのでこのままアリミデックスでいこうということになりました。
前回が2週間で5.6も下がったので、少し期待していったのですが、そう甘くはなかったですね。
でも横ばいなので、よしとするかって思います。
また4週間後にマーカーと一般の血液検査することになりました。
このままアリミデックスで様子をみていていいんでしょうか。
CA15-3は完全なる正常値のままでした。

 
[84]題名:Re: 無題 投稿者:二瓶です。 投稿日:2004/05/01(土) 00:30

0.4という値は測定誤差範囲です。
少なくともCEAの上昇は無く変化なしと言えます。
治療効果は初め目立っても、だんだんゆっくりしてくるものです。
二週間という短時間では下降するにせよ上昇するにせよ目立った変化は
出ないかもしれませんね。
-
普通我々が用いている治療の効果判定にNC(no change)という項目があり、
長期に渡ってNCが続くときは効果があると判定します。
今のところは、NCとしてアリミデックスを継続することが良いと思います。
-
ただ、CEA上昇の原因が不明ですから、用心するにこしたことはありません。
検査をきちんと受けて薬の有効性の判定を後手に回らないように行い、
必要であれば有効と思われる治療法に速やかに変えていくことが肝心だと
思います。
-
次回は下がっていると良いですね。


[82]題名:ホルモン治療と湿疹 投稿者:ツインズママ 投稿日:2004/04/30(金)
21:03 [RES]

はじめまして。39歳の主婦です。

4年半前に左乳房を温存で、昨年10月に非浸潤癌で右乳房を温存で手術しました。放射線治療後、ゾラデックスとノルバデックスで治療中です。2回ゾラデックスの注射をした2月頃から湿疹ができ始めました。
先月の下旬頃から2週間余り全身に湿疹ができ、ステロイド剤を塗って何とか治まりましたがまた今月も4、5日前からでき始め、今日は小さい湿疹が丘のようにくっついて、島のようになりました。
とてもかゆみが強く、先月服用したポララミンとステロイド剤で様子をみています。
外科の先生には3日前にゾラデックスの注射を受けた時に湿疹のことを話しましたが、その時はまだひどくなる前でしたので報告しただけでした。
ホルモン治療の副作用として、湿疹もあるのでしょうか?これから先も頻繁にかゆみに悩まされるのかうんざりしています。
長くなりましたがよろしくお願いします。
 

[83]題名:Re: ホルモン治療と湿疹 投稿者:二瓶です。 投稿日:2004/05/01(土)
00:28

ツインズママさん はじめまして
-
両側とも乳癌の手術を受けられ、これまで何ほどのご心労があったことか
お察し申し上げます。
でも、右は非浸潤の段階で見つかり良かったし、両側とも温存手術が
できたのも良かったと思います。
後は、無事何事もなく時間が経過することを願っています。
-
さて、痒みを伴う皮疹で丘のように癒合するのはじんま疹の時に見られる
皮疹と同じです。
医薬品集のゾラデックスの項を見ると、副作用の中にじんま疹と掻痒感が
書かれてあり、このような副作用が出たときはゾラデックスを中止すると
あります。
他にも更年期様の症状等いろいろ副作用はありますが、中止と書かれた
副作用はじんま疹と掻痒感だけです。
-
今行っている治療はあくまでも術後補助療法ですから、この治療により
受ける利益と副作用から健康体が受けるダメージを天秤にかけ、健康体の
受けるダメージが強いと判断される時は、原因となっている薬物を中止するのが
理にかなっていると思います。
抗ヒスタミン剤とステロイド剤で症状改善が可能であっても、ゾラデックスは
2年か3年は継続して投与していくことになるので、このような長期に渡って
ステロイドを使用することは良くありません。
今回の症状が一過性のものでなく、持続的に起こるのであればゾラデックスは
中止すべきと考えます。
主治医とよく相談してみてください。
ノルバデックスにはじんま疹様の副作用は少ないようなので、今後も
継続して服用できると思います。
-
西洋医学の薬物は自然界にある物ではなく化学物質です。
当然、人間の体にとっては異物ということになり、生体の中に入ったとき
アレルギー反応を引き起こすことは当然のことのように思います。
異物の侵入に対して生体の中で作り出される物質がアレルギー反応を
引き起こし、その表れとしてのじんま疹や掻痒感ということになります。
どのようなメカニズムで起こるのか詳しいことは専門家に任せるとして、
反応の強弱には個人差がありツインズママさんはそれが強く出る体質なのかも
しれません。
-
いずれにせよ、症状が強いときは早めに主治医と相談してください。


[85]題名:ありがとうございます 投稿者:トール 投稿日:2004/05/01(土) 06:51
[RES]

まさかこんなに早くお返事いただけるなんて思いもせず、今朝パソコンを開いてビックリしてしまいました。
いつもありがとうございます。
来月の検査で少しでも下がっていることを願いつつ、それまでは病気のことを忘れて、普通に生活していこうと心がけようと思います。
今まで何も気付かなかったけど、この病気になって本当に普通に生活できることが、どんなに幸せなことかつくづく感じているところです。
また来月結果を報告します。その時はよろしくお願いします。二瓶先生はとっても細やかに分かりやすく説明してくださいますね。いつも心より感謝しております。


[86]題名:ホルモン治療と湿疹 投稿者:ツインズママ 投稿日:2004/05/01(土)
15:41 [RES]

二瓶先生、すばやい回答ありがとうございました。

今日は担当医の診察日ではなかったのですが、先生の回答をプリントアウトして外科へ診察にいきました。
外科では持って行った回答を先生に見せるタイミングがなく、症状を話して皮膚科に紹介してもらいました。
(話しかけやすいのですが、言いたいことは言いにくい先生なのです。)
外科の先生は、「ゾラデックスで湿疹は聞いたことないな。」皮膚科ではすぐに二瓶先生の回答を見て頂き、やはりゾラデックスが原因では、ということでした。

次回のゾラデックスの注射の日に主治医と相談して続けるかどうか決めたいと思います。


それにしても、二瓶先生のすばやい回答もさることながら、はじめの部分は私にとってはうれしい言葉でした。

今回の手術の後はからだの不調が多くパートも休むことが頻繁で気分が落ち込みやすくなっていました。
(前回は放射線治療の後半にりんご病に感染してしまいましたが)
これから先のことを考えると山と谷しかないような気分になりがちですが、お会いしたことのない二瓶先生に励まして頂き、うれしく思います。
ありがとうございました。


[87]題名:アリミデックスの副作用は? 投稿者:トール 投稿日:2004/05/10(月)
14:40 [RES]

新緑の季節となりました。いつも二瓶先生にはお世話になります。
さてアリミデックスの副作用にはどんなものがありますか。
このところ忙しい日々が続いたせいか、(孫が生まれ、このところずーっと病院に通ってました。娘は帝王切開で身の回りのことをしに)胸の圧迫感、胸の違和感、動悸などがあり、今朝はあまりにも体調が悪くホームドクターのところで点滴を受けました。
3日前には背中に変な痛みがあり、心臓がキリキリと一分間ほど痛くなりました。
今朝は手足がつめたく、体に力が入らず顔面蒼白、気が遠くなるような、そして息づかいもハアハアとなり車からおりたり歩いたりするのもしんどかったです。
ねんのためにとってもらった心電図は異常なしでした。
これらの症状は単なる疲れでしょうか。アリミデックスの副作用を教えてください。次回のマーカーの検査が今月末なのでまだまだ不安になるときもあり、精神的にもゆれてますが孫の誕生で気持ちは明るくなっていたのですが、さすがに疲れました。(ちなみに47歳で初孫となりました)


[88]題名:追伸です 投稿者:トール 投稿日:2004/05/10(月) 21:05 [RES]

素人考えなのですが、少し心配になって。
疲労が続いたりしたらCEAの数値が上がることもあるんでしょうか。
教えて下さい
 

[89]題名:Re: 追伸です 投稿者:二瓶です。 投稿日:2004/05/12(水) 11:21

初孫お誕生おめでとうございます。
私にはまだまだ先のことで実感はわかりませんが、お孫さんに対する気持ちは
さぞかし格別なものなのでしょうね。
それはトールさんにとって何にも勝る薬かもしれませんね。
-
トールさんのいろいろな症状は、少なくともアリミデックスの副作用とは
違うと思います。
アリミデックスの服用し始めなら薬の説明書きに載っていない副作用が出ても
おかしくないと思いますが、服用開始から時間が経過しているので
今度の症状は副作用ではないと考えます。
-
薬の本に載っているアリミデックスの副作用は、ほてり、嘔気 、脱毛、
性器出血、食欲不振などです。
心血管系への影響はノルバデックスなどと比べ少ないとされています。
-
トールさんに出現した症状の原因は、初孫出産であわただしく病院通いをされ
心身ともに疲れた上に、ご自分の病気に対する心労も相俟って体の全ての面で
疲労が蓄積したためではないでしょうか。
-
そうでなくても季節の変わり目には、気候の変動に体がついて行けず調子を
崩される方が多く見られます。
特に神経系の乱れでトールさんと同じような症状を訴える方が多くなるのも
季節の変わり目です。
自律神経失調症などと診断されることが多いかもしれません。
-
トールさんの場合も疲れから自律神経系やホルモン系に乱れが生じ、いろいろな
症状となって表れたのかなと思います。
手足の冷え、顔面蒼白、動悸などは自律神経系の乱れに関係しているように
思います。
休養をとるのが一番だと思いいますが、しばらくはお孫さんの世話で
それも難しいかもしれませんね。
-
とは言っても、乳癌と関係なく本当に体に問題があるかもしれません。
心臓の痛みが繰り返し起こるようなら心疾患があるのかもしれません。
症状が続くときは必ず診察を受けてくださいね。
-
私のクリニックにくる方でも、お孫さんの世話で疲れるとおっしゃる方が
います。
お孫さんはかわいくて仕方ないかもしれませんが、ご自分の体の調子と相談して
くれぐれも疲れ過ぎないように世話をしてください。
-
それから疲労とCEA上昇は直接関係ないと思いますが、過度の疲労で免疫力が
落ち癌細胞が増殖するようなことが起きうるとすればCEA上昇につながりうると
想像することはできます。

いずれにしても疲れたなと感じたら、十分に休養を取ることが肝要だと思います。


[90]題名:ありがとうございました 投稿者:トール 投稿日:2004/05/12(水) 11:42
[RES]

昨日もやはり体調悪く、ホームドクターで点滴をしてもらいましたがその時にCRPも少し高かったので、レントゲンをとったところ肺に何か変わった影が映ったので、ホームドクターの紹介で近くの総合病院でCTをとりました。
粘液せいのもの(痰でしょうということでした)が肺に少したまっているのと、やはり肺に疑わしいところがあるので定期的に見ていった方がといわれました。私がいつも乳癌で見てもらっている病院と同じ意見でした。
今回のこの疲れはきっと疲れもあるんでしょうね。
今日はねんのため婦人科に行ってきましたが、疲れと低血圧もあるかもしれないですねということでした。
いつもはそんなに低くないのですが、一昨日、昨日と100前後と低かったのです。
もうすぐ孫が帰ってきますので、体力に充分注意して過ごそうと思います。
詳しい説明ありがとうございました。
いつも本当にありがとうございます

[91]題名:手術後の経過について 投稿者:そら 投稿日:2004/05/21(金) 09:45
[RES]

先日は、丁寧なお答え本当にありがとうございました。
54歳母について、その後の経過についていくつかご質問があります。

4月27日に、胸筋温存左乳房全摘手術を行いました。
リンパ節の切除はレベル3まで行ったそうです。
リンパ節については、手術直後に見せていただいたのですが、
目に見えた転移はないとのことでした。
現在病理検査の結果待ちです。
5月11日にとりあえず退院、現在は自宅にて療養しています、

傷跡については、順調に回復しているようですが、
ちょうど術痕の上あたり(リンパ・・・?)が、
つっぱって少し痛むといっていまして、心配です。
そろそろ術後1ヶ月経とうとしてますし…。
これは…治るものなのでしょうか。
また、ちょっとした運動(買い物など)で疲れたり、頭痛がしたりするそうです。
術後で何かと体力が落ちているだけかなと思ったのですが、
やはり心配で、ご助言いただければと思います。

また、ネット上で調べた限りですと、リンパ節レベル3までの切除は
あまり行われないように見受けられました。
ここまで切除するということは、何かあったからなのでしょうか…。

たくさんお聞きしてしまってすいませんが、
どうぞ、よろしくおねがいいたします。
 

[92]題名:Re: 手術後の経過について 投稿者:二瓶です。 投稿日:2004/05/22(土)
23:22

手術については無事終了し良かったですね。
しかしながら病理組織診断がまだのようですし、術後経過がどうなるかは
未知のことで心配も多いことと思います。
-
手術からまだ一月も経っていませんから、創部はまだまだ落ち着いた
状態とはいえません。
全乳房切除では腫瘤縁から2,3cm離れた位置で皮膚を切除するので、
創縁に緊張がかかり突っ張り感や痛みをもたらし患側上肢の運動制限の
原因になったりします。
時間経過とともにその緊張が取れてきて突っ張り感が薄れ、やがて
皮膚自体も柔らかくなってくるにつれ上肢の運動も改善してきます。
今の段階では創部の突っ張り感やそれに伴う痛みは普通にみられることです。
手術はきちんと行われれていると思いますので、手で触れるような
リンパ節の取り残しなどはまずありません。
それにリンパ節は主に腋窩部に存在し、乳房部の皮下にはほとんど
存在しません。
創部に何か触れるとしてもリンパ節の可能性は無く、皮下に浸出腋が
少し貯まっているとか、むくみが厚ぼったく触れるといったことだと
思います。
いずれにしても創部の違和感などは時が解決してくれますが、
数ヶ月ないし1年ぐらいかかるので焦らずじっくり構えていることが
大切です。
-
体力面でも、術後一月ではまだまだ元に戻っていないのが普通です。
ちょっとしたことで疲れやすく、頭痛が出てもおかしくはありません。
徐々に体力は回復してきて、いずれ手術前と同じことができるように
なります。
今は無理せず焦らずです。
-
以前は腋窩郭清はレベル3まで行うことが普通でした。
昔は腋窩郭清をしっかりやることが治癒につながると信じられていましたが、
次第にそうでないことが分かってきました。
腋窩リンパ節の郭清の度合いは予後に関係しないことが分かってきたのです。
とは言っても、予後を推測するのに腋窩リンパ節に転移があるかなしかが、
今でも最も役に立つ因子なので腋窩郭清は行われます。
ただし腋窩郭清を徹底するほど患側上肢のむくみや運動制限を来す可能性が
高くなるので、昔のように何が何でもレベル3までということは少なく
なりました。
だいたいはレベル1か2までの郭清が行われています。
もちろん、レベル3に腫れたリンパ節が存在すればそこまでの郭清を
行います。
最近は癌細胞がリンパ管を通じて流れていき一番最初の関門となる
センチネルリンパ節の生検を行い、そこに転移がなければそれ以上の
リンパ節郭清は省略されることも行われています。
将来は、センチネルリンパ節生検の結果転移が認められなければ、
それ以上の郭清をしないことが標準術式になると思います。
そらさんのお母さんの場合、特別の理由はなくレベル3までリンパ郭清が
行われたのだと思います。
主治医の先生によっては、必ずレベル3までリンパ節郭清を行うことを
主義としているかもしれません。
たとえばしこりが3cm以上の時はレベル3まで行うと決めている先生が
いるかもしれません。
レベル3までの郭清を特別のことと考えなくて良いと思います。
- 
以上思うままに書きましたが、創部のトラブルはあり得ることです。
入院中であればすぐ対処できますが、退院後はそうもいきません。
何かおかしいと感じたら診察を受けてください。


[93]題名:ありがとうございました。 投稿者:そら 投稿日:2004/05/24(月) 10:26

たくさんのご説明と返信ありがとうございました。
二瓶先生の暖かで丁寧なお返事に、とても心が救われています。

母自身、不安に思っていたことのようでしたので、早速伝えたところ安心したようです。

ともかく、無茶はしないように、じっくりのんびり構える…ですね。
あさって、26日病院へ来てくださいと言われていまして、
そのときに、病理の結果も得られると思います。これからが戦いですね…
また、不安なことわからないことができたら、ご質問させてください。


[94]題名:ホルモン治療について 投稿者:ツインズママ 投稿日:2004/05/26(水)
16:29 [RES]

二瓶先生、こんにちは。
先月末にホルモン治療と湿疹について相談させて頂きました。本日、ゾラデックスの注射の日でしたので、主治医には事情を話し、今回は中止して様子をみようということになりました。

ゾラデックスに代わるものはないのでしょうか?2日前に婦人科で検診した折に婦人科の先生にお聞きしたところ、他にも代わる薬はあるし、少し成分が違うだけで副作用が出ないこともあるから。ということでした。
今日も外科で主治医に尋ねてみましたが、「ないです」ときっぱり言われてしまいました。

もし、他に薬があるのであればそちらを試してみてもいいかな、という気持ちです。


[95]題名:追伸ですが 投稿者:ツインズママ 投稿日:2004/05/27(木) 07:32 [RES]

突然思いついたのですが、私はゾラデックスを注射する前にキシロカインの麻酔をしてもらっています。
これも、アレルギー反応の原因に考えられますか?

歯医者さんでの治療の時も麻酔は使っていますが特に何か副作用が出た覚えはありません。
 

[96]題名:Re: 追伸ですが 投稿者:二瓶です。 投稿日:2004/05/27(木) 11:16

補助療法として薬物を用いる場合は、副作用がその薬物を継続できるかどうかの
チェックポイントになります。もし、じんま疹様の湿疹がゾラデックス中止後も
出現するときは、ゾラデックス以外に原因が存在することになります。
ただしゾラデックスの影響がすぐに消えるわけではないので、少し時間をかけて
様子を見なければなりません。
-
ゾラデックスと同じLH-RH agonistに属する薬としてリュープリンがあります。
こちらは液体でゾラデックスと同様4週に一度腹部皮下に注射します。
効果はゾラデックスと同等だと思いますが、保険適応の面でゾラデックスと違い
術後補助療法としての使用は認められていません。
今のところリュープリンは閉経前再発乳癌の治療として用いられています。
現在リュープリンを補助療法として用いる臨床試験が進行中だと思います。
その結果が出るのはまだまだ先のことになると思いますが、将来はリュープリンも
ゾラデックス同様術後補助療法として用いられるようになると思います。
どのような薬でも有効性を臨床試験で証明しなければ、国の保険適応を得ることが
できません。
つまり、実際の臨床で保険薬として使うことができない仕組みになっています。
リュープリンはゾラデックスと構造が異なっているので、ひょっとしたら湿疹が
出ないかもしれません。
リュープリンの説明書に湿疹等の副作用の記載はありますが、ゾラデックスの
ように使用中止につながるじんま疹等の副作用は記載されていません。
-
いずれにしてもリュープリンに乳癌術後補助療法としての保険適応がない以上、
実際の臨床ではリュープリンを補助療法として使用することに躊躇せざるを
えません。
中には査定を覚悟で使用する先生がいるかもしれませんし、使ってみたら
査定されなかったということもあるかもしれません。
しかし、薬を保険適応に従って厳密に使用すべきとすれば、ツインズママさんの
主治医の先生のおっしゃったことは正しいことです。
-
今回の右乳癌は非浸潤癌ですから、考えようによっては術後補助療法は無くても
いいのかもしれません。
ゾラデックスなしのノルバデックスだけでも十分かもしれません。
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それでも両側乳癌なので内分泌療法をしっかり行いたいと考えるのであれば、
外科的に卵巣摘出を行えば良いのかもしれません。
侵襲のある手術療法を無責任にすすめましたが、ノルバデックスが出てくる
前の内分泌療法の主流は卵巣摘出術でした。
-
追伸について

私は局所麻酔をせずにゾラデックスを投与しています。
ゾラデックスの針は少し太いのですがよく切れる針で(製薬会社の方が言うには
注射針の中でもっとも切れる針とのことです。
針先に特殊加工がされています。)、針を刺す一瞬だけ痛みを我慢してもらえば
いいので麻酔はしていません。
私の感じとしては(自分に注射したことがないので無責任ですが)、局所麻酔の
針を刺しキシロカイを入れるときの痛みと比べさほど変わらないのではと
思っています。
希にキシロカインでショックを起こすことはあり得ることですが、これは注射して
すぐ起こる過敏反応で急を要する状態になります。
キシロカインは短時間で代謝されてしまうので、慢性的なじんま疹のような
副作用はないと思います。
歯科治療でキシロカインを使って何でもなかったようですから、今回も
キシロカインは悪さをしていないと考えていいと思います。

参考になったでしょうか。
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